マイケル・ジャクソンはアメリカの「象徴」だった!

 マイケル・ジャクソンが死亡した。実は同じ時期にファラ・フォーセットが死亡したのだが、おかげで彼女の特集がすべて吹き飛ばされてしまった。ブロンドのセックス・シンボルは「ポップの王」に勝てなかったのである。
 さて、マイケルに話を戻そう。そしてどうして象徴しているのかを分析しよう。

1、米人のセレブで小さいときからスターになり、そのまま大人になってその位置を維持できる人は少ない。マコーレ・カルキンがそう。テータム・オニールもそう。一度に多額のお金を手にしたときから人生が狂いだす。また大人になってからでも、芸能界で一発花火を上げ、人気者になるものの、その後続かず消えていく人も多い。それだけに人は孤独になっていく。
ホイットニー・ヒューストンはどこに? おそらくアルファレッタ(アトランタ郊外)に住んでいると思うが、惨めなもの。すでに薬物汚染され、シャブ中状態にある。彼女が某レストランで食事をしてお金を持っていないことを認め、お姉さんが迎えに来たという話がある。たいていの人はこうして沈んでいくのである。まあ、ホイットニーの場合は、知り合ったボビーがあまりにも悪かったのが原因といわれているが真偽は分からない。

2、うまく死んだと思う。モンロー、エルビスなどヒーローは若くしてなぞの死で人生を終えている。マイケルは薬の過剰摂取で体がボロボロだったようで、そこに来て復活コンサート(実は借金返済コンサート)の猛稽古で体中に痛みが走っていたという。鎮痛剤を飲み、それが反応したという説もある。仮に行き続けていても、惨めな余生しか残されていなかったと思う。整形された体はやがて拒否反応を示すだろうし、車椅子の生活しかなかったことだろう。運命的には「伝説」という言葉を選んでいる。仲間に入れたわけだ。

3、アメリカ人の多く美容整形を行う。顔であり、胸であり、姿形を変え「よりよく見せる」ことに余念がない。ところがそれが維持できるのはほんの少しの間でしかない。それにより得るものはあるが将来的には、失うもののほうが大きい。TAKAの店にもそういう人が山ほど来る。異常なまでの豊胸手術をした人、鼻を高くしたり低くしたりする人、顔のしわを伸ばした人、ボートックス注射をした人など、多種多彩である。私はいつも「きれいに自然に年を取ろう」と呼びかけている。美味しいものを食べ、手入れをきちんと行えば、それなりに年を取ることができる。
結局、アメリカ人の多くは「今を楽しみたい」のである。そして先のことはあまり考えない。

4、幼児虐待、マイケルも好きだが、カソリックの教会の牧師さんも大好きである。ただ、これはカソリックの伝統か? 中世に遡り、彼らが押さない男の子を食べてきた?ことは有名である。抑圧された世界の中で生きていくには、たまにこういう「場違い」なことが必要なのか? 最近では、政界にも同性愛者がいる、それも見かけは普通の夫婦であるが、裏で何しているか分からないような男が多い。マイケルの実態は分からないが、男の子が好きだったことは間違いない。これを変態として処理するか、異質として処理するかは意見が分かれるところだが、これだけ多くの人間が存在する中で、100%の人が道徳を守って生活できる保障はなく、10%ぐらい変わった人がいて当たり前と思うのが普通ではないか?

以上4つの点で、マイケルはアメリカを象徴しているのである。ただ、1つだけ理解できないのは、どうして黒人が白人になりたかったのか?という点である。音楽を通して彼は十分に白人を超えていたと思う。それが姿や皮膚の色まで変える必要がどうしてあったのか?
アメリカに奴隷として連れてこられたアフリカ系アメリカ人、いわゆる黒人の中には優秀な人、生命力が強い人が多いという。その理由は、奴隷船でアメリカに到着する前に多くの奴隷が死亡しているからである。生き残った者が今の彼らの先祖にあたる。奴隷船の中で何%が死亡したのかは不明であるが、劣悪な環境の中、半数以上が死亡した例もあったと思う。それだけに生き残った人の生命力は強いということである。彼らは選ばれた人たちなのである。

形あるもの、いつかは崩れる。そしていつかは消えて行くものである。それを無理に止めようと逆らうものではない。川は上から下に流れ、決して逆流することがないように、自然に流れるのが一番美しい。
ゴルフのスコアが高いときを思い出してほしい。力が程よく抜けた自然なスイングで打っているはず。

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