どんでん返しで予算クリア! 10月1日(木)

Uno de Octobre (Jueves)

 いやいや、まさにビジネスはドラマ! もう届かないと思っていた予算前年比150%でしたが、クリアしてしまいました。まずはランチで15本ワインを買った男性がいます。その後で1ケース買った男性がいます、ディナーもよく混みましたが、締めは以前にウィスキーとワインを爆買いした医者の家族でした。私は彼をしっかり覚えていて「山崎の12年と18年がありますよ、1本ずつしかないのですがね」と言えば値段も聞かずに「1本ずつもらいます」となり、この2本で890ドルの売り上げでした。終えてみると150.09%になっていました。この売り上げ、月間売り上げでは今年7月の過去最高の次、歴代2位です。営業日が30日と1日少ない、そしてレイバーデーでが1日少ないことを考えると、よくやった数字です。例年、9月は暇で、ジャパンフェストで売り上げを稼いでいましたが、それもなくワインなど酒類の売り上げが貢献したわけです。

 さて10月が今日から始まります。赤ワインを仕込んでいます。31日の土曜日がハロウィンでかなり下がると思いますが、コロンバスデーの祝日だけです、これは休まないので最高記録の更新を目指します。今の感じでは年間でも前年比127%以上になる予定です。コロナの下、新しい業態開発で売り上げを伸ばし、利益も取る、お客さんも喜ばせる。そんな感じですね。

 赤ワインの仕込み? 少し面白いものがありまして、イタリアのブルネロです。正式名はブルネロ・デ・モンタルチーノですが、イタリアワインといえば1)バロロ、2)バルバレスコ、そして3)ブルネロです。繊細かつ優美な香りと研ぎ澄まされた果実味を備えた美麗な味わいで「イタリアワインの女王」と呼ばれていますが、この中の1つが市場価格80ドルなのですが、在庫過多で格安15ドルで入るというので、1ケース買うつもりでしたが15ケースしかないというので2ケース、24本を買う勝負に出ました。40ドルで売っても25ドル儲かります。

 少し掘り下げてみましたが、トスカ―ナのモンタルチーノで作られています。樽での熟成が最低で4年、最上級のものは5年です。今回買うワインは2012年物です。日本では最低でも7-8000円しますから決して安いワインではないのです。高いものは1万―2万円になります。 このブルネロ、あのサンジョベーゼの派生でサンジョベーゼ・グロッソから来ています、それゆえの酸味と渋みですかね。合わせて最高なのは炭火焼きのTボーンステーキだそうです。料理の後半に飲めば最高の味わいになりそうです。グロッソの意味は太いということ。






このビオンデぃ・サンティが代表的なブルネロの生産者です。18世紀までワインはなんと甘口がブームだったようです。それがマスカット(ムスカデ)などに代表されますが。それがイギリスから始まったのが辛口のトレンドで、19世紀に入ると辛口ワインの生産にシフト、それを決断したのがサンティ家だそうです。大きな規模でブルネロの生産が拡大したのは1967年ごろからで、そう考えるとブルネロの歴史はわずか50年でしかありません。しかしそれでも「イタリアワインの女王」になったわけです。サンデイ家の理想は「100年飲めるワイン」です。長期熟成に耐えられるぶどう、それがサンジョベーゼ・グロッソ=ブルネロなのです。そして同じブルネロでも北部と南部の畑では違うブドウになり、それは土壌が違うからです。 北部は酸味が強く、繊細で古典的なブルネロの味わい。一方の南部は果実味が高く、香り高く濃厚に仕上がっています。こうして勉強するだけでも私は楽しい。日曜日にステーキを食べる予定なので飲みますよー。





いやー、もうどちらもぼろ儲けです。FedexもUPSも50%以上伸ばしています。アマゾンのおかげ、他のオンライン事業の躍進により宅配業界は儲かって仕方ないでしょう。






こちらも儲かって仕方ないのですが、中身はスナック菓子です。家にいる時間が長くなり、お菓子をたくさん、食べるからでしょう。ペプシの売り上げはそんなに伸びていません。しかしスナック菓子の収益は高い。これがコカ・コーラ社との違いです。飲料だけのコカ・コーラ、多角経営のペプシコの違いですね。

 アメリカンとユナイテッド航空が人員削減に踏み切ります。アメリカンはパイロット1600人を含む19000人、ユナイテッドはパイロットは労働時間減少で交渉妥結したのでパイロットはありませんが、他部門で13000人です。政府支援の6カ月延長を求めていましたが、それがないので首切りです。デルタでも相当、社内では「早期リタイア」の募集があるようで、それに応じる人も出ています。

 






昨夜は気持ちの良い夜でした、ヒーターなしでしたからね。昨夜は実験でキャノピーの横に一面ですが、ビニールシートを張ってみました。これでどの程度の見栄えでどの程度の風が防げるのかです。まあまあなのであと1面を塞ぐためにアマゾンにシートをオーダーしました。来週から本格稼働です。

 菅総理誕生の裏にはドロドロの政治の世界があった。すでに2年前から菅は安倍と不仲でした。安倍は岸田を後継にしたかった。それを阻止したのが菅と二階です。本当は二階の幹事長職を岸田にするはずでしたが、二階を下すと党内がまとまらないので蹴られた。そして岸田潰しは広島選挙区で起こった。岸田派の長老議員に新人の河合杏里をぶつけてきたのが、それです。金の力で杏里は当選し、岸田の顔は潰されたのです。さらに自民党内で30万円支給をまとめていた岸田ですが、これも公明党などの反対で一気に潰された。根回しがなかったのか、調整能力がなかったのか、ここでもう岸田は完全にアウトです。石破は安倍が大嫌いな人間、それを知っていて菅が近づく。それで一時は石破でも良いのでは?と見せかけておいて、大勢を自分に向けるように仕向けた菅は策士。表の顔では、庶民とか言われていますが、どっこいしたたかなのがよく分かりました。まあ幸いにも支持率は上がっていますし、政策を実現する方向で進んでいますから何も文句を言う筋合いはない。アメリカの政治も汚いが、日本の政治も汚い。というか政治とはそういうもの、その頂点に立つには人を陥れ、人を宥め、人を敬い、人を靡かせ、人を引き付ける、すべてが備わっていないとできないのでしょうね。


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