韓国系のパン屋に見る競合に勝つには!

 いつも、土曜日は買い物です。お決まりのコースはBFM、ファーマーズマーケット。ここは朝の10時前に行かないと混んでいて時間もかかるので9時台に行きます。そしてハイウェイに乗り、少し北にあるRestaurant Depotに行きます。魚を買うこともあれば、持ち帰りの容器、玉ねぎを1バッグ(巨大ですよ)、アボカドなどを買うこともあります。
 そしてまたBuford Hwyに戻り、パンを買って帰るのですが、大抵はWhite Windmillで買います。近いこととパンがいつも新鮮だからです。
 バゲットはここでしか買わない。ミルクブレッドという食パンも買いますし、アンパンやあんドーナツも買います。

 しかし、今日はたまたまバゲットとミルクブレッドがなかったので、食パンを買うためい南下してモーツアルトに行きました。パーキングに車が1台しか止まっていない。
 店に入ると1組の客しかいませんでした。食パンは今日の朝、1時間前に焼いたと思われるほどの温かさでそれを買いましたが。この店はいつもお客さんがいない。そしてWhite Windmillはいつも混んでいるとは言わないが、繁盛しているように見えるのです。

 モーツアルトの向かいには、パリス・バゲットという名の同業者が店を出していますし、もう少し南に行けば、Asian Squareに東南アジア系のパン屋Sweet Hutもあります。
 韓国系が半径0.5マイル?の中に3店舗あるわけですが、White Windmillが勝ち組です。そして老舗のはずのモーツアルトは完全に負け組でしょう、どう見ても。

 その差は何なのかと考えると、White Windmillはいまどき、スタバほどのモダンさではないが。カジュアルさを上手く出して木のイメージを大事にした入りやすい店、コーヒーの樽も木ですしね、カウンターのサイドも木です。温もりを感じさせるのでしょう。
 対して、モーツアルトは時代遅れの昭和の50年ごろ? まだコーヒーが「喫茶店」でしか飲めなかった時代をそのまま走っているわけです。喫茶店らしく、間仕切りのあるブース、そして古めかしい椅子、クリスマスライトがまだ飾ってある。そしてなんとなく薄暗い店内。White Windmillも薄暗いですが、違う意味の薄暗さを感じさせるのです。

 推測するに、この店はオーナーがかなり高齢なのではないかと思います。食パンに関してはある日本食レストランのオーナーは「ここの食パンでないとダメ」と聞いたことがあります。それゆえ、味は悪くないのです。
 お向かいのパリス・バゲットは、一時は流行っていましたが、今はどうなんでしょう?出しているケーキは同じような作りですが、私はあまり美味しいと思ったことがない。韓国人が韓国人のコピーをして作ったような味?という感想です。

 クリーニング屋で競争が激化した韓国社会は、何か新しい儲け口を模索し、その中の1つがこうしたパンとケーキ+カフェという業態なのでは?と思わせるぐらい、韓国系のこうした店がたくさんあります。日本人に劣らず韓国人は、コーヒーが好きなようです。
 その中で、「いまどき」を行く店は勝ち、そうでない店は昭和枯れすすき、ということでしょうか。 
 White Windmillは韓国人、白人、黒人、ラテン系のすべての人種が買い物してお茶しています。モーツアルトはおそらく韓国人しか行かないでしょう。場所が悪いのではありませんよ、やり方が悪いのです。味は良いのにもったいないと思います。
 こうした違う飲食業の良し悪しから、自分の店や会社の今を見つめ、未来への方向性を考えるもの良いかと思います。

 ちなみに、アボカドの値段がまた上がり気味です。BFMでは$56.99か$65.99(記憶が定かではない)でした。Restaurant Depotでは青いのが$46.99、ガスをかけてすぐに売れるのが$50でした。50ドルという値段はある日系の業者が持っている値段と同じですが、来週は上がると言っていましたから、妥当な値段であり、来週は$55になっていると推測します。ということで私はRestaurant Depotで青いのを1つ、熟れたのを1つ買ったというわけです。毎日使うアボカド、安いに越したことはありません。

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