9月の終わり まあまあ 9月30日(木)

 Treinta de Septembre(Jueves)

 なかなか後半は厳しい9月でしたが、107%で終えそうです。ワインが3万ドル売れています。まあ特注のワインが6千ドル+2500ドル分ありますから、レストランの伸びはあまり大したことないと感じています。まあ限界でもありますが、特に週末は、その中でも金曜日の6時から7時は、持ち帰りの嵐で、これを克服したいと思いますが、生産キャパがいっぱいで、断らないとクレームに発展する、そして店内飲食にも遅れが出るので、仕方ないかと。「90分待ちです」とそれで断らせる作戦にしていますが、これを「60分」とか「45分」にすれば、オーダー入れてくれるのか。それでもぎりぎりです。店内が混むと、持ち帰り担当が1人いないと前に進まないわけです。夏の間は学生バイトがそれをやっていたのですが、次に彼女が戻ってくるのは12月ですから、なかなかキツイ。まあ、その分、余裕のある平日を伸ばさないといけないわけです、そこが課題です。

 

これから中国に起きる危機、それは電力と不動産だけではない。こんなデータがあります、19年の中国の不動産投資額は229兆円で、同じ年に日本は約4兆円でした。そのお金が高層ビルや住宅になったのです。それがGDPの13%を支えたわけです。そして住宅だけでも建築済ですでに34億人分があるそうです。14億人の国に34億人分の住宅があるのです。それは何故かというと、自分の住む家の他に投資として家を買う人がいるからです。そして実際に住宅価格が上がっているのです。上海をみると買える家は年収の50倍になるそうです。東京ではせいぜい9-14倍でしかありません。さらにそれを借金をして買っているわけで、金融機関が貸し付けているお金が873兆円もあるそうです。それは過去5年で10倍になり、中国のGDPの半分になっています。やがて融資規制が起きると、バブルが弾けるのです。当局は締め付けを開始していて、今年の不動産投資が前年比でマイナスになっています。そしてEvergradeのような耐えられない会社が出てくるわけです。これをどう乗り切るかですね、習近平は。

 

これがJeep Grand Cherokee 2022年モデルです。シルエットはレンジローバーですかね。




Infiniti QX55も2022年モデルが出ています。より滑らかになったと思います。





株式相場は月末に上げて終わるのでしょうか?昨日は上げていたのに、尻すぼみになりナスダックは最後は下げました。今日もプリマーケットでは上げていますが。

ビットコインは4万2千ドルを回復しています。ドル円はついに112円台に突入しました。ゴールドは1726ドルと微上げ、原油が74.26ドルと下落。10年物国債は1.529と微下げ、株は、東京下げ、欧州まちまち、米国は今のところ上げています。IT関連を結構買っていた私の総投資額はマイナスになりました。昨日良く上げたのはチキンのタイソンでした。80ドルを回復しています。Yahoo Financeの予測では12か月以内に85-95ドルのレンジだそうですが、こういう予測は当たるのか? すべての株について私は書き留めています。一応買うときの参考にはしますが、こんなのがすべて当たれば大金持ちになっていますよ。世の中、そんなに甘くはない!

 昨日の注目株の1つはLucid Airでした。EVメーカーです。まだGAでは見たことがありませんが、確か本社はCAですが、工場はAZにあったと記憶しています。テスラにいたエンジニアとか引き抜いて作っているはずです。株価は9月の初め17ドル、それが今は26ドルまで上げています。「第2のテスラ」になるのか?


一応、生産は始まっているようです。一番安いもので$77000、高いものは$169000です。1回の充電で520マイル走ります。テスラのSの開発を担当したエンジニアが働いているようです。従って、テスラよりも良いものが出来上がる? 今、受注が1万3千台あり、まずはこれを確実に届けることで信用が付く? 私が思うに、最初にテスラのSを買った層はもうテスラには飽きているのではないかと。そういう人はポルシェやアウディのEVにも浮気して走るだろうし、テスラの優位性はますます薄れていくという見方をしています。彼ら金持ちは個性を大事にするので、なるべく人が乗らない車に乗りたがるものです。


来週は雨になりそうです。

英国からライダーカップを見にきていたアンディがコロナに感染しました。

それがわかったのが火曜日の朝の検査でした、約2年ぶりの再会でしたが、あんなしょんぼりしたのを見たのは初めてです。あのイアン・ポールターの親友でマスターズのあるごとに必ずアメリカに来て、うちの店に寄り、私がたいてい月曜日にオーガスタまで送って行っていたのです。今週の日曜にゴルフをする予定もありましたが、昨日もまだ陽性で、「次は来週だな」と言っていたので、静養して陰性になるのを待つわけです。英国なのでアストラゼネカのワクチンを打っています。したがって重症化することはない。宿泊先はベルト屋のBobの家なので、彼にも「気を付けろよ」と言っておきました。旅先でそれも外国で病気になると本当に大変です。まだ英語の通じるアメリカで良かったし、それもアトランタなら我々がサポートするので、少しは不安も消えるでしょう。

 昨夜から今朝にかけてYouTubeで「ピンチはチャンス、逆境から生まれた奇跡の酒”獺祭”」を見ていました。おかげで寝不足。岩国市と言えば錦帯橋があり米軍の基地がありますが、山間部は過疎の街です、私は一回も行ったことがありません。そこに年商140億円の企業があるのです。日本酒は斜陽産業といわれ、過去30年か40年で市場規模は3分の1になっています。獺祭も今の会長が継いだ時には、年商が1億円にも満たない、岩国でも4番目の小さな酒蔵でした。それでどうするか?なんでもしたそうですよ。景品を付けるとかイベントするとか、元々が2級酒とか作っていたそうですが、大吟醸も作ってみたそうです、それが反応が良かったので、そこに特化していったとか。年商が2億になったときに、錦帯橋の近くに地ビールレストランを作っています。それは当時、地ビールがブームで、国税に製造免許を申請するのに、その方が下りやすかったからだそうです。2億5千万円かけて作ったものの、赤字で3か月で閉店したそうです。銀行からの融資も止まり、そんな酒蔵には杜氏も行きたくないと言われ、そこから杜氏なしでも見様見真似で酒を造っていく、それが今のスタイルになったとか。そして他がやらないこと、大吟醸しか作らない。そして当たった磨き二割三分もそこから生まれた。売り先の開拓は一番酒の売れる東京を選び、そして世界へと飛躍したわけです。毎年倍々ゲームのように売り上げが伸びていき、30億が60億になった年もあったそうです。日本酒市場が縮小する中、逆に伸ばしたのはデカい。来年にはNYのハドソン川の近くに製造工場を稼働させるそうです、アーカンソーで作る酒米を使い、米国産の獺祭が生産を開始します。

 まあ、しかしアーカンソーでの米作りはうまくいっていないようです。私の知っている情報では、CAのサクラメントの米生産者も同じことを考えていて、数年前からアーカンソーに進出していますが、CAと同じものがまだできていないそうです。ましてや酒米、まだ時間がかかりそうです。

 それはさておき、やはり何でもやって数撃つ鉄砲、これが強いですよ。的に当たれば、コツをつかめるみたいなものがあります。ユニクロもそうですよ、何か共通のものを感じましたね。何かに特化することも大事です。競争するにも、勝つためにどうやって自分を有利な位置においてスタートできるかです。他にも獺祭の会長のインタビュービデオも見ました。獺祭を持つ旭酒造は5年で給料を2倍にする計画もあるそうです。そうしないと良い人材は入ってこないのです。日本全体の底上げの良い例になれば良いと思いますよ。6桁は夢ではありません。まあその半分の500万にも満たない人があまりにも多い。働く人の前に、経営者がその意識を変えることが大事。儲かったら払う、それでやる気が出るから、売り上げが上がる、そうすればまた払えるから、さらにやる気が出る、プラスのサイクルです。中小企業の親方、自分だけ良い車に乗り、オーナー気分の人が実に多い。しかしもっと良い暮らしをしたいなら、自分の会社の社員を豊かにしてやらんと、いかんでしょうに。その意識改革が必要だと思いますね。私は実行していますよ。だからみんなよく働くわけです。

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