お客さんに対する言葉使い 8月19日(水)

 Diecinueve de Agost (Miercoles)

 アジア系の従業員が多いため、きちんとした英語が話せません。嫌味ではないが「うちは中華レストランではない」とたまに怒りを爆発させますよ。お客さんに対して何でも「OK」を使う、「Can you?」を使う、「Sure」を使う。どうして「Could you?」や「Absolutely」が使えないのか。努力せえよ、と言うわけです。主婦がバイトで来て、5時間で200ドル前後のチップ稼いで、そこで満足するからそうなるんですよ。 店の質とかレベルとかを上げようと行く気が毛頭ない。うちの店の顧客は半分が富裕層ですよ。そういう人たちに対して余りにも情けない英語を話す、「私、英語力ないんですよ、バカなんですよ」と言っているようなもんです。少しは努力せんかい。

 簡単な治し方があるのです。常に使えば良い、それだけです。それは従業員同士の会話でもそうする、そうすると自然と出てくるのです。ところが従業員同士だと英語でなく母国語を使うから、これまた簡単には治らないのです。まあ、今日は時間があれば、紙に貼っておきます。まずはここから始めないといけない。人で不足の折、使いたくない品のない従業員でも使わないといけないのですが、言う事ははっきり言わないと進歩がない。とっておきの台詞は「きみは学校の先生や大統領が目の前にいてもそういう英語を話すのか?」です。たぶん、そういう時は違う英語を話すはずです。だから単に横着であると私は読んでいるのです。

 昨日は右手が痛くて久々に自分でマッサージしていましたが、電動マッサージ器があったと思い振動を与えていました。それでかなり楽になりました。関節炎から来るもので、痛いのは指の関節ですが、その元は手首とか前腕部のようです、私はそう思っています。温浴すると指がきちんと動きますし、マッサージで振動与えた後もかなり良いのです。毎日のタイプ打ち+包丁持ち、この20年間は酷使です。金は儲けて体を壊す、これがレストラン業ですけどね。60歳で現役を引退したいものです。

 それではコロナのアップデート

1)ターゲートの第2四半期の利益が80%上がっています。

2)世界では2200万人が感染、779,443人が死亡。1405万人が回復。

3)米国は548万人が感染、ブラジル340万人、インド270万人。

4)ノートルダム大学が2週間以内にオンライン授業に切り替え。

 ロイターには毎日の数字が出ていますが、世界で2222.4千万人が感染し、1404.9万人が回復、そして死者の数が780,431人です。ということは817.5万人が回復せず、この中で78万人が死んだということは引くと、7394,569人が闘病中ということになります、計算上は。

正式にノミネートされました、そして今日がハリス女史のノミネート? 帰宅時にAMラジオを聴くと、こればかりやっています。

 昨日のニュースでしたが、日本のデリバリー業界で、出前館とウーバーイーツが首位争いをしていてどちらもが買収を仕掛け失敗、今年出前館はLINEからの300億円の出資を受け入れ子会社になった。そして再度、ウーバーイーツを買収しようとして規模拡大に動いているのですが、親元はすべて孫さんでは? LINEはYahooと統合する、そしてウーバーイーツの親、ウーバーにソフトバンクはかなり出資をしている。孫さん、したたか?

 もはやマンハッタンに基幹店を置く意味はない! こんな見出しが東洋経済に出ていましたが、確かにそうです。マンハッタンといえば、1)観光名所、2)ビジネスの本丸、でしたが、もう観光客は来ない、そしてビジネスマンも自宅で仕事。高い家賃を払ってまで5番街に店を出す意味がコロナで消えてしまった。あるレストランは85%の減収です、当然赤字。小売りやレストランがコロナ前の数字に戻るには数年かかるそうです。そこまで店を閉めて待ちますか? 出ていきますよ。マンハッタンは空き家ばかりになります。ビクトリア・シークレットの基幹店の家賃が毎月97万ドル、GAPの基幹店の家賃は26万ドルです。どちらも閉まって、家賃は未払いのまま。不払いを決め込んでいます。

 

 今日から気温が少しマシになります。まあ昨日も夕方6時で90度でしたが、7時になると85度まで下がり、これまでの暑さを感じることはなくなりました。

 キャノピーが来ない! 月曜日に到着予定が、9月16日に伸びています。コロナの影響で注文が殺到しているのでしょう。全米のレストランからオーダーが入っていると思いますよ。それでこれをキャンセルして、同じものの中古があったのでそれに切り替え、これが来週の水曜日までに到着する予定です。今は屋外飲食にテントは必須です。

 昨日もそこそこ混んで予算オーバーしました。前年比134%と1%上がりましたが、このペースで行っても年商は1.2M程度です。近くには年商3Mの怪物寿司屋もいます。その店から比べるとまだまだレベルが低い。まあ3M稼ぐとなるとマネージャーが2人必要、ホステスも2人必要で、その人件費だけで15-20万ドルかかり、売り上げが大きい店はそれなりに経費が高いので一概に売り上げ=利益とはなりません。

 うちは個人商店で私がワインもやるし、寿司も作る、マルチプレイヤーなので、利益が高いわけです。そして寿司マシーンを使い、従業員を少なくして儲ける仕組みにしています。寿司マシーンがなかったら1人分の人件費が余計にかかります。これで年間5万ドルが消えます。寿司マシーン1台18000ドルですが、元はすぐに取れます。 銃業員の姐がマネージャーをしている鉄板焼きと寿司の店があって、「寿司半額」みたいなことをやって大盛況なのだそうですが、寿司マシーンがないので、従業員は地獄らしい。Duluthにもやはり「寿司半額」で忙しい店があるみたいですが、オーナーだけが儲かって、従業員に苦痛を与えるようでは長続きしないのではないかと思います。

 まあワインを売る楽しさを知った私は、しばらくこの戦略で行きます。今のペースで毎月3万ドルのワインが売れるなら、36万ドルが年間で売れます。最も3万ドル売れ出したのはこの2カ月ですから、今年のワインの売り上げはおそらく20万ドルを超える程度。来年は40万ドルを売る予定です。しかし赤ワインが秋冬に好調に推移するなら4万ドル売るのはそう難しくないかも知れません。暑い夏でもカベルネをガンガン飲むアメリカ人です。寒い秋冬にもどんどん飲むのでは?そうすると年間50万ドル構想は現実になります。これすべて右から左ビジネスです。仕入れたものを売るだけ。あとは目利きの世界ですよ。売れるワインを仕入れないといけない、ブランド物のとびきりを安く売ること。、

 昨日、一例ですが、Veuve Criquotのシャンパンを入れました。フルボトルではなく375MLですよ、なぜフルボトルをやらないかといえば、Costcoで売っていてうちの仕入れ価格では対抗できないからです。負ける戦争はしません、勝つ戦争しかしない。それも隙間狙いのコバンザメ。Costcoには375MLはないのです。正直なところ仕入れ値が25.5ドルですよ、これを調べるとTotal Wineで35ドルで売っているから、うちの値付けは30ドルなんです。それが私のやり方です。それで試しに3本入れたら、ランチに来たお客さんが全部買っていった。それで今日また4本仕入れます。粗利率はわずか17.6%ですが、こうした戦略商品もあります。今日はイタリアンのワインが千ドル、ナパの新しいカベルネが千ドル、ナパの王者と呼ばれるカベルネがこれまた1千ドル分、入荷します。もう買う単位がこうなんです。少し麻痺しているかも知れませんが、新しいものや勝負するものは積極的に買います。その分、家にある在庫を少し減らしていきます。中身をどんどん変えていき、お客さんを飽きさせないことです。1つのワインは昨日テイストしました、無名の小さなワイナリーです。それが80ドル前後で売られています。1ケースなら50ドル、2ケースなら40ドル、3ケースなら30ドルで買えるというディールが出ていたので、勝負して6ケース買うわけです。在庫が60ケースしかないというので、すぐに終わりそうな予感がしたからです。まあ資金は十分にあるので、全く問題ありません。ここまでやらないとワインの数は売れないと感じる最近です。

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