コロナで環境問題を忘れていないか? 8月13日(木)

 Trece de Agost (Jueves)

   先ほど見たテレビの映像では、タイのある漁村ではこれまで古くなった漁網を売っていたのをリサイクルに回しています。その漁網は表れ、機械に入ると粉砕される。それが工場に運ばれ、フェイス・シールドの部品になります。きっかけは、ウミガメに廃棄された漁網が絡む、ジュゴンの赤ちゃんが死に腹にたくさんのプラスチックゴミが入っていたことなどです。タイでもコロナの影響で持ち帰りが増え、ゴミの量が15%増えているそうです。こうした取り組みは実に良いことだと思います。

 アメリカではどうか? 元々が持ち帰りの多い国ですが、コロナでさらにゴミが増えているはずです。しかし今だに発砲スチロールの容器を使っているところがあります。まあ、売られているので仕方ないのかも? そして値段も安いです。しかし発砲スチロール製品は自然界で分解されないのです。海にも流れ、それはやがて細かくなり浮遊し海底に溜まっていくでしょう、しかしその前に魚が食べてしまいます。それは当然、魚の体内に蓄積されていく。

 私の店では、昨年から発砲スチロールの持ち帰り容器は全廃、ほとんどが紙製品になっています。あとは自然界で分解されるものです。コロナで金属ストローも敬遠される中、プラスチックのストローに戻ることも考えましたが、ストローは買わないことにしました。ないなら使わないですよ。あるから使う。そこまで徹底して環境問題に取り組んでいます。アメリカのゴミはどこに行くのか?穴掘って埋めているのがジョージア州ですよ。GA400のNorthridgeの出口からすぐの場所にBlue Heronという短いコースのゴルフ場がありますが、個々は元、ゴミ捨て場でした。満杯になったので整地してゴルフ場にした。すべてのゴミは地中にあるわけです。

 それではコロナのアップデート

1)米国では昨日1日だけで1500人が死亡しています。

2)世界では2060万人が累計感染し、1273万人が回復、749,700人が死亡。

3)米国では510万人が累計感染し、166,000人が死亡。

4)ワクチン期待から米国でも日本でも株価が元に戻っています。

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 モーリシャス諸島のタンカーからの燃料流出、賠償は20億から80億円になるそうです。こうした海難事故の賠償ルールみたいなのがあり、仮に海洋汚染でその除去に1千億円かかっても会社にはそこまでの責任を負わせないようにしています。 しかし道義的には日本の会社の船舶が起こした事故であり、できるだけのことはすべきであると言われています。

 

 そろそろ秋になると予想しているのですが、朝晩の気温が下がりだすとそうなります。来週からの60度台が秋の到来を告げるものなのか、それとも一時的なものなのか。

 昨日はある常連さんが来て食事してワインを9本買っていきましたが、もう引退している人です。NCの山に住んでいます。別荘が今や本宅です。ここアトランタの家は月曜日にクロージングだそうです。最近、こんなパターンが多いですね。というかうちの店の年配の富裕層のパターンというかだいたい、山に別荘があります。そして大きな家を売り払い、コンドを買い、たまに来るアトランタのために置いておく。車で2時間から3時間の距離なので、美味しいものを食べたくなれば、山からアトランタに降りてくるわけです。まあ、コロナ対策にもなります。気温も5度から10度は低いはずで過ごしやすい。

 考えたらアメリカ人というのは、引退後の生活があります。人生をエンジョイするような性格なのか、仕事は仕事で割り切って、自分の人生をどう生きるかを考えているように思えますが、日本人は会社という組織にどっぷり浸かり、最後の力を振り絞って会社に滅私奉公する。「70歳まで働け」「雇用延長」こんなの奴隷ですよ。封建社会をそのまま引きずっているとしか思えないですね。前は60歳で引退だったのに、「定年延長」とう言葉が生まれ、「再雇用」という言葉が出てきて、とにかく働く。それで70歳になり英気を会社に抜かれた後、どうするのか? 

 もうサラリーマン生活がカラダに染みついて、漂白剤に漬けてもこのしつこい汚れは落ちません。そのまま引きずって棺桶まで持っていくのでしょう。そうならないためには、自分の生活設計をきちんと若い時に作ること。会社にしがみつく発想を捨てること。会社とは能力と引き換えにお金を提供してもらう組織であることを認識することでしょう。対等でなければいけないのに、会社が上で自分が下で使われているような感覚を持ってしまう人が多いのでは? 会社を辞めてもやっていけるだけの根性、資金があること。

 人生は一度しかありませんが、その中には第1の人生があり、第2の人生があり、第3の人生もある。そして交響曲のように第4楽章もあるのです。第1が学生時代、第2が会社生活のような’仕事、第3が結婚から家庭などの転機、そして第4楽章は引退後の生活なのです。しめくくりが一番大事なのに、きちんと締めくくらず、第2楽章を弾き続ける人が多いのでは? 私はそれを身をもって示したいと思います。ハワイ移住計画はそこにあります。

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