安楽死を決断 7月5日(火)

 Cinco de Julio (Martes)


 長い闘病生活ではないのですが、衰退していく体、そして夜中の起きる回数が増え、さらに夜泣きが増えてきたので限界です。柴犬の寿命は12-15歳といわれ、現在16カ月と8か月になりますが、認知症になってから前庭疾患が起こり、さらにそれが原因で頭を壁などにぶつけるので鼻血が頻発していました。そして介護は24時間できないのです。夫婦で働く日が週に4回あります。それでいないときに何が起きているのか、何が今後起きてくるのかを考えると、ここが潮時だと感じましたね。昨夜は私の睡眠時間は2-3時間か? 泣けば外に連れ出すか、側で体をさすることしかできません。これまでは排泄で一晩に少ない時で3回、多い時で4回出ていましたが、それに加え夜泣きの外出しが30分起きにあると、もうこれは私の体力の限界です。本人も鼻が詰まっている状態が多く辛いでしょう。

 人間にも介護する側にこうした選択肢があることが医師の同意で認められると、老人介護による殺人事件はなくなると思うのですがね。小さな犬1匹でも大変なのです。ましてや大きな人間の介護は数倍も大変でしょう。

 これから老人大国になっていく日本、それをどう乗り越えようとするのか。私は自分で死にたい時というのを設定できるのは良いことであると思いますけどね。寿命がどんどん延びていますが、本当にそれは幸せなのか、健康寿命なのかということです。本人が幸せでないのに、生かされているような人生は意味がないと思うわけです。

 その最低条件は、自分の足で歩けること、自分の口で食べれること、自分の力で排泄ができること、ではないかと。他人に助けてもらわないと生活できないようでは、楽しい人生は送れないですよ。だから私自身は自分の最期は自分の意思で決めたいと思いますね、そしてそうなる前に存分に人生を楽しむことではないかと思いわけです。幸いにも山あり谷ありの人生ですが、やりたいことをやってきて生きてきたので、かなり満足度の高い人生ではないかと思いますよ、すでに第4コーナーを回って最後の直線の手前かと想定していますが、最後まで落馬せずに走り切ることですね、「終わり良ければすべて良し」の言葉通りに終わりたいと願うばかりです。うちの子も産まれてすぐに引き取って昨年までは普通にしていましたし、大病もなく良い犬の人生だったと思います。ここで安楽死を決断しますが、楽に死なせてあげたいと思うからです。分かってもらえると思うのですがね。

干上がった川、高温で溶ける氷河、イタリア政府は干ばつの非常事態宣言を出しました。

農産物の収穫減が世界に影響を与えないか、そこが心配です。


それはコロラド川の支流でも起きています。やがてフーバーダムかどこかのダムで水位の低下から水力発電ができなくなるそうです。そうなるとアリゾナなどの電力供給に支障が出る?



昨夜はまとまった雨が降ってくれたアトランタ市内です。3時間ほど降ったので、2日は水遣りの必要がないかと。



初日は上げた株ですが、連休明け、下げています。9月までは下げの感じになるかと。インベスコのフーパ―女史の分析によると9月のFRB理事会で金融引き締めが少し緩和されるのではないか、という予想が出ています。このままでは景気が下がりかねない、インフレ抑制も大事だが、景気が下がるのはさらに良くないということですかね。実際にインフレは止まるどころか、さらに悪化するでしょう。アボカドは1箱がついに100ドルになると思います。金曜日に98ドルに上がっていました(先週は87ドル)、ファーマーズでも1.49ドルが1.69ドルに上がっていました。チキンの値段は同じでした。コスコのセール品の数が増えてきたようにも思いますね。そしてお客は安いものを大量買いする。なんとなくそんな図式です。従って、インフレは継続、しかし消費は落ちていくでしょう。それゆえ、FRBは下支えをしないといけない、緩和を規制から緩める可能性は大、そうなると株式相場には都合がよく、株が上がる。株が上がれば経済が回る、お金を使うでしょう。

 英国の経済紙エコノミスト誌が出す今年の「住みやすい都市」は? 1位ウィーン、2位コペンハーゲン、3位チューリッヒ、4位カルガリー、5位バンクーバー、6位ジュネーブ、7位フランクフルト、8位トロント、9位アムステルダム、10位大阪でした。北米でカナダが2つも入っているのに、アメリカはない。これはやはり銃犯罪が多いからなのか。

 楽観主義は長生きする。ハーバート大の研究からです。ポジティブな心理的要因は、健康に影響するということです。まあ、こんなのは有名大が調べなくても当たり前のことで、前向きな姿勢が長生きにつながると思います。

 こんな事例があります。約2年で4回もがんの手術を受けた70歳過ぎの女性、もうダメかと思い自分の墓まですでに買ってある、準備は万端。しかし、がんを克服しました。セラピーを受けている間も働き、庭の手入れなど、土いじりをしていました。物を作ることにも積極的で、庭でとれたベリーなどでジャムまで作っています。それで医者からがんが消えたという報告を受け、海外旅行にも行けるようになりました。

 何が大事なのか? 目的意識のあることですよ。希望があり、目標があり、やることがあること。これは不健康な人でも健康な人でも同じです。生きがいというか、何かそういうものがないと生きていけない、物にはすべて目標や目的があり、それに向かって進むことが精神的にも肉体的にも良いのであろうと私は思いますね。毎回のように書いていますが、サラリ―マンが何十年も会社勤めして、引退してすることがない、それでボケが始まる。当然です、目標のない人生ほど、つまらないものはないわけです。サラリーマンという1本足打法でずっと来たから、それを失うと次に打つものがないんです。そうではなくて、現役の時代から、違う打法も身に着けることがいかに老後大事か。よく野球で言われる「打って走って守れる」3拍子の揃った人間とまではいかなくても2つは何があると、1つが欠けてもやっていけるわけです。

 ちなみに土いじりは健康に良いのだそうです。ガーデニングなどでに触れることは、健康増進に役立つと言われている。 認知症の患者にもなんらかの効果が見られたという研究結果があったり、数年前にはイギリスの大学の研究グループがマウスの脳を観察した結果、中のバクテリアが、セロトニンを分泌するニューロンを活性化することを発見した。土壌に生息する細菌に、抗炎症や免疫調節、ストレス耐性などの性質がある。そんな研究結果を、米国の研究チームが発表した。アレルギーやメンタルヘルス障害の原因のひとつとして、わたしたちが泥や土に触れる生活から離れたことも影響していると示唆されている。とまあ、科学的にも証明されているのです。今は都会人の我々も元は農耕民族であったわけです、そこへの回帰ではありませんがね、自然に帰ることは大事なのです、ストレスたまったら野菜を植えなさい、花を植えなさい、ガーデニングしなさい、と私は言いたい! 自然には我々の逆らえない何か大きな法則のようなものがありますよ。そしてつまらない人間社会が入り込めないような法則もありますよ。そうして「なんとつまらないことで悩んでいたんだろう、なんと狭い了見で生きてきたんだろう」と気づくはずです。従って悩んでいる人は土をいじりなさい、そこに答えがある!

今後3日は暑いですね、92-94-95度になっています。

そしてゲリラ豪雨も毎日どこかでおこるような感じです。

週末日曜日は72度ー88度の予報になっています。


 家族会議も先ほど終了し、安楽死で了承してもらいました。英語ではEuthanasiaというのですね、安楽死の意味です。まあ、約半年の闘病生活にご苦労様です。老犬も疲れているはずです、言葉がしゃべれないので、泣き叫ぶことが合図です。たまに意思の疎通がうまくいかないこともありましたが、清潔好きの柴犬は滅多なことでは家の中ではしない。おむつをつけても、そこでもしない。賢い子でした。前の子は18歳まで生きて、今回もほぼ17歳で長生きでした、犬は人間の永遠の友ですよ。今回はハワイに移住するのですぐには飼うことはありませんが、また犬との生活ができると良いと思いますね。ワイキキを歩く柴犬でインスタに登場するかも知れません。

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