週末往来! 増える孤独死

 JB Pressにあったものを要約しています。

 2016年の年間死亡者数が130万7748人。全死亡者のうち、自宅で亡くなった「在宅死」の割合は13%で16万9400人。その半数以上が孤独死と推測されている。これは、自殺者の2万1017人よりも多い。そして、その約7割は男性である。

 東京23区だけでも2016年には、4604人が発見が遅れた孤独死。その約7割が男性で、約7割が65歳以上の高齢者ですが、40代、50代でもみられる。
 多死社会を迎え、2040年には160万~170万人の人が亡くなると推測されています。日本で発見された遺体のうち解剖(司法解剖または行政解剖)されるのは1割程度で、亡くなる人が増えれば、当然、検視の数が増える。

 単純に人が死ぬと、診断書が必要で、病院なら医師が書けるが、自宅で孤独死した場合には、それが犯罪なのか違う死に方なのか見極めないといけない。
 今でさえ、警察の遺体安置所は処理しきれない遺体であふれかえっていて、この状態が続くと、警察も警察医も監察医も手が回らなくなる。不要な警察の介入はできる限り減らすためには、死後、かかりつけ医が異常死でないことを確認し、死亡診断書を書けば、警察の事情徴収や現場検証を行わなくても済む。

 孤独死で一番注意が必要なのは、60代男性の「突然死」である。会社に勤務しているときは会社の健診である程度の健康状態がチェックでき、70歳になると介護保険で自治体の健康診断でチェックされる機会がある。

 しかし、60~70歳は退職後、外出する機会が減り、一人で家にいることが多くなる。人によっては運動不足や食生活の乱れから、現役時代に患っていた生活習慣病が一気に悪化することが往々にして起こる。
突然死は、
・女性より男性のほうが3.8倍多く起こる。
・男性では加齢とともに増加(女性はケースが少なく比較できない)
・月別にみると4月が多い(平均的な月に比べて1.62倍)。花見の後死ぬのが多い
・平日に比べて日曜日は1.9倍、土曜日が1.36倍と、週末に起こるケースが多い。
・深夜から未明が多く、午前0時から3時は、午前9時から12時の1.71倍の確率。
・死因は、心臓血管疾患が半数。次いで心不全、急性心筋梗塞。くも膜下出血、脳出血。
「百寿者」と呼ばれる100歳以上の人が国内に6万7824人。この数字は20年間で約8倍にも増えていて、現在も増え続けている。しかし、男性はそのうちの8197人、9割方が女性。現在の平均寿命は女性87歳、男性80歳と7歳の開きがある。
 100歳を超えて「老衰」で長寿を全うする男性は少数であり、90歳まで生きると、通常は6割の人が認知症を伴い、男性の場合、認知症に至る前にがん、心筋梗塞、脳卒中で死ぬ人が多い。
 まあ、こういうことも、60歳を過ぎたら考えないといけないということです。60歳を過ぎて独身、または離婚して1人暮らしというのは、実に悲しい結末を迎える確率が高いということです。そのためには、ネットワークというか、友達作りをしっかり、やっておかないといけないということです。 ゴルフ仲間、旅行仲間、将棋倶楽部に囲碁クラブ、歩く会、飲み友達。とにかく外出して人と触れ合うことで人は長生きするのです。まだまだ先? すぐに来ますよ。

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