今日のニュースから 8月6日(月)

8月6日、原爆の日です。広島県人の私にとっては忘れることのない日ですね。止むことのない争い、実に醜いと思いますが、停められないのは事実。
シリアの内戦、何ですか? もう無茶苦茶に近いですね。といって米国国内はといえば、ウィスコンシンの寺院で銃乱射。コロラドからわずか数週間しか経過していません。
今回の銃乱射は、FBIとしては「国内テロ」として捜査しているそうですが、世紀末を感じますよね。このまま、12月に世界が滅んだ方が、人類にとっては逆に良いことなのかも?と考えてもおかしくないような!!! 皆滅べば、争い起きないですからね。

貧富の差と犯罪率は比例するそうです。当然のことながらアメリカには世界中の金持ちが集まり、ダントツで世界一となっています。2位以下は大きく離されて中国、スウェーデン、ドイツ、日本の順番ですが、その一方で貧困及びそれに近い人およそ1億人(ということは国民の30%近くですかね)いて、それを加えて均した世界の平均財産ランキングは17位に後退するわけです。富裕層も多いが、貧困層も多いという複雑な国で、所得格差は殺人事件数に影響するんだそうです。
 これはハーバードの調査ですが、世界銀行による調査でも、所得格差と殺人は密接な関係にあると出ています。ということは今後もアメリカで拡大する格差社会によって、治安が危なくなります。
 ちなみに貧困者の定義は、独身で年収1万1千ドル、4人家族の年収2万2千ドルの収入で生活する人たちになります。月収で1千ドルに満たない人ですね。

 そのうち、アジア人に対する妬みが増えて、それが元で犯罪に結びついてもおかしくないですね。特に韓国人はよく働き、お金持ちになっていく傾向があるようで、彼らをターゲットにする犯罪も数字には出てこないものの、増えていると思いますよ。顔の近い日本人はここで要注意が必要です。韓国人と思われて襲われたんじゃ、しゃれになりません。


 
そして面白いことに、貧困が増えると出生率が下がるそうです。リーマンショックのあった2008年からアメリカ人は子どもを産まなくなっています。今年のアメリカの出生率は1.87と見込まれ、2007年のピークであった2.12から12%も減少するそうです。 これが2013年には1.86まで減少すると推測され、これは1987年以来の低水準です。
 ただ、白人やアジア人の出生率は増加していて、黒人やヒスパニックが下がっているんですね。出生率の低下原因は経済的理由で、不況によって貧しい人は子どもを産
めない状況にあるということです。日本の出生率 知っていますか? 1.36ですね。人口減って当たり前です。

 女子マラソンで日本が惨敗、その原因は何だったのか?と解説した記事がありましたが、「駆け引き」に負けたと書かれていました。かつては有森が、そして高橋、野口とアテネまではメダルが常識だった日本。それが前回の北京に次いで今回もメダルなし。
 揺さぶりでついていけない、そしてスピード化に負けたという分析ですね。さらにはトラックの選手(ダンプじゃないですよ、トラック競技のことです)がマラソンに転向してきていて、マラソン専門の日本の選手はそこで差が出ているということですね。例えば3千メートルを走っていた選手が高齢化でマラソンい転向する、ダッシュが利く選手が入ってくるわけですね。それがレース中に駆け引きをしかけてくると、負けるということです。

 「失敗の本質」という本があり、日本の戦争における失敗を分析しているのですが、なかなかこれを現代のビジネス戦争に置き換えると、これまた面白い!
 これを掻い摘んでみましょう。
◎危機的状況に陥ったときに合理的な判断を奪う、極めて日本人的な特性がある。
◎日本人は一つの目標が設定されたときには一致団結して立ち向かう強さを発揮する、逆にそ
 の強さゆえ、設定した目標自体を揺るがすような意見は徹底的に排除する特性を持っている。
「そうせざるを得なかった」という極めて日本人的な組織の発想で行動を左右されている。

正しい方向転換を妨げる空気を生み出す「4つの要素」というのがあります。
(1)既にある多くの犠牲を取り戻したい心理(埋没費用) 
サンク・コスト(埋没費用)は経済用語の1つでもあるのですが、簡単にいえば既に投下したが、回収不能だとわかったコストを意味します。既に多くの犠牲を払ってしまったプロジェクトに対して、完成しても採算が取れないと(途中で)わかった場合でも、多くの人は投入した損失そのものを取り返すために、さらに損害を重ねることがあります。日本軍の参謀たちは、ずさんな作戦計画で多数の兵士が犠牲となった戦場に、あくまで固執して部隊を投入しています。味方兵士の多大な犠牲を払ったことで、逆に勝つまで撤退できないと強く思い込む心理は、まさにサンク・コストの罠にはまっています。

(2)未解決の問題への心理的重圧から逃げる
 問題に対して解決策を見つけられない状態は、大変ストレスが溜まります。特定の集団が、ある問題に対して苦労して解決策を導いた場合、その解決策が実施の際に適切に機能しなくても、未解決の状態に戻りたくないという心理が働くことがあります。当初組み上げられた「作戦計画」が上手くいかないことを認めると、未解決の状態へ逆戻りすることになります。この心理的重圧から逃げたいという欲求で、上手くいかない現実を認められない状態になるのです。

(3)愚かな判断を生む人事評価制度
 日本軍は「やる気を見せること・積極性」が組織内の人物評価として重視され、戦果や失敗責任については考慮される比率が低い集団でした。この歪んだ人事評価制度はのちに、無謀な作戦を実行し責任を取らない人物を日本軍の内部に増加させてしまい、敗北を決定的にします。 組織内政治、ゴマすりばかりが上手な人物が出世することになれば、実務能力があり判断の優れた人物が無能な人間の指揮下に入ることになり、前線の混乱と敗北は避けられないでしょう。 組織は内部で出世させる人物の「基準」によって、極端に無能になることもあれば、極めて優れた成果を生み出す集団にもなるのです。

(4)グループ・シンク(集団浅慮)の罠

 特定の集団内における関係性、立場などを客観的な事実より優先して物事を判断すれば、現実世界における目標達成力を失う原因になります。歴史の長い老舗企業、巨大組織などで過去の関係性、肩書き、人間関係などが判断において大きな比重を占めるなら、その集団は外部における現実への対応能力を大きく損なうことになるでしょう。

 こんなの調べて書いたら、終わりません。今日はここで終了。武力戦争で負けても経済戦争で勝てば良い! それが私の理屈、今の世の中、金持った者の勝ち! 特にアメリカはそうでしょう? 綺麗ごと言っても何も始まりません。
 まあ、過去から学ぶのは実に楽しいじゃないですか。現在は過去の上にあり、未来は現在の上にあるわけですからね、単純明快です。


Iママへの短い手紙 Iママ、久しぶりです。英語ではロングタイムノーシーといいますけどね。私の父親への気遣いの感謝します。まあ火曜日に兄が近所の介護施設への面談に付き添うようです、ここで合格すると入れるということですね。実に下らないんですが、入れる資格があるかどうかが問題らしいですね。そういうIママ、早く米国に来ないと飲ませるワインがどんどん貯まっていきますよ。そこんところをお願いしますね。なかなかの一品をセラーで寝かせてあります。 R君の叔父より

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