週初往来!

なかなかの週末ビジネスです。とにかく週末は恐ろしいぐらいにお客さんの入りが良く、ご飯を炊く量はすでに50%増しです。寿司屋でシャリ飯なくなったらお終いですからね、捨てる覚悟で炊いています。それでもそんなに残らないから不思議です。

 お客を巧く入れて効率良く店を回すために、人を雇いました。週末はフロントを2人体制にしました。そして平日もフロントを置くことに決めました。お持ち帰りなどが入ると1人では対応できないことがあります。店での飲食もそうですが、持ち帰りも相変わらず多い。ただ7時以降は余裕がないと断っています。店の混み具合によって調整しないと、大変なわけです。店内飲食が常に優先で持ち帰りは後回しですね。

 キッチンも限界なので、週末の応援を1人入れることにしました。2号店の募集で応募してきた方が無職なので、バイトで入ってもらうことになりました。
 その2号店? そんなの作っていたら私はマジで死んでしまうでしょう。多忙につき延期ですね。やりたいのは山々ですが、今は肉体的に余裕がありません。
 まあ、こうして忙しくなったおかげで、2人の仕事に困っている人を採用できて、彼らにも感謝されています。
 実は1人の女性は、約3週間前に履歴書を落としていったのですが、私は直接会っていなかったので、そのまま履歴書はゴミ箱に放り捨てました。仕事探しの人はたまに来ますからね。そういうのにいちいち会っていてはキリがありません。
 その女性、先週に戻ってきて、「じゃあ、お話しでも」から始まったわけです。それでしばらく仕事がないというので、友人の店が27日に開くのでそこに紹介する予定で、その間臨時でも良ければ、うちで働いてつなぎでも?と思ったのですが、週末の働きぶりをみて気に入ったので、そこへ回すのを止めて、うちで本採用したわけです。
 こんなレストラン業界でなかなか、好人材を見つけるのは大変ですからね、そして今の状況を考えるとサービスの低下が懸念されます。それに歯止めをかける意味合いもあります。

 米人家庭の貯蓄率、いくらか知っていますか?日曜日のAJCに出ていましたが、12月で4.0%です。昨年6月が5%でそれから下がり、ここに来て少し上がっています。最悪だったのは前回のバブルのとき2005年でわずか1%でした。また高かったのは1975年で14.6%もあったのです。2008年の景気後退のときでも8.3%あったのですが、失業率の増加などから預金を取り崩して使う人が増えたのでしょう。
 それでも2005年の1%よりも上向いているということは、米人が少し賢くなって、クレジットカードでどんどん買い借金を増やすことを抑制しているからではないかと思います。

 公園でもタバコが吸えなくなります。Cobb Co.は現在検討中で、おそらく禁止になるそうです。すでに Clayton Co.などでは禁止されています。
 公園には子供も多く、いわゆる2次吸引の恐れがあるというものです。まあ、タバコの値段は確か今6ドル以上だと思いますが、吸わない私は10ドルでも構いません。従業員の中には吸う連中がいますが、吸った後の息でも迷惑しています。

ユーザー参加型の批評サイトYelp知っていますか? この会社もFaceBookに続けではありませんが、上場します。レストランのサイトはたまに見ますけどね。5段階評価で評価されますが、素人みたいな連中がレストラン批評をするので大変です。良いことを書かれるとOKですが、1★で酷評されると、むかつきますよ。

 上場により$100Mを調達するようですが、昨年は$16.7Mの赤字、2010年も$9.6Mの赤字です、ただ売り上げは前年比74%増の$83.3Mです。おそらくシステム開発などにお金が使われると思いますが、ある程度の規模になると確実に収益を上げられるんじゃないかと思いますね。本社はサンフランシスコですから、シリコンバレーにも近い。こうしたネット企業は西海岸が強いですね。

 考えてもみてください。工場持たない、製品持たないで売り上げを作る、在庫がないものを売るというのは、実に羨ましいですよ、在庫は常に負担ですからね。投資も工場などではなく、システムの開発でしょうから、高額を払うものの、頭の賢い人を使うわけですからね。
 工場だと低能力な人を採用せざるを得ない。そうすると必ず、欠勤がありドラッグやアルコール中毒などが絡んできますからね。仕事以外に余計な仕事が増えるわけです。こうした問題に悩んでいる南東部日系製造業は多いのでは?

 今、巷で騒がれているような会社は皆ネットで成功した会社が大半ですね。グーグルを筆頭にこうした会社が第2次ITブームを形成し、ナスダックの株価を押し上げていくような気がするんですけどね。思えば2000年のITバブルのとき、マイクロソフトの株価は100ドルを超えていた。そしてナスダックは5千ドルまで上がっていた。
 それが昨年の後半からジワジワ底上げを行いながら、今月の3千ドル突破を狙っています。ここでまた賢い投資家はしっかり仕込んで、後々にちゃっかり儲けていくんでしょうね。 この流れをどう読んで分析し、乗るかですね。宝くじと同じですよ。買わないと儲からない。

 面白いデータがあります。先週のトラボルタ来店、英語版のブログの閲覧者は156人でした。ちなみに日本語ブログの閲覧者は14人でしたけどね。英語版では過去最高の閲覧です。さすが大物ですね。米人の友人がAJCに投稿してくれました。したがって地元紙のネット版でも話題になっているのです。 http://blogs.ajc.com/the-buzz/ ここに掲載されたようです。
 これを機会に、私の英語版ブログも、有名になってくれるとあり難いのですがね。

 藍ちゃんも惜しかったが、ミケルソンも惜しかった。プレイオフ前の18番のパットを沈めたのは、立派でしたが、17番のパットをボール1個分外した、正確に言えばラインは合っていたはずで、スピードが足りなかったのです。
 土曜日は黒のベルト、昨日は濃紺のベルトが実に良く映っていましたね。あのベルトを友人のボブが作っているわけで、あれだけテレビに映れば気になりますね、昨年はマスターズの初日月曜日にミケルソンに会うことができましたが、今年もまたベルト注文するでしょうし、会えますかね。もうマスターズまで2ヶ月を切っています。
 金曜日に来た常連さんの1人はオーガスタに家を借りるそうで「泊まっていけ」と言われましたが、なかなかそうも行かないでしょう。貿易商のようですけどね、1週間借りると1万ドル以上が相場です。それを会社の経費でしょうが、払えるというのは、大したもんです。
 私?とんでもない。通いですよ、1万ドルを払う気はありませんね。月曜日だけは休みをいただいてオーガスタに行きますが、あとは仕事をします。これだけビジネスが好調でサボっていては罰が当たります。

 今日はいよいよ開店10周年の記念ディナーです。すでに先週から顧客には通知をしてあり、予約だけで60人が来店します。確か昨年は160人だったと思います。1年に1回限りの特別感謝の日ですね。常連さんあってのお店ですからね。

 思えば2002年に店を開けたものの、最初の3年間はほとんど赤字みたいなものでした。給料も前の仕事よりも低かったですよ。軌道に乗り出したのは5年後ぐらいからですからね。
 それでもそのころ、パートナーとのトラブルで、3ヶ月ほど店を離れたこともあります。自分の作った店を乗っ取られた状態ですね。スティーブ・ジョブスの気持ちはよく分かる。
 そして店の再建を行い、順調に来たかと思えば税務調査を受け、多額の納付を行いました。それでも店はさらに繁盛して今があるわけです。
 こういう苦い経験が何度もあるので、多少のことにはへこたれないですよ。根性も座る。まさに自力でつかんだ現在の栄光ですからね。

 この前、ニューズレターで顧客に「店が大変繁盛しています。それはあなた方のような素晴らしいお客さんがあってのこと。良い顧客あってこそ、店の料理やサービスが良くなる。新しい料理や日本からの食材を扱えるのも、それを食べる方があってできることです。こうして毎日積み重ねられたものはレンガ造りの家と同じで、頑丈なものになっています。ありがとうございます」
という内容でしたが、私ながらの下手英語ですが、意思は十分に通じたと思っています。

 この前もある方と話しをしていて、「うちは関アジ、金目鯛など日本の鮮魚を扱います」と言ったのですが、「やはりアトランタは日本人のお客さんがいるということですね」と返答されたので「とんでもない、日本人の数はうちでは1%もいません、食べるのは皆質の高い米人です」と言い返しました。米国で米人相手に商売をする。当たり前のことを当たり前にやるからビジネスが成り立つのです。

 明日は、その米人に「持ちつ持たれつ」を表し、「TAKAファミリー」を祝うわけです。10年の区切りですからね、感無量ですよ。こんなに繁盛させていただいてね。

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