週初往来!

 先週は、家族の不幸からマスターズ観戦まで多忙で「週末往来」を書くことができませんでした。週初という言葉はないようですが、書きましょう。

1、J佐藤さんの義理両親とゴルフをしました。ゴルフというものはなかなか待ち時間があり、その間に世間話やビジネスの話をするようにできているのですね。 日本で週末にゴルフをすると2人で5万円かかるという話を聴きました。これじゃ、毎月1回できる人は少ないでしょう。なんと悲しい国なんでしょう。本当にゴルフを普及させたいのか、それとも特権階級のようにしておきたいのか? アメリカ式をどんどん日本にも導入すべきでしょうね。日本で一度もプレイしたことのない私ですが、いろいろ話を聴くと改革の余地ありと思うのです。 まずは、18ホールを通しで回ること。どうして9ホール終えて1時間の休憩が必要なのか? そこでレストランで食事して5千円余計にお金がかかる。そしてキャディさんはなくす。ゴルフカートでどんどん回れば良い。これにより4時間半で回すことを考え、アメリカ並に10分ごと(いや8分ごとか)にティータイムを組む。そして料金を下げ、量効果により売り上げを上げる。プレイヤーには必ずディボットを直すよう奨励するなどすれば、利用サイドでは低料金、運営サイドでは儲かるゴルフ場になると思うのですが、これは理想でしょうか?
 平日8000円、土日で1万2千円を限度にできるようなゴルフ場を誰かやりませんかねえ。

2、マスターズのプレイオフを見た人は多いと思いますが、あの緊張感とは何者? 何でもないショットなのにグリーンに乗らない。PGAツアープロの看板を背負っても外してしまう怖さとは? そういう私も日曜日の商工会コンペで2度のダブルパーを経験。バンカー地獄に嵌ってしまいましたが。
だから、ゴルフをしないといけない。だから他人とプレイしないといけない。この緊張感の中でいかに自分の力が出せるか、精神修養のためにボールを打っているようなものでしょう。そういう風に考えると実に面白くないスポーツのように思えますが、普段はできないパー5の2オンとか、ピンそば50センチ以内にピタリとボールが落ちるとか、その快感を得るためにプレイしているのでしょう。

3、日本語が衰退していく。いや、すでに衰退進行形である、簡素化され日本語は本来の美しさを失う。今こそ、日本語を守り、継続していくために、憲法で日本語を守るべきであろう。フランス語のように自国の言語を守ることが大事なのではないかと思います。1つの美しい例を出しましょう。

 むかし家族の茶碗に飯を盛るのは主婦の役目でした。茶碗に飯を盛ることを「よそう」と言います。「よそう」とは女性が「装よそおい」というのと同じで、美しく飾ることです。従っておろそかに、飯を盛ってはいけないのです。むかしの女性は、この役目をむしろ誇りとし、夫に飯を盛る座につくことが、あこがれの男性の妻となることだったのです。ところが今ではどうでしょう。家族はばらばら状態にあり、「お父さん勝ってによそってね」の世界ではありませんか? またよそうためのご飯を炊かない。朝食はパン食になってしまった。おかげで米の消費量は落ち、生産調整が続いている。

4、こんな見方があるそうです。3の続きですけどね。日本やアジアは米、欧州は小麦、そして新大陸はとうもろこしで分類ができるのだそうです。ここでの大きな違いは何か? 小麦からできるのがパンです。そしてそのパンは脇役でしかありません。サイドディッシュなのです。とうもろこしも同じです。メキシカンんのトルティーヤの皮はとうもろこしが原料ですが、これもパンに等しく、中に入れるものの方が大事なのです。ところが米からできるご飯は主食なのです。私たちはご飯を食べながら、その回りにある副菜を食べてきたのです。それを崩したのが欧米文化ということです。しっかり主食を摂らないから日本はこうなってしまったと、食文化の崩壊から分析できるものがあるでしょう。

5、今日は閉店しました。その理由はニュースでお分かりの通り、停電だったからです。ご飯はガスなので炊くことができ、電力の復旧を待っていましたが、5時を過ぎてもしなかったので閉店を決定した次第です。 停電で閉店するのは開店以来初めてのことです。

6、方々で大木が倒れ、民家を直撃し、車をぶち壊し、道路を閉鎖しましたが、年々ひどくなっています。私がアメリカに来た1995年はこんなにひどくなかったと思います。トルネードの数も14年前に比べると、発生件数は増えていると思いますし、その規模も大きくなっています。これはすべて、環境が変わったことによるものと私は信じています。アメリカ自身も外から見ると何の変化もないようですが。すでに中は腐ってきています。 このまま事態を放置するとますます自然災害は増えるでしょう。

7、環境保護は政府や自治体を当てにしないこと。でも彼らが動かないと全体として大きな数字になりません。南部人は頭が固く、環境問題について知識が欠乏しています。我が家ではすでにかなりのリサイクルや分別ゴミの収集に協力していますが、レストランはほとんど無策でしょう。ワインの空き箱は業者が他の配達などに再使用してくれるので保管して渡すようにしています。ところが店では、紙の生ゴミも電球のランプも同じゴミ袋に入れて捨てています。ここでは分別ができないというか、その方針が市からないため、すべてを一緒に捨てています。これは心が痛みますね。

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