勝負の金曜日 4月22日(金)

 Veintedos de Abril (Viernes)

 今日は気合入れていかないと。某日系企業の11人のおまかせが入っています。同時に入っていた米人の5人のおまかせがキャンセルになってくれたので有難い。一部の仕込みはしていて、迷惑ですけどね、その分はスペシャルに回します。

 この会社の人たち、ここ数か月の間に定期的に来ていて、毎回満足して帰ってもらっているので、今回は日本からお偉いさんが来ていて、その会食で利用していただけるというので、頑張るしかないと。メニューはすでに決めて、これをあとはどう順序良く出せるかが手腕です。

 店はお客さんが作り上げるもの、たまにそう思いますよ。質の良いお客さんが来ればレベルが上がるだろうし、質の悪いお客さんが増えると、レベルは下がります。作り手としてもチャレンジできるお客さんが来ると、頭使うじゃないですか、「どうやってこの客を満足させようか」と考えるわけです。その積み重ねがシェフの腕を上げることにもなるわけです。新しいものに挑戦するとレパートリーが増えるわけで、自分の引き出しが増える。それがいつかどこかで役に立つというものです。


昼頃までは300近く上げていたダウ、それがその後は下げて―300以上の下げです。ということは600ドルの乱高下があったことになります。ナスダックもまた下げた、先行き暗いですよね、少し未来を見つめるしかない。一休さんだ!慌てない慌てない、一休み一休み。


BMWの新7シリーズには31インチのモニターが後部座席用についています。まさにエグゼクティブの車です。




 マーケットです、仮想通貨は下げていますが、なんとかビットコインは4万ドルを維持、イーサリアムも3千ドルを維持しています。為替はあまり変わらず128.35円。イエレンと鈴木さんが会談したらしい、わずか30分ですが。それで協調介入? アメリカもインフレで火の車状態です、他国に介入している場合ではないと。ゴールド反落して1936ドル、原油も下げて102.61ドルです。10年物国債の金利は上げて2.992%まで上がっています。まあこれが規定路線であろうかと、締め付け作戦? NYの下げを受けて日経は450下げ、欧州も全面安、そしてNYのプリマーケットも微下げしています。

 で市況は悪いが、景気観はどうなのか。インフレどうのこうの言いながらも生活せんといかんわけです。物価高いから食べるの止めるわけにはいかない、そして物価高いからレストランの外食は控えようとかならないのがアメリカです。少しの選別はあると思いますよ。しかし、今の生活が大事、キリギリス性格のアメリカ人の生活態度は変わりません。美味しいものを適価で提供できれば、お客さんは来るということです。二極分化の上の層は、ガソリンが高かろうが関係ないですよ。彼らの多くは都心部に住んであまり運転時間がない。インフレになろうが、お金を節約する気持ちもない、お金がありますからね。旅行にも行くだろうし、それもあって航空業界の株は昨日も上げています。コロナから解放される方がインフレ懸念よりも高いわけです。お金使って気持ちを高揚するでしょう。


 CNBCによると、これがClimite Heavenマップだそうです。

気候の変動により、北米大陸で住めなくなる場所、そして「ここに住んでいればあまり気候変動の影響を受けない」というものですが、北東部です。

まあ単純な話、自然災害が少ない、ハリケーン、トルネードですね。そして干ばつ、水源の確保は大事です。ノースカロライナ州はますます伸びるでしょう。

 コロナの数字、ついに韓国が1位の座をドイツに譲りました。ドイツは9万4千人です、韓国が9万3千人、フランスが8万9千人、これが1-3位までです。死者数はアメリカ1位ですが、わずかに364人、英国が234人、ロシアが219人です。もう普通の病気ですよ、中国国内を除いては。ゼロコロナ対策、どこまでやるのか? このままでは経済が停滞するのは必至です。


予報は変わっていません、82度になります。

長期予報でみても火曜日以降は気温が70度台に下がりますが、週末にはまた80度台に戻ります。早い夏がそろそろやってくるでしょう。


 ビジネス、なんでもそうですが、お客さんの望むものを提供できれば、物は売れ、売り上げは作れる、成功します。売り上げがいかない会社や店は、それを提供していないからです。そしてそこに付随するもの、タイミング、量、価格だと思いますけどね。いくら美味いものを作る能力があっても1時間もかかるのでは話にならない。美味いけど量が少ないとお客さんは不満足。そして美味いけど高いとこれまたお客さんは不満足になるでしょう。美味しいものをタイミングよく出し、それが適量であること、そして価格がリーズナブルであること、これらをクリアすれば良いだけの話です。

 店の信用というのも大事で、それは1週間や1カ月ではできない。毎日の積み重ね、それが長年にわたり溜まっていったものが信用となるわけでしょう。信用とはどう築くか、やはり店の姿勢ではないですかね。一例:うちではオクラの天ぷらを出していますが、これが米系に行くと衣が付いた冷凍を揚げています。食べたら冷凍か、フレッシュかはすぐに分かりますよ。うちはフレッシュしか使いません、そしてそれを買うのは私です。オクラにも当たり外れがあり、ホンジュラスで作られていますが、たまに質が悪いのがあります。そういう時は買わないです。それが当たり前だと思いませんか? しかし、多くの場合、「揚げるから大丈夫よ」くらいで、妥協されるのです。自分の判断基準があるかないか、その判断基準をどこに置くかで、お客さんの質さえも変わると思いますよ。うちの店には良いお客さんしか来ないのです。食い逃げする人はいないし、暴れる人もいないのです。お客さんの質が実に高いと感じますね、彼らの要望を満たすこと、それで店は安定するということです。皆さん、良い週末を! Aちゃん、昨日のK社はあなたの会社よ、分かっていたと思うけどね。業務連絡。O君の娘がこっちの大学に進学するらしい、時代の流れですね。

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