先週末もまあまあでした 5月11日(月)

Once de Mayo (Lunes)
 異常なまでの寒さ、このせいか客足は鈍かった。前週が金曜日と土曜日で24人ー20人でしたが、先週は10人ー15人でした。しかしながら、ワインの販売と持ち帰りによって売り上げの確保はなんとかできたわけです。
 土曜日の夜は常連さんが戻ってきたことで、これが毎週のサイクルになるのか、隔週のサイクルになるのか分かりませんが、定期的に来店して飲食してくれると有難い。実際に店の中で食べるということが「リスクない」と感じてもらえたのだと思います。

 それではコロナのアップデート
1)ロシアの感染者がイタリアと英国を抜き3位になりました
2)三菱電機が21年3月期の利益予想を53.8%減の1200億円に想定
3)三菱重工は20年3月期の決算が295億円の赤字、これは20年ぶり
4)アンダーアーマーの第1四半期の売り上げが23%減、今期はさらに落ちる?
5)世界では410万人が感染、283,001人が死亡
6)米国では130万人が感染、8万人が死亡
7)為替はやや円安107.23円、ダウ先物は200下げています

 トランプのお金ばら撒きが先週もありました。乳製品や農業製品を政府が買うという、その額が確か$3B、この桁がピンとこないのですが、アラスカは水産業がメインで、この救済に$50M を使います。ミリオンの単位ならまだなんとなく分かりますが。
 結局、後々の政府の借金はどうでも良い、「俺は次も大統領に居座りたいのさ」が見えに見えです。このところほとんどの大統領は2期務めています。1期で終わったのはパパブッシュくらいではなかったか?
 印刷機回して、お金刷れ刷れ、後のことは後で考える、まさにキリギリスアメリカ。大して日銀の黒田さんには思い切った策がない、真面目なアリは、これから来る冬のことを考えてしまうのでしょう。
 確かオバマのときもリーマン・ショックで、お金のばら撒きがありましたよね。特に黒人層に多大な救済を行い、これがひんしゅくを買った。あの頃からか、「あー、仕事しなくても良いんだ。政府が救ってくれる。汗水流して働く奴はバカや、政府が勝手のお金くれるのに、働けるか」の風潮がありましたよね。今がまさにそう。
 しかし、我々は違うぞ。政府がくれるお金を救済ではなく利益にせんといかん。働いてビジネス開けてお金を稼ぐ、さらに無償援助でそれを利益にする。これで他とは差がつく。

 インフルエンザ向けのアビガンよりもどうしてアメリカのデング熱の薬を先にコロナの薬として認証したのか??? なにか裏がありそうとしか思えないです。中国と英国では機能しいていないと言われても、アメリカが機能していると言えば、属国日本はそれを信じて認可するのか?だから何かあると思われても仕方ない。

 今後消えるもの、1)立ち飲み、2)バイキング=バフェだそうです。ソーシャルディスタンス、換気、マスクと手袋、衛生と消毒、3密回避、夜の飲み会禁止、これらは今後も永続していくのでしょうが、これによって、立ち飲み→ダークダックスのスタイルは消えるのです。Aちゃん、この意味分からんやろ? 普通の小さい飲み屋で立ち飲みをする。お客さんが4-5人の時は、店に向かって真っすぐに立っても大丈夫、でもお客さんが10人とか増えてくると店の親父が「ダークダックス」と言うんですよ。斜めに立てということ。昭和の言葉やね、斜めに立てば10人でも12人でもお客さんが入れるということの例えです。
 1)と2)に続いてなくなるもの、宴会です。今後ホテルでの大きなパーティとかは消えるでしょう。7カ月先の忘年会どうする? 無理ですわ。

 さてジョージア州の数字ですが、33833人が感染、一気にまた増えています。これは全米のニュースにもなっていて、経済再開の後どうなったのか? 結果として数字がまた増える傾向になりました。死者の数は1405人で気にしていないのですが、知事があほみたいに「全員検査必要」というから週末はあちこちの診療所に車の長い列ができて検査を受けようとする。
 土曜日にクレイトンのシェリフのヴィクターさんが来て話をしましたが、彼も検査を受けています。もちろん、陰性ですよ。それでだからどうするのか? 例えば今日検査を受けました、陰性でした。それで終わりか? そんなわけないですよ。明日感染したら陽性になるのです。週一で検査受けるのかい? 隔週かい? 月一かい? そのあたりが明確ではない。毎月1回の検査では遅いかも知れない。
 まあ州民全員の検査は必要ないと。しっかり手洗いしてマスクして濃厚接触しなければ、感染のリスクは少なく、味覚障害や急なだるさ、発熱がない限りは何も起きていないんだと自覚して検査には行かない。それが一番では?

 今日の最高気温は、67度です。
 明日の朝も冷え込みますが、その後は回復します。雨なしの1週間です、週末はパティオの準備が必要かと。

 お金のばら撒き、救済のお金が入ってきたことで、今週の給料は全員にボーナスです。サーバーはチップが増えて減っていないのですが、まあ「ご苦労金」として払いますし、キッチンは3回か4回分の給料を減らしてきたので、その分も含めて5割増しの支払いです。すべてPPPからなので、大丈夫です。私も自分の給料を半分にしてきたので多めに払います。
 店が再開してから縮小してきた食品売り場とワイン売り場そしてエッセンシャル売り場、どう見ても今後も半年はこれが続くのではないかと思います。従って昨日店に行ってテーブルを1つ増やして売り場の拡張を行いました。袋ラーメンはサッポロ一番を無くす方向に、日清のラ王は継続していきます。いろいろ手を変え品を変え、何が売れるのか、何が喜ばれるのか、何が必要なのか、まだまだ見落としているものはないか。日々の発見ですよ。
 業者にもそういうものを探せ、と言っています。レストランという枠組みにとらわれたら何もできない。レストランに来るお客さんに売れるものは何でも売る。
 今日の夕方のニュースでは、居酒屋のおやじが生ビールの15キロのタンクを抱えて、注文をもらった家を訪問してビールを注いでいました。何かあるのですよ。
 うちでは金曜日にそれまで四合瓶が主だった酒に300mlを加えました。それで2本売れています。今週末にはまた違う酒の300mlも買います。土曜日に来たお客さんで四合瓶を買う予定だった人には一升瓶を売りました。獺祭の一升瓶です。アメリカ人で酒好きなら1週間です。「量も多く安いからこれにしなさい」と引っ張り込む、これが私の仕事。サーバーではここまで強引には売れない。
 品揃えの充実、おひとり様対応から家族対応まで、これで常温管理できる酒のつまみがあれば、そこも考えても良い。いろいろ考えますね。企画して当たれば楽しいではないですか。コロナで抱えたストレスはそこで和らぐのです。
 「ダメよ、お客来ない」「ワイン売れって? 向かいにスーパーあるからね売れない」と消極的に考えたら何も始まりません。
 客来ないなら、呼ばんかいな。SNSで発信せんかい! 店の前に超デカいバナーつけて目立たんかい! 店の前で叫ばんかい!
 ワインが売れない? 卸と交渉せんかい! スーパーに負けん値段にせんかい! 売れるまで原価で売らんかい! 
 とまあ、決死の覚悟、ダメ元でぶつかるのも大事ですよ。コロナが戦争ならコロナビジネスも戦争です。肺がやられて死ぬのが良いか、赤字で首吊る、夜逃げするのが良いか、知りませんよ。しかし何もせんで、死ぬことはないですたい。最後は武鑓でもええ、武鑓でも心臓に刺されば人は死にますからね。武鑓もない? 紐1本でも首絞めたら人は死にますよ。紐がない? それなら頭を蹴る、石で叩くこともできます。
 弾がないから、銃がないから、人はどんどん言い訳する。まともに正面からぶつかっても勝てないですよ。奇襲作戦しかありません。後ろから攻める、上から攻める、斜めから攻める。場合によっては土の中から起き上がる、いくらでも作戦はあります。動けメロス、走れメロス! 前年比95%進行中の私が言うのだから、少しは説得力があると思う。100%にしたら、さらに豪語しますよ。

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