おもてなしよりも大事なもの そして

 日経ビジネスの新しいのに、元宇宙飛行士の毛利衛さんが「日本人の特性の中で一番アピールしたいのは、思いやりの心です」と語っています。

 東京五輪誘致に成功し、「おもてなし」が流行語となった2013年ですが、おもてなしの元は思いやりではないかと、ふと思いましてね。

  実は最後の有訓無訓からですが、私は最初に巻頭だけ見てここを読んでなかったのですが、彼も同じことを書いています。「東京五輪の招致ではおもてなしが話題になりましたが、私は思いやりを挙げたい。俺が俺がと事故主張するのではなく、常に相手を思いやる。これは日本人がもつ文化の1つだと思います。」とあります。
 ちなみに、スペースシャトルで地球を一周すれば90分だそうです。我々飛行機で90分ならアトランタからDCぐらいまでしか行けませんがね。

 全く関係ない話ですが、前回のブログで1月の失業率が6.6%にまで下がった。この下がった数字を喜ぶべきなのか、裏を読むべきなのかですが、これも今回の日経ビジネスに解説してあります。
 「欧州の大不況は2014年も続く。米国の景気回復は最富裕層のものでしかない。米国経済は’労働者の再教育をないがしろにしてきた。彼らは使い捨て、技術と市場についていけない者は、捨てられる。これは経済政策の失敗と社会政策の失敗の結果。2014年から130万人といわれる長期失業者への失業給付が打ち切られた。これまでは、全失業者の40%を占める27週間以上の長期失業者に失業保険の給付を延長してきた。失業率が大きく下がったのは、多くの労働者が労働人口から抜けたからである、労働力率は30年ぶりの低水準に落ち込んでいる。」

 数字は作られるのです。仕事をしたいのに仕事がない、これが失業率の数字に出ます。しかし、仕事を探すのを諦めてしまった人は、この数字に出てこないのです。
 こうした元労働者は、何の技術もない、工場のライン程度でしか働けない、単純労働者と呼ばれる人たちではないかと思います。ねじを締めるだけ、パネルをはめ込むだけ、物を右から左に動かすだけの単純作業ですかね。
 こうした仕事の多くがロボット化によって、自動化されるようになりましたから、単純労働者の働き口はますます狭くなってきています。

 これは何もアメリカだけの話ではなく、日本も同様ですね。だから何か特殊技術を身につけないと生きていけないということです。寿司だって将来はロボットが作りますよ、すでにそうなりつつあります。人間にしかできないこと、これを身につけましょう。


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