経済動向

 前の分析からちょうど1週間ですが、少し動きがありました。

1、円ドル相場 民主党の中川氏(次の蔵相と呼ばれ、民主党が政権と取ればこの人が就任するそうです)が、「私が就任したら米国債は買わない」と発言したことから、ドルが一気に売られ、95円まで急伸、その後少し戻して96.5円前後で推移しています。こういう「もしも発言」にも影響されるということです。ちなみに70兆円の米国債を抱えている日本ですが、米国に何かが起きればこれが紙くずになります。そういうことを考えて中国は、少し控えめになり、外貨準備を米ドルから金にシフトし始めています。こんな予想は分かりませんが、今後中国がうまく成長していけば、通貨である元が機軸通貨の仲間入りをする可能性もあります。そして円のように取引されることも考えられます。
しばらくは、96-100円の間で間違いないでしょう。

2、金価格は、私の予想に沿って動いています。900円を割り込むことはなくなったと思って間違いないと思います。このところの原油相場上昇に引きずられているように思います。昨日で927ドル、堅調ですね。じわじわ上がれ、輝くゴールド。

3、株式相場 そんなに一本調子で上がるわけないだろう? と思っていたらやはり利益確定で調整です。9000ドルの壁はかなり厚いですね。GMの破綻問題が迫っていますから、一時的にショックを受ける可能性もあります。株価1ドルを割ったGMのペースメーカーはいつでも外すことができますが、それを決めるのは政府です。リーマンの件で失敗していますからね、うまく処理しないと連鎖倒産やら、新たな信用不安の火種になります。たかがリーマン、されどリーマンでしたからね。日本も同じです。9000円をつけたあと、調整に入っています。ダウは年内にうまくいけば1万ドルに近づくのではないかと思っています。実は私が1月から始めたS&P連動型の投資信託は10%以上で運用されています。すでに恐慌の不安は消えたと思っていますので、新しく少しハイリスクハイリターンのファンドを購入しました。ほんの少しですが、遊びです。CITIを3ドルで買う勇気がないので、ハイリスクの投資信託ということです。

4、最後にもう皆さん、ガソリン価格が上がっているのでお気づきでしようが。原油相場です。一時60ドルをつけ、今はそのわずかに下をうろうろしています。ここ1ヶ月で20%上昇しています。これも70ドルが見えるかというと不明ですが、65ドルならあり得るかなってところです。夏休みまであと2週間です。車の移動が増えるので、ガソリン消費も増えます。そして景気回復で原油需要も増しますが、裏が少しありそうです。オバマは「脱石油」で原子力に注力していますが、火力発電で原油消費を減らしてもガソリン需要など、ほかが伸びていくので依然として石油の消費は伸びるであろうと思っています。 年末70-80ドルを見ていますが、どうでしょう?

Comments

Popular posts from this blog

実録 詐欺物語

ハワイ島は超金持ちのお忍び場所

すでに暇モード 5月26日(金)