大量失業時代が日本にも来る

 日産が大手で初めて契約社員をゼロにしたというニュースがありましたが、一時は2000人いたそうです。マツダは宇品工場の812人を解雇しています。そのうち1割が再就職先を確保しました。 防府工場では500人の契約社員がいますが、これも1月いっぱいで解雇だそうです。
 ホンダは今期の業績を下方修正しました。トヨタ同様、下期だけでは赤字になるようです。来期は通期で550億円の赤字になると発表しました。期間従業員も一時4500人いましたが、3000人に減少です。F1撤退は正解でした。
 このように日本の輸出産業はアメリカと一体化しているため、波をもろに受けています。そして派遣社員がまず最初にクビを切られるのです。 そうした人の行き場はありません。駅の構内で生活する人、ホームレスに落ちていく人など様々です。「年齢35歳ぐらいまでならねえ」というのが雇用する先の本音で、中高年で失業してしまうと再就職はかなり厳しいようです。
 私の兄の例で見ると再就職にほとんど1年近くかかっています。それで受けた会社が50近くもありました。1つの仕事を探すのに50受けるのは当たり前のようです。その失業の間にPCのスキルを身につけるために学校へ行き、資格を取りようやく仕事に就きましたが、それでも給与は前の会社の6割程度だったと思います。それでも安定しか会社(確か東証1部上場だったと思います)なので安月給でも我慢するしかないのでしょうかねえ。
 私なんか、日本に帰っても仕事がないでしょうね。こうした個人経営で自由業みたいな仕事ですから、普通の会社では使ってもらえないだろうし、今の年収と生活を維持するのは無理でしょう。「将来はアジア」から方向修正しないといけません。
 やがて、日本の会社はさらなる減産などにより、業績悪化が進行すれば、正社員にもメスが入る可能性は高いといえます。あなたは会社にとって必要な人間ですか? 何か特殊技能がありますか? 何もないと「首切り候補」にリストアップされると思ってください。 残酷ですが、これから生き残りをかけたサバイバル戦争が始まる、ぐらいに思ったほうが良いと思います。最低2-3年はダメでしょう。

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