今日のニュースから 4月10日(火)

イースター明けで暇かと思ったのですが、ふたを開けてみると忙しい1日でした。予約は当初10人のパーティのみでしたが、来るときは来るもんですね、おそらく月曜日の過去最高の売り上げを記録しています。今月も想定外の売り上げを計上するかも知れません。16日がTAXの支払い締め切りで、この週は少し落ちるのが常ですけどね。

 届いたばかりの日経ビジネスにパナの新社長津賀さんのコメントがあります。「伝統と決別」だそうです。「脱テレビ」とも語っていますね。なにせテレビの赤字が大半で7800億円の赤字を計上したわけですからね。

 一方のSONYは平井新社長が、2月13日号で「創業当時への回帰」を掲げ、トップ自ら開発現場へ足を運ぶことを言い、「SONYらしい」商品を見定めようとしています。ただテレビに関しては、継続の意思を打ち出しています。最近、1万人規模の人員削減を発表したばかりです。

 テレビは明らかにもう「ブランド」で選ぶ時代ではなくなってきています。特にこのアメリカという巨大な市場で「良いものが安い」が前提ですからね。それは車がそうであったでしょう? 日本車が過去に売れたのは「壊れなくて安い」があったからですね。結局、消費者にとって「お得」だったわけです。
 それが韓国車が真似しながら同じものをさらに低価格で作りだしたら、シェアを取られても不思議ではありません。やがては中国も韓国の後を追いながら攻めてくるでしょう。そうした際のポジショニングが実に大事になってきますね。自社の位置づけをどこにするのかですね。

 これはSONYやパナだけの問題ではなく、日本の家電メーカーの問題です。家電メーカーがいつまでも家電を作っている場合じゃないのでしょう。繊維メーカーが繊維だけ作っていて潰れたところがあり、多角化して新規事業に賭け、生き延びたところがあるのと同じ、大きな流れが今そこにあるのでしょうね。

 話は変わり、この前某船の会社の人と話をしましたが、去年も大赤字、今年も大赤字、来年も大赤字だそうです。「それでどうやってサバイバルするんだい?」と私が訊けば、「我慢比べです」と言う。もちろん、数年前まではバカバカ儲かっていたらしい。その利益があるから赤字でも耐えられるのでしょう。私は素人で船舶のことは全く知りませんが、まあ船の数が多いので価格が上がらないのが現状で、こればっかりはどうしょうもないとのこと。

 私も一端の経営者であり、赤字は大嫌いなので、こういうのを聞くと「何とかせんかい」と思うのですがね。レストランのビジネスが人生の半分ですが、後は小売しか知らない。
 それでも今は「絶好調そのもの」ですが、大きな赤字というのは創業期の3年程度であとは、右肩上がりで来ています。景気も回復しつつあり、悪くない環境にありますが、それでも潰れている店は数多いわけです。

 寿司で考えると、メトロアトランタに200軒あるとしましょう。それでスーパーの中にも寿司があり、オーバーストアの状況です。ところがハイエンドの寿司屋となると5軒もないわけです。きとんと日本から魚を仕入れて販売している寿司屋は5軒もないから、競争がないわけです。従ってそういう場所で商売をしているので悪いときでさえ、落ち込みがない。
 マーケティングの最たるものは「魚がいるところで釣りをしなさい」ですからね。良い客がいる場所で釣りをしているのが私のビジネスです。
 もちろん、それに加え顧客のケアをしっかりやり、セレブのお客も来るとなるとそれに釣られてその下の層が寄ってくるわけです。
 
 
 

 話を元に戻し、船舶数が多いから赤字で我慢比べでは、他社が潰れるのを待つしかないということですかね。そうであれば、人件費の安い国の会社が潰れた会社から船を買い、それで低価格の船会社を作り、攻勢をかけて来ると、結局同じことの繰り返しにならないだろうか?ということです。
 レストランも全く同じで、ある店が潰れると、また新しい店がオープンします。これの繰り返しなわけですね。
 といって、私の店も胡坐をかいていると売り上げが落ちてしまいます。これを維持するために。常に新しいことをやりそれを繰り返していかないといけない。
今春はマスターズのペイントを例年通りやり、ごらんの通り、日曜日にゴルフタオルを12枚も買いこみ、来年用のディスプレイにも変化をもたせるようにしました。さらにマスターズを強調します。パティオの植え込みもすべて新しい木に植え替え、花の鉢も多く買い、見栄えも良くしました。さらに夏は何か考えないといけません。

 「環境の変化に対応できなかった恐竜は滅んだ」まさにそうですね。恐竜には頭がなかったわけです。といって人間に頭があるのか? あっても使っていない部分が実に多いわけです。まだまだ悩み考え、新しい知恵を生み出すスペースは残っています。そのためには「脱日常、脱常識」の発想でいかないとダメなんじゃないですかね。決して自慢ではありませんからね、「次は私」かも知れません、その危機感が新たな発想を生むわけです、いや生まないとけない。生み続けなければならない、子供は生めないんでね。発想だけは生める!!

Comments

Popular posts from this blog

実録 詐欺物語

ハワイ島は超金持ちのお忍び場所

すでに暇モード 5月26日(金)