日本のコロナ現象は「世界の七不思議」 12月22日(水)

 Veintedos de Decembre (Miercoles)

MSNのサイトをいつも開けますが、「アメ横」が出ているので、師走の賑わいの話題かと思えば、日本のコロナ感染が他国に比較して極端に抑えられている不思議さを「わからない」と書いています。ワシントンポストの記事のようですが、まあ組織化されたワクチン接種により、計画的に従順な国民を護送船団よろしく、政府の指導の下に、接種率を高め、それに抵抗する人もほとんどいないことから、自然に接種率の上昇と共に、コロナの感染数が低下したという事ではないかと私は思うわけです。中国共産党とは外面は違えど、やっていること、中身は同じ、絶対的とは言わないまでも、政府主導(お上の仕事に口出しはできない」による統制のとれたコロナワクチン接種が上手く機能したということではないかと。摩訶不思議な日本、徳川300年の遺産ですか? それとも大本営の遺産ですか? 言い換えれば金太郎飴の集団、それだけ個性がないという裏返しでもありますが。


アメリカ人はもうコロナにうんざりしているそうです。私もそうです。マスク、私は店では装着していません。暑くなるし、ワクチンも打っているし。自分が出かける場所ではマスクをしますよ。しかし働く場所では息苦しいので不快で、やめたのです。大晦日のイベントの一部ではキャンセルが出ています。どこまで続くのか? 20年の3月からだから、来年の3月で〇2年ですよ、規制というか、目に見えない敵と戦うのに疲れています。

 昨日はよく戻してくれた株式市場ですが、東京は今日も上げ、欧州も微上げ、NYもナスダック以外は微上げしています。 株式市場もオミクロン疲れを起こしています。仮想通貨は上げてきました、ビットコインは48574ドル、イーサリアムは微下げで3967ドルです、少しずつ買い増ししている私ですが、だいぶ単価が下がってきて、あと少しで黒字になりますが、今週は様子見です。為替は114.21円と円安、ゴールド1793ドルで微上げ、原油は71.13ドルとやや回復、10年物国債の金利は1.474%に。

 増えています、アメリカのコロナ感染数、15万4千人です、死者も1360人となっています。NYなどが増えているそうですが、ジョージアに関してはあまりその話はないですね。日本のニュースでは大阪で市中感染が起き、4人が陽性になったとか。そしてコロナ後で回復しつつある経済を邪魔するのが、人手不足のようです。箱根では7割の回復ですが、人がいないので予約を断ることもあるそうです。都内のレストランもそうで、早じまいをしています。46万人がレストラン産業から他の業種に移動し、募集をかけても誰も応募してこないそうです。一度逃げた人材は元には戻らない、それはアメリカが証明しています。次はインフレが日本で起こるでしょう。給与も上がっていけば相殺できるが、果たして給与は上がるのか?

フィリピンの台風の死者数が400人を超えています。まだ発見されていない人もいるので、増えるでしょう。

今後こうした自然災害による死者はますます増える傾向になります。


 日本の給与はなぜ上がらないシリーズ? またまた現代ビジネスに出ていますが。基本、アメリカ人の給与の6割しかない、そしてドル換算での購買力平価では韓国よりも下だそうです。よく書かれていることですが労働生産性が低いのです、20年のデータで49.5ドルですが、これは先進国の中で最下位で、1970年からずっと最下位だそうです。労働生産性を構成するのは1)付加価値、2)労働時間、3)労働者数であり、単純には付加価値のあるものを少ない時間で少ない人件費で作ることができれば、労働生産性は上がるわけです。

 戦後から日本企業はアメリカ製品に追いつけ追い越せで来たわけです。その中身は、1)より安く、2)より性能がよく、だったのでは?それで世界2位の経済大国?にはなったものの、そこからの転換ができなかったわけです。今でも「より安くより性能がよく」を求め、価格競争するような商品を作る続けているのでしょう。しかしお隣韓国が日本の真似をし出した、中国が世界の工場として出てきた、東南アジアが右に倣えをしてきた、この中で同じ土俵で価格競争ができるわけないのです。アメリカから製造業は衰退したものの、ハイテクIT、金融によって次の大きな産業を興したことがアメリカを1位にしているのですが、そこで出遅れた日本はじり貧になっていると分析できると思いますね。従って生産性が上がらないので、給料を上げる原資もないわけです。給料上げると利益は減るので、経営者はそれができない。

 しかし日本でもキーエンスのような会社がありますよね。付加価値のある製品を作り、それで高収益の体質にして社員に多く給与が払えているのです。第1次産業の漁業でもそうで、ノルウェーの漁師は1千万円稼げるのに、日本の漁師は400万円しか稼げない。だから日本人の漁師は高齢者ばかりになり若い層はインドネシア人とかが代用している。これも見本があるのにそうできないのはおかしいわけです。日本すべてがダメではないですよ。やり方が悪いのです。それに気づかない経営者が悪い。詰まるところは「新卒採用制度」や「終身雇用制度」にメスを入れていかなと変わらないでしょう。仲良くエスカレーターに乗る時代は終わっているのですが、いまだに4月に一斉入社をするのはなぜ? 競争原理ですよ、当然、負け犬は出てきますよ、しかしそうしないと日本は良くならない。ぬるま湯にいつまでも浸かっている時代ではないんですよ。それで50歳前後になって「リストラされる、まだローンがあるのに、これから子供が大学に行くのに」と嘆いても仕方ないでしょうに。バカの骨頂ですよ。 さらに言えば、会社の前の段階である大学制度に問題があるのです。英語の授業だけの大学を作りなさい。それが1つの起爆剤になる。そしてバイトとかする暇があれば、企業でインターン制度をつくり、そこで働きながら学ぶ制度に変えていきなさい。これもすべてアメリカでは実践(英語授業は当たり前ですが)されているのです。製品作りでは物真似して、スーパーやアウトレットでも物真似してきた日本がどうして、大学制度で物真似できないのか、不思議ですよ。

今日も寒い1日ですが、雨は上がりました。

昨日のコスコ、9時50分に行ったのに、パーキングがかなり埋まっていました。クリスマスの食事の買い出しとかでにぎわっています。今日と明日はさらに混むでしょう。だから私は行かない。まあ通常でもコスコに行くのは朝一と決めています。午後には絶対に行かないですよ。滞在時間は10分以内です。どこに何があるかすべて把握しているので無駄な時間はありません。おそらく年間150回は行っていると思いますよ。入口でメンバーのカードを見せることはあまりないですね。知っている店員さんなら顔パスです。

 今年最後の給料支給です。今年の私の会社からの給料は前年比で30%以上上がったのではないかと。日本の中小企業の社長並みか、それ以上です。アメリカですよ、レストランですよ、お客さんのチップが半分以上の従業員の給与を賄ってくれます。これが儲かる仕組みです。いつも書きますが、レストラン産業はしんどいですが、当たればデカいのです。だから韓国人や中国人、他のアジア人が日本食レストランをやるのです。

 少し前なら「現金商売」でお金が抜けるとかの発想もありましたが、最近は現金の売り上げが実に低いので、それはもうないですよ。サンドイッチやチキンウィングなどの単価の低い店を韓国人がやりたがるのは、そこにうま味を見出しているからでしょう。まあお金を抜く暇があったら、どうやって売り上げを上げるか、その増加を考える方が早い時代です。そんなこんなで日本人にもっとレストラン産業で儲けてほしいかと思いますが、やらないですよ。「わからない」「調理の経験がない」「リスクが高い」が主な理由? しかし、なぜこんなに多くの人がレストラン産業に群がるのか、簡単で儲かるからですよ。他のアジア人が調理経験があると思いますか? ないですよ、なくてもやるのが彼らです。そこにお金が落ちてるんですけどね、拾いませんか?腰をかがめるだけで拾えるんですけどね。汚いことはしない、長い時間は働きたくない、まあ理由は様々ですが、最後は「お金」ではないですか? 10年やって1ミリオンを貯めこむことができるなら、やりますか? 上手くやれば5年で達成できるかも知れない。第4コーナーを回って最後の直線を走っている私が言うのですから間違いはないですよ。アメリカで儲けて、それを日本にいる日本人に示したいし、示してほしいですね、アメリカにはまだ金儲けができる土壌がありアメリカンドリームもあるのだと。あと3日頑張って2連休です!





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