肺炎を侮ってはいけない 1月15日(水)

Quince de Enero (Miercoles)
 咳き込む兄貴分へ 
肺炎は日本人の死亡原因の3位を占めています。1位はもちろんガン、2位が心臓疾患ですが。面白いことに海外では肺炎は子供の病気、しかし日本では老人の病気なのです。
 その原因は喫煙です。若いころの喫煙習慣が肺を弱くしているのが原因。年代別に死因を見ると、肺炎は60代では5位ですが、70代では4位になり、80代では3位に、90代では2位になるのです。
 有名な話、ガンは年齢が上がると進行が遅れます。従って、危険な病気ですが危険ではなくなります、そして肺炎は90代においてガンよりも死因の上位になるのです。
 肺炎は100年前にスペイン風邪が流行ったころに増加していますが、その後抗生物質などの開発により減少してきたのです。しかし、ここに来て高齢者の増加により、また増加する傾向にあります。
 また男性のガン=悪性新生物の部位別では1位が気管および気管支、肺になっています。これは全体の25%近くを占め、胃の2倍になっています。女性でさえ14%で部位別では1位になっているのです。
 
 「嚥下」という言葉があります。口辺に燕、読めないですね。えんげと読みます。これを掘り下げると面白いのですが、我々は猿でした。それが人間になる過程で誤嚥が増えたのです。その理由は、声を出す歌うなどでのどぼとけの位置が猿や猫よりも下に下がったのです。
 それで空気と食べ物のクロスする道が大きくなりました。そのため食べ物などが気管に入りやすくなってしまった。
 食べ物や水が気管に入り肺炎になることを「誤嚥性肺炎」といいます。老衰とかでのどの動きがにぶくなると上手に飲み込みができなくなります。
 普通なら、これで咳き込んで出すのですが、神経が鈍ると、それもできなくなる。ご飯粒や食べかすが気管に入っても気づかないわけです。その結果、気管支炎や肺炎になります。ワクチン打てば肺炎にならない! そんなことはありません。

 そこで肺炎予防の7か条
1)たばこは吸わないこと、ワクチンの何倍も大事だそうです。
2)無理をしない、過労は禁物。
3)血圧、糖尿病、脳梗塞などの病気の治療をする。
4)虫歯、歯肉炎、歯槽膿漏など、歯磨きは1日10分。
5)手洗いやうがいで風邪やインフルエンザ予防。
6)重い呼吸器疾患の場合はワクチンなどを受けること。
7)胃食道逆流症がある場合は、治療を受ける。
私は最近、1人3回以上のリステリンをしています。アルコールで菌を殺す? まあ効果があるかどうか分からないのですがね、昼寝するのでその前とかにリステリン。これで口内ケアができているかも?
 まあ、単純に考えてください。生まれてこの方、心臓は毎日休むことなく動き、
体の全身に血を送り込んでいる。汚れた血はまた心臓に戻ってきてフィルターで綺麗にされた新しい血がまた送られる、この繰り返しをミスなくできているのです。どんな機械でも50年いや60年も使えば壊れるもんですが、人間の体は実によくできていますよ。それを忘れず、たまにケアすることが大事なのでは?

 
Lower Chance for Rain
 今後3日間、金曜日までは雨がありませんが、土曜日は90%、そして気温が下がります。月曜日の朝は26度の予報です。

  

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