免疫療法 3月6日(水)

Marzo Seis (Miercoles)
 昨日のこと、持ち帰りに来た人がいまして、この方は先週、約1年ぶりに店に戻ってきた人でした。何がこの人に起きていたのか?
 私は聞き上手?ではありませんが、「どうしてしばらく来なかったのですか?」と尋ねてみました。そこから始まった話です。
 肝臓がんだったらしい。肝臓がんは痛みもなく進行するのだそうです。大抵は交通事故などで、病院に運ばれてスキャンで発見される(アメリカの例)くらいで、静かに進行する。そして痛みが出てくるころには、もうかなり悪くなっている。
 それをどう直すか? ガンの場合、1)手術=切除、2)放射線治療、3)免疫療法なのだそうです。彼は3を選びました。英語ではImmunotherapyです。
 簡単に言えば、指を切っても治ります。風邪を引いてもクスリ飲まなくても治ります。では? ガンになっても治ります? 簡単ではありませんが、それをもいいる方法です。
 手術して悪性の腫瘍を切除すれば、ガンは治りますか? 治る場合もある。しかし確率50%くらいですかね、私の推測では。転移していて、また再発します。
 それはどうしてなのか? 分かりやすい例えを出してくれました。本社があります、母艦でも良いですよ。そして支店があり、駆逐艦があります。本社機能を完全に叩かないと、転移は終わらないわけです。だから手術しても、また再発する。
 2)の放射線治療は大変だそうです。まず毛が抜ける。これは原爆を浴びるようなものです、簡単に言えばですよ。それでガン細胞を殺すのですからね、しかしこれも完全ではない。放射線治療を何年もやって、また再発したケースもあります。
 3)は新しい手法らしいのですが、なくならない。ただ小さくしてくれるので、あまり障害がない。この人は1年続けて、ようやく回復の兆しが出てきて、それでも完璧ではないが、食欲が出てきたので、好きなもの食べたい=TAKAに行こう。となったそうです。
 正直なところ、がん治療に何が正解で、的確なのかは分かりません。私はガンになったことはないので。しかし家族や親せきには山ほどいますよ。
 自分もそのリスクはか抱えていますが、基本的に薬を飲まない人間です。せいぜい花粉症の薬くらいです。
 例えば風邪引いたら、というかその前に風邪を引かない。引きそうになったらにんにくと生姜、辛いものを食べて汗をかいて寝る。これで治しています。風邪を引いて寝込むようなことはありません。もう10年近く、風邪は引いていない。
 まあ、自分の体を外から入ってくる病気に備えて、「戦闘態勢」にしておく必要性は常に感じています。私が倒れたら店は閉まるのですからね。
 体が緊張していると、病気は入ってこないそうです。「防御は最大の攻撃」です。

 先週書いた、違うお客さん。その後、嫁と来て、昨夜は1人でまた来ました。ジェフさんというそうです。昨夜、「あんた、名前は何だい?」というので「TAKAですよ、ここのオーナー」と答えまして「態度デカいでしょう?だからオーナー」と加えましたが。
 風邪を引いて体調不良で、スープを勧め、黒にんにくを上げてからの付き合い。この1週間の来店回数は3回です。昨夜は嫁が子供を連れてフロリダに行き、大学探しをしているので、末っ子を連れてこようとしたけど、メキシカンを食べたので、お父さん1人でやってきて、熱燗とスープと刺身で晩御飯でした。
 まあ店が暇だったので、話し込んでいましたが、ITで儲けたらしい。20年前にテレビ会議とかのシステムを作り、東京にもオフィスがあったらしい。
 まあ、そんな話をするわけで、きちんと話を聞いてあげる。もう1カ月近く、風邪気味だそうです。それゆえのスープ。
 こうして、顧客を煉瓦を積み重ねるように、1つ1つ積み上げていくのですよ、それがレストランの仕事です。一網打尽はありませんよ。

 焦点:出現するか中国の「灰色のサイ」、試される緩和強化の効果不気味
 先週でしたか、非政府系の大きな投資会社だったか、デフォルトしたらしい。社債の償還期限が来ても払えなかった=払うお金がなかったのです。それが数兆円という金額です。昨日読んだ記事でしたが、中国全体が借金漬けになっていて、その総額が1000兆円に近いそうです。政府は人民元をどんどん刷り、経済を活性化しようとしていた。
 ここで萎んではやばいと、暴動も起きかねないので、回しているわけです。まさに自転車操業。それに追い打ちかけたのがアメリカの貿易制裁ですから、痛いのなんの。
 しかし、考えてみると、赤字財政はアメリカも同じです。トランプになって財政赤字は拡大し続けています。それで株高で景気が良いとは馬鹿でもない限り言えない。
 専門家は警鐘を鳴らすものの、売り抜けた者が勝ち? 落ちる前に不動産などに置き換える? ゴールド買っておく? など動いていると思いますよ。
 所詮は紙きれに価値をつけたもので、世の中が回っているのですから、末恐ろしいことになります。その末恐ろしさを先延ばしするように、印刷機回しているだけです。そのうち、紙がなくなるか、印刷機が壊れるか、インクがなくなるか、そうなったら大暴落になる。欲望の資本主義はすでに行き詰まっているのですから。その引き金は中国が引くでしょう。

 行き詰まった資本主義の次は何? やはり共有ではないかと思いますよ。少ないお金で世の中を回すこと。すでに始まっていますが、さらに拡散するでしょう。
 自動車買うよりも、あるものを使いたいときにみんなで使う。売り上げは落ちるものの、ゴミを出さない、環境にやさしい。最小限のお金で世の中が回るようになり、その余ったお金を他に使えるようになる。そうすれば収入が減っても同じレベルの生活ができるようになるのでは? 
 このまま、どんどん資本主義が突き進んでいくと地球は滅びるのです。新しいカタチの模索は大事。

 地球が滅びる?その前に日本が滅びる。
汚染水対策の基本方針を示した図版です。
 こんな計画で進んでいるのですが
これが写真です。
 一昨日に報道に公開されたのです。すでに汚染水のタンクは1千あるのです。上の図ではせいぜい20個? この写真でも大したことないように見えますが、1千個=100万トンだったと思います。そして130万トンをさらに作らないといけない。
 それが4年後にこの敷地が満杯になるので、置き場所がなくなります。このタンクを作っているのはどこか知っていますか? 日立造船です。茨城の工場で作り、福島に輸送しています。
 11日で8年目です。解決なし。復興税として国民からお金を取り、そのお金でタンク作っている?? たぶんそうでしょう。囚人とか元受刑者を雇い、危ない作業をさせている。そして彼らがガンで死ぬ。
 今後、大きな地震がまた来ると言われているのに敷地内にタンクを置いて、これが破壊されて漏れたら海洋に流れる。仕方ありませんよ、自然災害ですから、とは言えないでしょう。
 どこの市町村も嫌がりますよ。そして日本にはまだ原発が稼働しています。フランスなら地盤が固いので問題ないのでしょう。核廃棄物だけで出ますけどね。
 しかし日本列島はリスクありすぎです。原子力発電はやめないといけない。そして実におとなしいのが日本国民です。同じことがフランスで起きれば暴動になっています。安保闘争のときは頑張ったのに、今はデモをする人も少なくなった、日本人は腰抜けになってしまった。

Remains Cold
 寒いながらも快晴です。昨夜はキッチンの排気口の掃除で、業者がやりましたが、12時半まで店にいました。眠いがそこは気力で頑張ります。
 店にいて、店内を眺めているといろいろ思い浮かぶものです。またプロジェクトを発見しました。飽くなき改装? というか、昨日来たお客さんに「オープンしたてのころに来たときはオープン過ぎて好きではなかったのよ。でもだんだん良くなってきた感じ」と言われました。隠さないといけない。「隠家」が今のターゲットです。

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