底を打ったのか 4月8日(火)
Aprile Otto (Martedi) Ocho de Abril (Martes)
可哀そうに月曜日のオーガスタはクローズでした。今日は気温は低いものの晴天です。あとは木曜日か金曜日にどうなるかですね。
つながっている3つの合意 1)ブレトンウッズ合意、2)プラザ合意、3)マールアラーゴ合意、なんだそうですよ。これは近藤大介さんの見解です。
1)ブレトンウッズ合意:1944年、世界経済を安定させるため米国のニューハンプシャー州のブレトン・ウッズに各国代表が集まり、金1オンスを35米ドルと交換できることを定め、さらに各国通貨と米ドルの交換比率を一定に保つ固定相場制の仕組みを決めました。 これを「ブレトン・ウッズ体制」、または「金・ドル本位制」と呼びます。
ついでに、ニクソン・ショック(Nixon Shock:、1971年8月15日に、当時アメリカ大統領であったリチャード・ニクソンが、金とアメリカ・ドルの交換停止を突然発表したことより、世界経済が混乱したことを意味する。 「ドル・ショック」とも呼ばれます。
2)プラザ合意:レーガン時代ですが、1985年9月22日、具体的な内容として「基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げ、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入をおこなう」というもの。 プラザ合意の狙いは、ドル安によって米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことにありました。竹下蔵相は20分でサインしたそうです。円は230円から1年後に150円になったわけです。
3)マールアラーゴ合意:ヘッジファンドのスティーブン・ミランが「世界貿易システムの再構築のためのユーザーガイド」を発表。彼がこの中で、「トランプ政権時の潜在的な協定をマールアラーゴ合意を表現することにする」と書いてあるのです。そして彼は3月にCEAの委員長になる、CEA=大統領経済諮問委員会です。そしてプラザ合意の標的は経済大国2位だった日本、今回の標的は同じ経済大国2位になった中国です。ここでの切り札は「台湾の統一事業に米軍が関わらないこと」だそうですよ。
そして中国通の福島香織さんの意見は、「標的は中国」だそうで、一例がベネズエラの石油を買う国に関税を課す=中国が一番買っています。あらゆる方法を使って中国を締め出す作戦に出ているわけです。今年の中国のGDPは1-2.4%のマイナスの影響を受ける予測も出ています。目標の5%は無理ということです。アメリカも傷を負い、世界の国も傷を負うが、中国の傷が一番深いわけで、出血して死亡するのを待つ感じ? 我慢比べが始まっている感じですかね。台湾に対しては32%の関税ですが、これ=国として扱っていて、これも中国をイライラさせるのです。これに対し台湾政府は報復関税はしないと。さらに相互ゼロ関税に向けて話し合いを始めています。今回の関税政策は「踏み絵」だと表現していますね。
さらにFTのマーティン・ウルフは「トランプの文化大革命」と呼んでいます。毛沢東は反主流派のリーダーとして、中国の官僚と知識階層に闘いを、トランプも反主流派のリーダーとして、米国の官僚と知識階層を打倒しようとしている。中国のエリート層は、今回アメリカで起きていることは「中国に有利」であるそうです。1つの例はDeepSeekがChatGPTよりも優れて安価であることなど、かつての中国ではないよ、ということです。
中国人は耐えますよ。4千年の歴史、侵略を何度も繰り返され、国名も何度も変わり、それでも中国人は生き延びてきました。耐えることは知っている。白人は耐えないですよ、諦めも早い。その違いが今後出てくるのでは? 遊牧民と米作民の違いはここで出る?
今日は少しは笑えるかも
アジア上げ、欧州上げ、NYのプリマーケットも上げています。トランプ・ショックはここで一休み。
金曜日の朝の雨のようです、30%になっています。
気温は低めです。
週末は金曜日から64-61-72度です。
関税問題をテーマに語ると、YouTubeの視聴者数が増えますね。昨日の投稿は過去10の中で1位に。今日も上記したことを話すわけです。まあこのあたりが実に面白いですね。マッキンリーを尊敬し、実はレーガンをも尊敬しているらしいトランプです。「強いアメリカ」を作った=でも財政赤字は増えたましたかね。1914年から債権国だったアメリカは85年に双子の赤字を計上、債務国に転落していくのです。そこでプラザ合意になったわけです。通貨政策によってアメリカを救う作戦に出たわけですね。
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