住宅価格がさらに下落

今朝のニュースによると、全米主要都市の住宅価格が下がり続けていることが分かりました。
特にひどいのは、フロリダとカリフォルニア、アリゾナ、ネバダで今年に入ってから30%近くも値下がりしています。
ほとんどの都市で15-20%近く下がり、価格水準は2004年に戻ったといわれています。
比較的下げ幅が低いのがNC州シァーロットとTX州ダラスです。

先日、木村不動産の木村さんと話をする機会がありました。彼のオフィスはSandySpringsにありますが、ここのオフィスのエージェント数は最盛期で150人いたそうですが、今では3分の1の50人程度にまで落ち込んでいるそうです。 家が売れない→コミッションが入らない→職替えするしかないのが現実です。
その住宅価格がどこまで落ちるのか予測はできませんが、最悪のケースで毎年10%が4年間続くというデータを見たこともあります。最高値から40%下落、非現実的ですが、今年すでに30%近く落ちた都市があることを考えれば可能性はあります。私の個人的な見解は今年は駄目、来年も駄目。 早くて2010年だということです。
アメリカ人は非常にポジティブですから、彼らの言うことをあまり信じるとロクなことがありません。 先日も昔Bluepointeで一緒に仕事をしていた人物と話をしましたが、「今が絶好の金儲けのチャンスだ」と言っていました。レストラン業界を見てください。 NYCなどから高級店が続々と進出しています。巨額の投資、高いレント、高級店。 誰がそこに通うのですか? Spice Marketが1つの事例かと思います。全米トップシェフのジャン・ジョルジュの店です。流行って当たり前ですが、メディアの評価は今一、どこまで続くでしょうか? というかどこまで持ちこたえられるでしょうか?すでにオーバーストアなのです。
コンドも同じでしょう? 7年分の在庫を抱えて売れないから、賃貸に鞍替えしています。 いかにアメリカ人が「イケイケ」で皆が右向けば右に走っていくか分かることでしょう。
そういうときにこそ、左を向く姿勢が大事だと思います。 我々はすでに日本のバブル期を経験していますから、同じ過ちを犯さないようにしないといけません。

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