今日の出来事から 10月17日(木)

 ようやく、あることに区切りをつけることができそうなので、ブログも模様替え、秋ですし、たまにイメージを変えるのも良いでしょう。

 おかげさまで昨日も良い売り上げを計上することができました。またもや日本人のお客さんに助けられ、友人でもあるブラウンさんがお客さんを連れてきて4人で売り上げの10%を落としてくれました。

 ここで私は少し、失言しています。 ブラウンさんに女3人だったのですが、その中の1人がえらい、うるさい。そしてすでに酔い気分だったのでしょう。「あなたは、どうしてそうハイテンションなの?」と冗談交じりに言ったつもりですが、少し気分を害されたようです。まあ、あとは繕い、帰るときには笑顔でしたから、問題なかったのですが、英語のきちんとできる人に「テンション、高い」という和製英語のようなのはヤバイということを認識したのです。まあ、こうして失敗しても終わりが、よければ良いのですが、次回は気をつけます。

 最近は売り上げが低迷気味なので、なるべくお客さんと話をするようにしています。一昨日は、遥か彼方にいた女性2人連れにワインをご馳走しました。といっても赤ワインを翌日に持ち越ししたくないので、注ぎ足したということだけの話です。
 その女性、よく見ると知っていました。グランドケイマンから来ています。以前はマリオさんという徳川家康に似た人と付き合っていたのでが、すでに交際は終わり、ご無沙汰でした。友人が店の近くに住んでいるということでご来店となったのです。
 その友人の名前はダイアンさん。これ次回来たときも顔と名前が一致しないとけない、覚えておくのが大変です。比較的、記憶力は良いものの、衰えは激しいのです。若い美人なら間違いなく覚えますけど、すでに60歳の手前ではないですか、余計大変です。

 水曜日といえば、毎週水曜日の美女が2人います。ベスとリーは教会の講義に行ったあとで、店に寄ります。ベスはSOTOの時代からなので15年の付き合い、リーは最近ですがそれでも2年になります。私は大抵、テーブルにワイン持参で座り込み話をします。
 昨年は、あらゆる宗教を勉強し、今年はその上にあるであろう神の存在についてだそうです。神はカタチのあるものなのか、それとも実態のないものなのか、そんな話に加わるのです。
 最近は、神頼みが多い私です。売り上げ悪いと神に縋る、精神的に参っていると神に縋ります。良いときには神に縋らないのです。困ったときに「神様、どうぞお助けください」ですね。
 昨日の私の出した彼女たちへの答えは、「やはり常日頃の行いが大事。人に尽くし奉仕をして、困っている人を救うこと。それを見返りを期待せずに行うこと。そうすれば自分がいざ困ったときには、他の人が今度はあなたに救いの手を差し伸べることでしょう」でした。当たり前のことです。

 でも、それができない人が多いのです。何のメリットもないのに、人を救いなさい。自分が嫌なことも積極的に受け入れて、相手の気分を良くしてあげなさい。相手が望むことをしてあげなさい。といってもなかなかできるものではありません。大半の人は自分がしたくないことはしたくないのです。

 自分の欲望を殺し、自分のわがままを抑え、相手に尽くすのです。それは忍耐です。そして、それが上記したように、その相手から直接返ってくることがなくても良いのです。それは相手に対してではなく自分に対して行っているという風に解釈することです。もちろん、その相手から返ってくることもあります、相手がその気持ちを理解すればの話、しかしながら理解できない人の方が多い。

 仮に、その相手が理解しているのであれば、「恩の倍返し」があるでしょう。ただ、人間はなかなかそうは理解しないのです。だから期待すると落胆することになります。それは、やがて他から自分に返ってくるのだと信じることです。そして必ず返ってきます。

 この前掲載したエンジェルはまさにそうでした。落胆していた私にとって光のような存在でした。昨夜もベスが「あの先週の女性は誰、セレブ?」と訊いていたので、事情を説明して落ち込んでいた私を笑顔で救ってくれたエンジェルだよ、と説明しました。
 初対面で、連絡先をもらい、デートの約束をしたのは久しぶりのことです。27日に美味いステーキを食べにいくことを了承してくれました。ラッキー!

 
 
 これは私の作戦ですが、実は友人の家に行くのですが、その友人はステーキ好きで実に美味く焼きます。それを食べさせてあげたいのです。レストランで食べるのとはまた違うと思います。
それを「ステーキの美味しい店がBrookhavenにある、秘密の場所」とだけ言っています。
 最初は迎えにいく予定でしたが、初デートで警戒しているため(以前に悪いことが起きたらしい)、私の店の前で待ち合わせて、そこで同乗するか別の車で行くかを決めます。こういうサプライズ、面白いでしょう?

 アメリカ人なんて、大半の人は同じものを毎回のように食べて喜んでいる国民です。彼女はフィレが好きと言っていました。それでもステーキにアボカドと白トリュフのオイル、高価な塩で食べるステーキはまた格別です。
 そして肉のいろいろな食べ方があることを教えてあげたいのです。ブラウンさんからは前から「しゃぶしゃぶ」をしたいと言われているので、それも1つの提案になります。
 また、焼肉というのも面白いでしょう? こうしてアメリカ人と接して、いろいろな食べ物に挑戦してもらうことも1つの付き合い方です。
 付き合うにしても食べ物が趣味が合わないと、まず前に進みません。「肉は好き?」と最初に訊いてきたのは、彼女が日曜日にそうだからですね。ここで私が「いいえ」と言えば、それで終わっていたのです。

 ワインの趣味も合いそうです。彼女が頼んだものはMalbecでしたからね。そしてカベルネをサービスで出しています。それも気に入っています。どちらも肉に合う品種です。
 こうして生まれ育った国や環境が違っても、共通項を1つずつ見つけだし、また相手が知らないものを教えることによって、さらに共通項を増やすことも可能です。
 人によっては「そうですか、でも私はこれです」と自分の答えを持っていますが、その人はそうではないと感じているんで、前に進めそうです。

 
 最近は同じ日本人同士でも合わないことが多い。関西と関東でも合わないこともあります。ましてや、それが多人種の国アメリカに来て、10年選手や20年選手になるともう半分はアメリカ人の感覚になっていきます。主張することはする。わがままになる、口が達者になる、能書きが増える。 口先でその場をごまかすことが多くなるなど、すべてのアメリカ人がそうとは言いませんが、低レベルの米人には多いと思います。もちろん、私の周りにはそういう米人はいませんよ。
 実際にアメリカ人とやり合っていくには、そこまでやらないといけないときもあります。値引きの交渉とか、大抵は物を買うとき、またクレームするときです。私もバンバンやります。でも私生活ではそれはないです。

 http://atlanta.eater.com/ ここに私の本の紹介があります。こうしてメディアに取り上げられるとこで知名度が上がり、店の売り上げも上がる? 「寿司屋のオーナー」で終わるわけにはいかないので、いろいろやります。
 もう、体はかなりガタが来ています。このまま行けば60歳まで持たないでしょう。だから、方向転換するしかありません。NYCにこの前いってチカさんという有名なスイーツの店のオーナーに10年ぶりぐらいで会いましたが、同じことを言っていました。オーナーシェフから転換しないとダメです。
 皆さんの仕事も同じでは? 同じことやって過労して肩こり腰痛などの持病を持っている人は多いはず。転換しましょう。新しいことをやりましょう。会社は体を壊し人の面倒は見ないのです。病院ではありませんからね。
 サラリーマンは所詮、使い捨てカイロのようなものです。使えるときは重宝しますが、使えなくなったらゴミ箱行きです。
そうならないためには、充電できるカイロになること。そして新型の長持ちするカイロになること。いろいろできます。頑張ってください。私も頑張ります。

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