フレンチワインのテイスティング その3


写真右のワインを飲みました。
Clos Le Vigneau Vouvray Alexandre Mnmousseau 2011 市場価格17ドル前後
このワイン、ぶどうの種類はChenin Blancです。
Clos Le Vigneauはシャトーすなわちワイナリーの名前です。
Alexandre Mnmousseauが生産者ですね

Vouvary( ヴーヴレイ)は下にも出てきますが、フランス中央部、サントル地域圏アンドル=エ=ロワール県中央部にある、人口3千人ほどの村です。ここのワイン=Chenin Blancということです。ロワールはボルドーの真北にあたります。意外と海に近いですね。
こういうのがフレンチワインを難しくしているのだと思いますけどね。有名なChablisもそうで、ぶどうの種類はChardonnayなんですね。でもそうは言わないから覚えるしかない。
カリフォルニアのChenin Blancを飲んだことがありますが、ここまで甘くなかったですね。
ロバート・パーカーJr.の批評です。
The 2011 Clos Le Vigneau, from a more challenging vintage, is just as good. Aromatics of spring flowers, poached pears, honeyed melon and some buttered citrus jump from the glass of this medium-bodied, very pure, fresh and nicely concentrated wine, which is the epitome of a dry Chenin Blanc meant to go with a cornucopia of cuisines. Score - 91.

ロワールの白ワインは、Sauvignon Blanc, CheninBlancなど使われている葡萄品種は様々ですが、いずれもフレッシュな酸と爽やかな味わいを持ちます。
ロワールの名物料理はロワール河から獲れる川魚料理。だからでしょうか、ロワールの白ワインは魚介類との組み合わせが美味しく、しかもイワシの塩焼き、お刺身やカルパッチョといったシンプルな魚料理との相性が抜群です。

CheninBlancについての解説
 11世紀にアンジェに初めて導入されてから、トゥーレーヌ地域へと拡がり、最終的にはロワール河流域中部まで拡がりました。この繊細なぶどう品種は、カビの影響を受けやすく、日当たりのよい暖かい丘斜面でよく栽培され、貴腐の繁殖により極上の甘口ワインを生産します。約10,000ヘクタールで栽培が行われており、またラングドック地方で生産される発泡酒クレマン・ド・リムーなどにも使用されています。辛口から甘口、そして発泡酒と幅広い白ワインの生産によりロワール河流域地方でもっとも成功を収めています。コトー・デュ・レイヨン、 ヴーヴレイそしてサヴニエールは総て、シュナン・ブラン種から生産されています。時にはシャルドネ種やソーヴィニヨン・ブラン種とブレンドされ、ロワール河流域ワインのアロマ豊かな複雑さを添えます。特徴として、辛口の白ワインは繊細かつフルーティーで、柑橘類、洋ナシ、花梨のアロマを放ち、甘口ワインでは蜂蜜や果物ジャムのアロマを放ちます。

私の感想
これまで飲んだ2つのワイン(上の写真)に比べ、ドライとはいえ甘みが強いので、好みのワインとはいえません。アメリカ人もたぶん、好きではないでしょう。
ただ、あまり白を飲みなれない方には、飲みやすいワインになるのではないですかね。








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