週末往来!

 平日ダメでも週末稼げばいいさ!ですかね。金曜日のランチは売り上げが良い、そしてディナーもまあまあでした。

 昨日は1つ良いことをしました。友人のジェニファーが店に来て、持ち帰りをしたいという。その理由は2週間ほどICUにいる友人に寿司を届けるためだそうです。
 37歳の彼は、急に嘔吐が始まり、血を吐き、そのまま病院へ。原因は分からないそうです。それで「TAKAの寿司が食べたい」ということでジェニファーが持ち帰りをオーダーしてきました。
 私はジェニファーに言ったんですよ。「うちのお客さんなら、お金は要らない」とね。お金の問題ではなく、誠意の問題ですからね。病人からはお金は取れないですよ。
 ジェニファーは感謝し、私と抱き合い、病院に行きました。ジェニファーとは長い付き合いです。お父さんのセルジオが元コカコーラのCMOでしてね。セルジオは、もう引退してマイアミに住んでいますが、たまに孫の顔見たさにアトランタに来ます。そして私の店にも立ち寄ります。
 セルジオは、私の「マーケティングの先生」なのです。そういう関係が長く続くって良いことですよね。ただし、先方は富豪ですからね、そういう人と付き合うためには、こちらも上がっていかなければなりません。

 江戸時代には農民に対して「上見て暮らすな、下見て暮らせ」でしたよね。ここアメリカでは「下見て暮らすな、上見て暮らせ」だと思いますよ。今の私は下を見ればお金持ちです。ところが上を見たら貧乏人ですからね。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉もありますね。人付き合いもそうです、自分よりもレベルの高い人と付き合わないといけない。そうすると自分のレベルが上がるのです。水泳もそうですね、早い人と泳げば好タイムが出ますね。
 逆に自分よりもレベルの低い人と付き合うと、自分のレベルが下がってしまいます。たまには必要かも知れないが、それでは自分のためになりません。仲間内で馬鹿言い合うのも楽しいが、それは時間の無駄遣いでしかない、常にレベルアップしていくことが大事ではないですかね。

 昨日のランチにはもう1つ面白い出来事がありました。NCからマレーシア人の家族が3人でやってきました。事前にメールで予約をいただいていた家族です。
 そういうことなので私は挨拶に出向きました。すると、「あなたのブログを友人に聞かされて読んでいます。面白い」とね。
 ブログって、どこで誰が見ているか分かりません。そして近隣なら「あの店、面白そうだから行ってみよう」となるわけです。
 彼らはブログに掲載した健康スープを注文しました。そして私は、これまた掲載されているビーツのサラダを差し入れしました。これで良いのです。
 私の英語のブログのファンは、いるのです。夜に寿司バーに、座った韓国人の女性もそうで、友人にブログを聞かされて、以前に店に来て美味しい寿司を食べた。そして今夜はまた日本人の友人と戻ってきたのです。どこかで何かがつながっていますよね。

 どうして私の英語ブログが「面白い」のか? 私なりに理由があります。その1つはMake Upをしないことだと思います。これは昨夜の韓国人にも言ったことですけどね。常に本音で書くからリアル感が伝わってくるんだと思いますね。これって1つのアメリカ人の心をつかむポイントだと思いませんか?以前にアメリカ人の常連さんからも「おまえのブログ、正直さが伝わってくるよ」と言われたことがあります。

 例えばビジネス暇なら、「店、暇ですね。でもサービスは早いですよ」とか書きます。よく、「否定的な事は書かない方がいい」と人は言いますが、それはYES/NOだと思います。
 そして誰もが、自分の店が暇だとか書きたくないでしょうね。ある種の恥みたいなものですからね。
 ただ、現実隠してどうなるんですか? 良いときもあれば悪いときもある、それで良いじゃないですか?私はそう思うから正直に書くのです。
 そして、それは小林一三から来ていることです。阪急の創始者である一三が行ったことを真似ているようなものですけどね。

 昨日はTwitterで「今週のうには全滅だな。仕入先に聞いてもCAから情報が入ってこないという」と書きました。読んだ人の中にはうに好きがいて「そうか、では出かけるのはやめよう」となるでしょう。
 私はそれでもビジネスの脚を引っ張ることはないと思います。次回、良いものが入れば「このウニ最高、今年の一番かね?」ぐらいにTwitterしますからね。そうなると「TAKAが美味いと書いたんだから間違いない」でお客さんは店に来ますよね。そこで取り戻せるのです。そして信頼関係が生まれます。
 昨日はコビアのカルパッチョを良く売りましたが、これは朝に「今週は魚は大したことないけど、コビアのカルパッチョは美味い。コリコリの身に柚子胡椒にスパイス、お試しあれ」としたからですね。これがマーケティングだと思うのですがね。

 「灯台下暗し」という言葉がありますね。昨日はこれがありました。数年間も私はアホなことをしてきた、というか時間の無駄遣いをしてきたのです。
 生ビールを売るのに、CO2が必要です。これを私はいつも自分で買いに行きますが、これまでLilburnに行っていました。以前にネットで調べてその場所しかなかったんでね。
 ところが先日、家の近くを車で走っていてガス屋を発見したのです。「あれ、こんなところにある」と思ったのです。そしてCO2を買う時期になって(大体2ヶ月に1回なのです)、空タンクを持っていきましたが、同じものがあったのです。
 家からわずか5分の距離ですからね。Lilburnは20分かかります。業者に関して浮気をしない私は比較的真面目に同じ業者と付き合いますが、今回は新規の業者に切り替えです。
 まさに「灯台下暗し」だと思いませんか? 同じことを長い間やっていると固定観念ができてしまう。そしてそれを変えようとしない変えられない、自らの体験です。

 今日と明日はある役所の書類を翻訳しないといけません。昨日、届いたのですが、ネットで「000を翻訳する」と検索するとサンプルが出ています。便利な世の中ですね。こうして分からないことは「Google」していけば、かなり解決します。便利な世の中ですが、使う人が上手く使わないと便利にならないのも事実ですね。

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