週末往来! お金について教えてこそ真の教育?

 たまたま店に人がいないもので、サーバーの14歳の息子が1カ月前から土曜日だけですが、働いています。バスボーイで簡単な仕事です、できた食べ物を運ぶ、片付ける、水を継ぎ足すなど。
 4時半から10時まで働いて50ドルです。すでに彼は150ドルを手にしています。それで昨日、そのお母さんと話をしたのです。
 「1千ドルを目標にしよう。14歳の子供が1千ドル=10万円ですか、持ったらお金に対する考え方が違うと思うよ」とです。
 アジア人の子供ですから、元々がお金に関してはきっちりしていると思います。それで土曜日だけですが、自分の体を使って稼いだお金がどんどん増えていく。たぶん、この子はこのお金を使えないと思います。貯める楽しみを得るからです。これがアメリカ人の子供なら、毎回使ってしまうような気がするのですがね。
 
 私はかつて、18歳の時に京都に出て、知り合った大阪の果物屋の兄さんにえらい可愛がってもらいましたが、その兄さんが「100万円貯めてみい。そしたら人生変わってくるで」と教えてくれました。
 そして確かに100万円を2年程度で貯めたのですが、それから300万円はそんなに時間がかからなかった。28歳で会社を辞めた時には1400万円もありました、これ前に書きましたけどね。
 そういうのがあって、今の私があると思うのです。あの果物屋の兄さん、廣田哲也さんという名前ですが、彼にアドバイスをしてもらわなかったら、今の私はなかったと思います。
 そういうことで、サーバーの14歳の息子に、「毎週来い、20回働いたら1千ドルになる」と言っているのです。
 それ以上のことは言いませんよ。ただそうなったらお金が教えてくれますよ、お金とはどういうもので、どう付き合えば増えていき、どうすれば減っていくのか。これが学校では教えてくれない、本当に社会に出て役立つ勉強だと私は思うのですがね。子供のためのビジネススクールみたいなもんだと私は思うのです。それでも、使う子は使いますよ。使わない子の方が賢いと私は思います。お母さんによると、この子は使っていないそうで、見込みがあると私は踏んでいます。

 経済学者が経済の先を見越せるとは思いませんし、経営コンサルタントが会社を経営して上手く行くとも思いません。やはり実際に携わっている人が一番鋭いと思うわけです。頭がいいには2つあって、学問など勉強ができて良い成績の取れる人、そして学校の勉強はできないが、何かに長けていて世渡りの上手な人、英語でいえばインテリジェントとスマートの違いに近いと私は思うのですが、学校に通っているうちは前者で、社会に出てから出世しお金儲けをしようと思うなら後者かと思います。

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