危うく詐欺にかかるところでした!

 その事件は2日がかりのものでした。月曜日の午後、アトランタ市の消防関連の者という人物から電話があり、翌日Pharr Rd.一帯でイベントがあり、その寄付をお願いしたいというものでした。先方が50ドルでどうですか?と言うので私は「今は儲かっていないから50ドルなんてとんでもない」と言うと、20ドルでも良いですよ、と言い翌日担当者を店に寄こすというのです。
 それで翌日、すなわち火曜日の午後に黒人の中年男性が店に来て、「昨日の件だけど、はいこれが消火器の使い方、その他消防関連の資料とおたくの店の認定書」とか言ってくるわけです。それで私が「そんなメトロアトランタファイヤーなんて聞いたこともないぞ、何をやっているんだね、IDを見せなさい」と言うとIDを見せましたが、写真がありません。「写真つきのきちんとしたIDはないのかい」と聞けば、写真つきのIDを見せましたが、それは子供騙しみたいなもので、自分でラミネートして作ったものでした。「こんな安物のIDじゃ、偽者とすぐ分かるじゃないか」と正せば「それならこの電話番号に電話してくれ」と1-800の番号を見せました。それとホームページもあったのですが、ORGやGOVではなく、COMでしたからますます疑い、質問攻めにしてやりました。すると相手は、「後から担当者から電話があるから、俺はまた明日来る」と言って店を出ていきました。その後誰からも電話はありません。
 確かに、事前に電話を掛けてくるところまでは巧妙ですが、どう見てもおかしい。以前にFulton Co.の警察関連の寄付を2年間応じたことがありますが、ああゆうのもお金がどこに行くのか不思議ですね。よく車の後ろに保安官のバッジみたいなステッカーを貼っているのを見ませんか?寄付をするとそのシールがもらえ、いかにも警察に寄付をしました、という風に見えるもので、別にこれがあったからといって交通違反を見逃してくれるわけではありません。3年目に掛かってきたときには断りました。それ以後は一切、電話はありません。
 ちょうど、インドネシアの詐欺の話を22話読んだばかりなので、疑り深くなっていたので幸いでした。
 店には。1年に1-2回、ロッレックスを売りに来る黒人のお兄さんもいます。いつも同じ男で同じ台詞なんですよね「どうだい、レノックスモールから持ってきたんだけど、格安にしておくよ」と、こいつ、たまにはパターンを変えろよ、と言いたくなりますね。

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