週末往来:さらば、落ち目のトヨタよ!

 私が、トヨタのことを良く書くことはもうないでしょう。今日の不細工な見せかけだけのリコール処理を見てそう思いました。「そこまでケチるんかい、三河の田舎者は」と思いましたね。私も商人でペニーを追いかけます。当然、ケチるところはケチります。水道の水が少しでも落ちていると止めます。寒い日の店のドアは早く開けさっさと閉めます、暖房代がもったいないですからね。ただ、食材をケチるようなことはしません。魚もできるだけ冷凍を避け、生を使うようにしています。
 ところが、今回のトヨタのケチリコールを見て「要するにここでまた多額のお金を使うと、赤字に転落するかも知れないから、それだけは避けたいので削って処理した。今後起こりうる賠償金の支払いを考えると1銭でもケチっておかないと大変なことになる」と思ったのでしょうね。
 
 実は、前のブログで公開した写真を10人に見せましたが、10人中10人おかしいと言う訳です。そして1人は同じカムリを持っていますが、「こんな不細工になるのであれば、リコールに行かない。車をめちゃくちゃにされる」と言っていました。さらには先日、同じカムリをリコールに出した従業員に「ちょっと車見せてくれよ」と言い、覗き込みましたが、全く同じ処理でした。彼女は新品のペダルに交換されたと思っていたんですが、私が「これ見てみなさい、どう思う?」と言い自分の目で確認させましたが、「これってインチキ?」と言っていました。
 誰が見てもおかしいわけですね。トヨタはいつからこうしたインチキ自動車になってしまったんでしょうか?

 私が章夫君なら、必ず自分の目で確認します。彼が実際にこの修理を見たかどうかは定かではありませんが、見るべきでしょう。そして削った処理方法が正しいのかどうかを判断すればいいわけです。
 私の判断は「こんな小手先の小細工ではお客様に申し訳ないと思わんか? きちんと少し小さめのペダルを作り、それに交換するよう指示しなさい。仮に金型を作るとか時間がかかるのであれば、それは迅速に行動し、的確かつ明確な回答をお客様に差し上げなさい。そうしないとトヨタという会社の信用は回復しないと思いなさい。またどうしてもトヨタ車に乗るのが不安で仕方ないというお客様がいらっしゃれば、それは緊急措置として既存のペダルを削り、フロアマットに接触しないようにするのが適切な処理であろうから、そのようにお客様に選択権を与えなさい。そして新しいペダルか納入された時点で交換するという風にしなさい」
 と、ここまで慎重に行動すればユーザーは納得すると思いませんか? 実際に交換されたペダルが新しいものかどうかも不明です。既存のペダルをその場で外して削って付け直したのか、CTSに最初から削りを依頼して、それが納入されてディーラーでは交換だけをしたのか?とにかく常識のないトヨタとしか言い様がありません。
 章夫君はすでに帰国したようですが、帰国前にCAの北米本社に立ち寄り、「安全最優先の組織改革を断行する。顧客の信頼を回復するため、一丸となって頑張ろう」と千人の社員を前に語ったそうです。

 その章夫君に言いたい。
1、いくら組織改革をしても中身がないとダメ。ハード作るのは簡単だが、ソフトを作るほうが難しいことを君は知っているのかね? 例えばお金を持っている人が一流のレストランを作ることはできます。でもそれを運営できる保証はないわけです。店の運営はソフトですからね、お金では買えない。

2、顧客の信頼を回復??? おいおい、すでにこのジョージア州では同じ日本人が「ダメだよ、トヨタは。2度とトヨタは買わない」と今日のリコール処理を見て言っているんですよ。あんな人を馬鹿にしたようなごまかしの修理で、どうやって信頼を回復することができますか? もう、私にはトヨタとの間に信頼はないし、回復してほしくないんですよ。口で言っていることと実際にやっていることがこんなに違うと人間もう、呆れてモノがいえませんからね。そもそもあんな修理を本田宗一郎が生きていてみたならば、トヨタの本社にスパナ持って殴りこんでいったと思いますよ。それだけ、日本の恥さらしをトヨタがしたということに気づくべきですね。日の丸背負って、皆海外で頑張って生きているわけです。海外で「あー日本人は良く働く勤勉な民族である。そうして生まれた日本の会社が作る製品は品質が高くで丈夫で長持ちする」という長い間続いてきた評判をあなたの会社がぶち壊したことをよーく認識しなさい。

 
 今回のリコール対応でトヨタの北米本社の方、または東京本社の方でこのブログを見て意見があれば、コメントを寄せてください。私は逃げも隠れもしませんし、グーグルで検索もできますから、簡単にコンタクトできると思います。まあ、こちらでも適切な人物を検索し、質問状を送りますけどね。
 このまま、削られたペダルの自動車に乗り続けることは避けたいと思います。あんたたちは、アクセルペダルを削っただけでなく、ユーザーの心も削ったということを忘れないで欲しい。

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