1勝9敗

  ユニクロの柳井さんの著書です、すでに文庫になっているのでビジネス書としては売れたのでしょうね。
感想ですか? 当たり前のことを当たり前にやるということです。ただ、それができれば誰も苦労はしない。
勝てば官軍で、何でも言える。

あとがきに企業家十戒がありました。
1、ハードワーク、1日24時間仕事に集中する。
2、唯一絶対の評価者は、市場と顧客である。
3、長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない。
4、現実を知る。その上で理想と目標を失わない。
5、自分の未来は自分で切り開く。他人ではなく、自分で自分の運命をコントロールする。
6、時代や社会の変化に積極的に対応する。
7、日常業務を最重視する。
8、自分の商売に、誰よりも高い目標と基準を持つ。
9、社員とパートナーシップとチームワーク精神を持つ。
10、つぶれない会社にする。1勝9敗でよいが、再起不能の失敗をしない。キャッシュが尽きればすべて終わり。

経営者十戒もあります。
1、何が何でも結果を出せ。
2、明確な方針を示し、首尾一貫せよ。
3、高い理想を持ち、現実を直視せよ。
4、常識に囚われず、柔軟に対応せよ。
5、誰よりも熱心に、自分の仕事をせよ。
6、鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え勇気づけよ。
7、ハエたたきにならず、本質的な問題解決をせよ。
8、リスクを読みきり、果敢に挑戦せよ。
9、ビジョンを示し、将来をつかみ取れ。
10、素直な気持ちで、即実行せよ。

だいたい分かりますね。常識というもの、そのものが時代と共に変わっていきます。ただそれが読めない人が多い。固定観念に固まってしまうわけですね。
例えばサラダのドレッシングを作る。一度レシピを作るとそれでOKにしてしまう。ただお客さんの嗜好は日々変わっていくわけで、また新しい食材も出てくるわけで、時代の流れに合わせて変えていかないといけない。例えばオイルはサラダ油からキャノーラにしてより健康重視にする、オイルの量自体も減らす、にんじんを生で使うのではなく、自然の甘みを出すために、茹でてから使うなど、日々の変化に刻々と対応して、お客さんに追い越されることなく、牽引していかないといけないですね。
これはほんの一例ですが、料理のレシピでさえも変わっていくのですから、経営のスタイルが変わっていくのは当たり前のことです。常に新しいものを取り入れ、古いものを捨てていきながら、時代に対応していけば売り上げと利益は付いてくるということではないでしょうか?
日常を固定せずに、見つめていけば、毎日改革ができます。その積み重ねがビジネスを向上させるのです、常にWHYという目線で見ることですね。

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