下げ止まりを見せない住宅価格

 今日、発表された09年第4四半期の住宅価格ですが、前年同期に比べ2.5%下落しています。思えば2006年の第2四半期がピークだったわけですが、それから底値であろうと今のところ思われている2009年の第1四半期から比べると32%下落しました。昨年11月と12月の比では、02%の下落と回復基調にありそうでない、微妙な状況が続いています。
 
 全米で「今最も買いやすい住宅がある街」のベスト5を紹介しましょう。  
 1位 インディアナポリス 中間住宅価格 $106,000 
 2位 デトロイト 中間住宅価格 $86,000
 3位 デイトン(オハイオ) 中間住宅価格 $106,400
 4位 ヤングストン(オハイオ) 中間住宅価格帯 $76,000
 5位 アクロン(オハイオ) 中間住宅価格帯 $100,000
 これらの街の特徴? かつて栄えたであろう街ではないでしょうか? デイトンはこの前までNCRの本社がありましたが、それは現在Duluthに移っています。そう考えると下落率の低いアトランタにはまだ望みがあるということになりますね。

 今後の問題は、やはり雇用です。雇用情勢が良くならないと、住宅を手放す人が増え、需給バランスが崩れることにより住宅価格の下落が続くことでしょう。

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