週末往来!

 ちょうど一週間前でしたかね、「人間関係に悩む、私の解決策は?」と書いたのは。その後私は何をしたのかですが、あらゆる作戦を同時進行させました。
 壁を乗り越えるために、正面突破を試みた、地下も掘った、上にも登った、秘密の鍵も探した、横に進んで出口も探した。まあ、後悔のない生き方をしたいをしたいと思いましてね。全力で挑んだ日々でした。

 バリー・マニロウのミュージカル「Harmony」がアトランタに来るようですが、 (Alliance Theater Company in Atlanta presents “Harmony” in a monthlong run beginning Sept. 6)、これは恋愛物のストーリーだったと思います。
 別れることを後悔するのか、それともそこで告げないことを一生後悔するのか。その決断をするわけですね。私は実際に見たわけではありませんが、彼のライブの中では何度もこの歌がでてきて、彼自身もその解説をしていたので、知っているわけです。まあ、ミュージカルはハッピーエンドですから、告げることによって2人は結ばれていったのだと思いますが。

 「あの時、こうしておけば良かった」ということは何事においても多々あると思います。一度決めても逆戻りしてやり直しても良いわけです。それで自分が「正しいことをした」と思うのであればね。
 人間は時に感情的になり、その場の振る舞いを決めてしまう。正常な判断ができなくなるわけですね。金銭目的以外の人間関係が原因で起こる殺人事件の半分は、感情的になって起こるものではないですかね。
 「冷静になって考えなさい」とは頭では分かっていてもそれができない。人間の弱さですかね。落ち着いて考えれば簡単に判断できることができなくなる。

 昨日は、ワイキキヨットクラブでマークさんと、昼間から飲んでいました。アトランタから移り住んだ友人親子も同席して、世間話ですが、このマークさんとの出会いは実に面白い。
 彼はアトランタに住んでいますが、元はハワイに住んでいたのです。昨年、私がハワイに行くときに、「その時期ならワイキキにいるから船でも出そう」と言ってくれ、お言葉に甘えたのですが、それからの縁です。お客さんだったわけですからね。

 そして今年になって、店のホームページを更新するのに写真が必要になり、プロに頼むと2千ドルぐらいかかるといわれ、困っていたところ、マークさんの娘が高校で写真を撮り、将来はプロになることを聞き、写真撮影を依頼したんですね。

 今回もまた、私のワイキキ滞在にタイミングが合い、彼もヨットレースがあるので、遊びに来たわけです。私は6時から会食があったので、レースに参加することはできませんでしたが、時間があればできたわけです。

 また同席した親子にも「今度、ヨットに乗ろう」と誘われましたしね。こうして自分のコネを大事に育てていくことは大事です。ワイキキヨットクラブはオアフの中でも名門だと聞いていますしね。ここでまた新たな交流が生まれる可能性もないわけではない、これがアメリカの面白さだと思いませんか? 彼はアメリカ人ではなく、オーストラリア人ですけどね。年齢も63歳、全く違う分野で仕事をしていますが、すべては「寿司」と通じての縁です。

 さらに飛躍して自分を伸ばしていくにはどうすれば良いかと思い考えたのが本の出版でもあったわけです。NOBUでもなくMORIMOTOでもない、アトランタの田舎の寿司屋の店主が半分自費ながら英語で本を出すというのは面白いでしょう?彼らは講談社から本を出していますが、私にはそういうことろから声はかからないので、米系を使うわけです。
 
 

 ただ、本を出すだけのネタがどこにあったのか?それは過去5年間で蓄積したブログなわけです。毎日のように日本語ブログ同様、英語のブログも書いてきました。間違いの多い、文法も間違っているようなブログですが、面白いと言われ読まれてきましたから意思は伝わっているんだと判断しましたね。そこでそれを集大成したかったわけです。

 それは決して、クッキングブックではない、寿司や寿司ネタについて解説をした本なわけですね。書店に行ってそういう本はありませんでしたからね。だからこそ、出そうと思ったわけです。

 元を正せば、ブログはどうして始まったかといえば、AXISがあったからですね。97年に確か始めたであろうアトランタのコミュニティ紙、すでに15年もやっているんですね、だから「物書き」ともたまに言われますが、自分の主張だけはしてきたつもりで、その蓄積があったから本が出せるようになったんだと思いますね。いきなり「書け」といわれても書けるものではありません。

 結局、違うことをしているのにどこかでつながっていますよね。そこが面白い。かつて「レストランと新聞と2つ掛け持ちで疲れませんか?」といわれたことがあります。
 私の答えは「レストランは肉体疲労、新聞は精神疲労、全く違うんでね、苦にはなりません」と強がった時期もありました。

 日本で頑張っている女性がいましてね。かつて、アトランタに住んで私の下で働いていたんですが、帰国して親の仕事を手伝ってかなり成功しています。
 在日韓国人ですがね、その彼女とたまにLINEします。私が「全く、あなたのような韓国人の頑張り屋さんは大したもんだ。われら日本人とはDNAが違いますからね。見習いたいね。負けんからな。」と送ったわけです。

それで彼女は、「自分たちは自分たちで守るしかないと賢くも強くもなるんですかね? 日本人・韓国人とか言っているレベルではまだまだですよ(笑)。対1人1人で頑張り、競い、そして誠実にまじめに。これに限ります。」と書いてきています。

 こうしてかつての部下に励まされ、現状を見つめながら、打破するにはどうすれば良いかを考え、やがてそれを大きなエネルギーにして、新しい事業なり、新たな壁に向かって突き進むしかないんだろうなあと思います。
 ただ、昔と違うのは、それなりに人脈というものがついてきて、相談できる人が多いということですかね、これが財産なんだと思いますね。

 

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