ハワイ島の生活情報

 昨日、トミーさんとその周りの人と一緒にランチをしました。まあ、いろいろ話を聞いてみましたが、皆さんこの温暖な気候が気に入っているような感じでしたね。
 朝からサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ、またゴルフをする、かなり自由に気ままに生きていますね。
 ハワイというと、「物価が高い」というのが最初に来ると思います。確かに本土や日本から来るものは高いでしょうね。ただ、ローカルの暮らしをしていけば巧くやっていけるようです。マンゴなどのフルーツは豊富で、ただ同然ですからね。魚も釣ることができます、美味い不味いは別にしてですよ。
 仕事はどうかといえば、日本人の観光客相手のビジネスは困らないようです。やはり多少の英語を日本語が堪能であるということは武器になっています。
 仕事の量で言えば、オアフが一番仕事があります。ただそれだけローカルの日本人も多く、単価が安くなりますね。ハワイ島に住む日本人はまだまだ少ないので、単価が高いようです。
 リゾート地という限られた中で、観光客が高いものを買い、高いものを食べる、そうなるとチップも当然高いわけで、レストランのウエイトレスで7万ドル、バーテンダーで10万ドルという収入もあるそうです。驚きですよね、NYC並みの給与、住宅でさえ、少し外れて住めばかなり安いようです。


 このブッダコーヒー知っていますか?日本でも人気の高いコナコーヒーです。ネットで見ても通常の8OZが22ドルでした。日本では2倍とも聞いています。
 ここで少しコナ・コーヒーの勉強です。世界のコーヒー豆で最高級にランクされるブルーマウンテンやトラジャとならび、コナもまた世界に愛されるブランドです。ハワイ島コナのコーヒー農園は最盛期に600を超え、いまも500を数えます。そのうちの何割かはパッケージ製品を販売していますが、なにしろ数が多いのでそのすべてを知るチャンスはなかなかありません。

コナ・コーヒーには定められたランクがあります。最上グレードのエクストラファンシーから順に、ファンシー、ナンバーワン、プライム、その他(ナンバースリー、オフグレード)に分かれます。この他に通常2つに割れる豆が癒着したピーベリーがあります。ピーベリーには従来ランクが設定されていませんでしたが、希少性と個性的な味から高値で取引されるようになりました。エクストラファンシーとピーベリーが豆全体に占める割合はわずか4%しかありませんから、最上グレードの豆を使用したものは必然的に高価になります。

 ハワイでもっと知られるコーヒーがコナ産ですが、ハワイ島ではコナの他にもカウやヒロにコーヒー農園があります。オアフ島では最近話題のワイアルアが、カウアイ島では南部のハナペペ周辺にあり、その他にもマウイ島やモロカイ島でコーヒーが作られています。

 ところでコーヒーはどうやってできるのですか? 調べてみました。
http://www.keycoffee.co.jp/enjoy/process/process01.html
種をまいて1-2ヶ月で発芽、約3年で成木になり、白い花が咲き、その後緑の実がなり、これが赤に変わります。開花後8ヶ月赤くなるそうです。最短で約4年でコーヒー豆が収穫できるわけですね。
http://www.keycoffee.co.jp/enjoy/process/process02.html
完熟した実を手摘みします。次に脱肉といって果肉を取り中の豆だけにします。
http://www.keycoffee.co.jp/enjoy/process/process03.html
豆の含有水分が10%になるまで干します。そして殻を取り選別してグリーン豆になります。
http://www.keycoffee.co.jp/enjoy/process/process06.html
あとはさらに選別を行い、異物を除去、焙煎してそのままパック、または粉コーヒーにして終わりです。
これはキーコーヒーのサイトから取りましたが、小規模農家が多いコナでは、そうした作業をしてくれる場所があるようです。

 今回の旅行では見ることができませんが、ネットで調べるとコナで40万ドル5エーカーの家が売りに出ていました。そこには3千本のコーヒーの木があります。セミリタイアでコーヒー農園の主になるのも面白いかも?ですよね。いろいろな選択肢を模索しています。
 また東側のヒロは雨が多く農場に向いています。迫りくる食料危機を救うのは、ハワイ島の広大な土地かも知れません。
 実はアトランタから私以外に同業者が引退後の生活を求めて、今回同じ時期にハワイ島に来ています。全くの偶然ですけどね。

 「TAKAさん、また馬鹿なこと言ってホラ吹きが始まった」と思っているあなた、それは間違いです。すでに日本からも調査団がハワイに来ています。例えばお茶。中国などではもう汚染がひどく栽培できないそうで、それをハワイ島でやるという可能性もあるそうですし、日本の緑茶も今は京都や静岡が最大の産地ですが、これが温暖化などの影響でできなくなると、どこかでやるしかない。その候補地がハワイなわけです。ハワイ島を静岡だと想定してください。ハワイ島の総面積は四国の半分ですが、今滞在しているWaikoloaにいると2つの4千メートルの山が右と左に見えるわけです。それは富士山のような急斜面ではないので、車で山頂まで行けるような「なだらかさ」なわけです。そう考えるとお茶の栽培に適している可能性もあるでしょう?

 テクノロジーも大事、豊かな生活を支えるものですからね。ただし、人間は基本的に水を飲まないといけない。毎日食べないといけない。生活水や食糧の確保は必須です。そしてこの危機はすでに発展途上国では始まっているのです。
 そして地球温暖化による海面上昇、ますます人間が住みにくい時代になります。南極の氷はじわじわ解けています。
Photo: Neumeyer Channel

 現状の生活から抜け出していかないといけないんですね。そこが難しい!

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