1勝9敗から学ぶもの

 先に書いた、ユニクロ柳井正氏のコラムですが、フォーブスでは日本の富豪で1位になりました。ただ本人はおそらく「それは会社の持ち株からの計算で、業績が上がり株価が上がったので必然的に資産が増えたということであった、偶然の賜物です。20年後も1位であるならば本当の富豪と言うのでしょうが、1回や1回で浮き立つのはどうでしょうか?と言われそうですね。
 彼の著書には2つあるそうで、その1つが「1勝9敗」もう1つが「成功は1日で捨て去れ」どちらも新潮社から出ています。
別に本を買って読もうとは思いませんが、当たり前に考え当たり前に行動した結果が、今の成功の背景にあると思うのです。「性能の高い洋服を安価に作り販売する」というのは実に当たり前のことでしょう。ただ、これまで誰もできなかったんですね。ファッション業界では安く作って高く売るのが当たり前でしたから、製造小売直結型の店は特にこうして粗利を稼いできたわけです。それをさらに大量に販売するというのですからね。

 さて、最近の私を自己分析してみて、やはり失敗がないことに気づきましたね。というか冒険をしなくなったということでしょう。前なら「数撃つ鉄砲」だったんですが、少し最近は大人しい。失敗があるから成功がある、ということは成功がないのは失敗がないからでしょう。何を恐れる、何を躊躇う、どんどん撃っていけばいいじゃないかと思うものの、他にやることを考えてします。
 今の業績不振を自分で考え、世間並みに数字が落ちて満足かい、そうじゃないだろう。他が落ちてもTAKAだけは売り上げを上げる、そこに快感を感じていたのでは?ところが最近は守りに入ってしまいましたね。そこで方向転換を再度行います。

久しぶりに作った面白い商品が写真の商品です。命名「Tuna Stone Mountain」マグロでアトランタ名物のストンマウンテンを作ってみました。中には甘海老、長芋、たこなどの業界類が入っていて、味噌仕立てのタルタルソースです。こうした楽しい名前の商品があって、これは決して売れ筋にはならないが、話題商品となります。ファッションで言えば色物ですね。赤や黄色やグリーンは店頭を飾る色ですが、売れ筋の色にはなりません。でもこうした指し色がないと黒やベージュは売れないのです。これから少し派手目に演出も変えましょう、春に向かい活気づけていかないとダメですね、今日はそれを悟った日でした。

 もう1つの著書も内容は大体、把握できますね。成功とは偶然の賜物なんですから、その上に胡坐をかいてはいけないということで、次の成功を探していかないといけない。勝者から学ぶものは多いにありそうです。

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