今日のニュースから 6月2日(木)

 今週2日目にしてすでに木曜日。いいじゃないですか?短い1週間は好きですね。理想としては寿司屋も週休2日にしたいもんです。
 日本の鮮魚は通常、火曜日に入ってくるので月曜日は閉める。そして日曜日は「緑の教会」でパイプオルガンを弾いていることになっている私は14本の道具を駆使するので閉める。
 さらに月曜日が休日のときには、FDA検査ができないので、火曜日も閉める。「魚が入ってこないときには店を開けない」そんなわがまま寿司屋もあってもええじゃないか。だんだん、年を取ると、自分がしたいことをすることが大切であると思うのであります。

1、それにしても昨日のマーケットは波乱でした。まずはADPの雇用情報がマイナス要因、そこに輪をかけてギリシアの3段階格付け下げ爆弾が投下されました。私が2時過ぎに見たところー220程度だったんですがね、終わってみたらー280。東京も165下がっていましたからね。
 最もこれは私に言わせると「ほれ見たことか」でしかなく、腐ったようなギリシアが再生できるわけがないのです。
 前にも書きましたが、国が他国から借金してからどう立ち直るか? 貿易によって外貨を稼ぐしかないのです。ギリシアに何の産業がありますか? 海運? 観光ぐらいしかない。農業ダメ、工業ダメでは借金返せないですよね。単純な話です。だから無理なもんは無理なんです。
 これはすべての成熟した国に言えることですね。かつて国が若いときには、その安い労働力をテコに工場を誘致できる。そして土地があれば農業もできる。そして国が成長し安定すると、工場は他の安い労働力を求め、国外に逃げていく。そうすると単価の高いものを扱い補っていかないとカバーできない。ハイテクがあればなんとかカバーできそうですね。そして軍事産業もそうですね、単価が高い。
 そして、国が成熟すると、国民がある程度潤い、ハングリー精神が欠如してきますね。お金あるのに働く人はいませんね。そして人間が堕落していくのです。それが今のアメリカですね。幸いにもこの国には移民政策があり、「夢」を求めてどんどん入ってきていますから、これがまだ国を伸ばす活力になっています。アジア系移民の優秀さは誰もが認めるところでしょう。
 まあ、元々移民の多くは貧しい人で、それゆえ自国を捨てアメリカにやってきたのだと思います。それがアメリカの成長と共に潤ったというだけの話かもしれません。
 特に60-80年代にかけ、自動車産業が国を牽引した時代には、工場で働きさえすれば家が買え、子供を大学に送り別荘までも買えた時代があったわけです。それが今は崩壊しましたね。こうした偽のミドル層はメッキが剥がれ、下層に堕ちていき、ごく一部残ったミドル層さえも崩壊しようとしている、それがアメリカの現実です。書くのは簡単ですがね、現実は厳しい。

2、菅直人退陣、「やれやれまた始まった」としか言いようのない日本の政治茶番劇。誰が首相をしても同じ、何も変わらない政治。うんざりですね。被災地の人が「そんなことやってる場合か?」と言っているそうですが、私もそう思います。
 こういうのがあると、日本の政治に関心はなく、やはり帰国はしたいものの、東南アジアに目が向くのであります。リカチャンの着せ替え人形じゃないんだから・

3、「乳児期にもっと固いものを」、ゲーテは「もっと光を」でしたかね。若い女性の歯が退化しているそうです。私が思うには年取ってからでも「ガムを噛む」ことはあごの退化を抑制するので良いと思います。あごがだるくなるぐらい噛むことですね、1回につき最低20分です。

4、昨日の大きなニュースがWHOが携帯電話でガンのリスクが高まると発表したことです。単純に考えて、常に電磁波を浴びている状態だと思えば良いでしょう。例えば「電線の下や近くには住むな」と言われていますが、同じようなことが日常起きているともいえますね。

5、驚き? マサチューセッツで昨日、竜巻が発生し4人が死亡しました。北東部では滅多にありません、15年ぶりだったそうです。

6、0.3%の違い? 雇用統計の話ですが、ある試算によると全米の4月の失業率は9.0%ではなく、9.3%だったというものです。それは仕事を探していない人すなわち非求職者の数が入っていないからです。この計算がよく分かりませんが、失業率というのは仕事を探しているのに仕事がない人の%で、仕事を諦めた人は入っていないのです。明日が5月のデータが出ます。

7、世界の世帯数のわずか1%が世界の富の40%を保有していることが分かりました。ちなみに金融資産100万ドル以上が億万長者と呼ばれ、日本円で8100万円になりますが、この数は前年比で12%増え、世界に占める割合も37%から39%に上がったというものです。国別では米国が1位で前年比1.3%増の520万世帯、1位はわが日本で153万世帯、3位は中国で111万世帯でした。

8、NGOのOXFAMによると、とうもろこしなどの主食の価格が2030年に2倍になり、その結果収入の80%を食費につぎ込まざると得ない家庭が大打撃を受けると予測、持続可能な食物栽培などの促進をと、発表しています。人口は2050年に今の69億人から90億人に増え、これは30%増加ですが、食料需要は7経済発展などから70%増加するそうです。

9、週間新規失業保険申請件数はー6千で42万2千件ですが、8週間連続の40万件以上となっています。予測は41万3千件でしたから良くないですね、実態は。

 こうして毎日記事を配信しておりますと、「こんなことしてていいのか」。作物作らんといかん、大変なことになるが、まだ非現実過ぎて皆気付いていない、と思うのです。現在49歳の私が80歳で死ぬとしてあと30年の余命期間中に食べるものは十分にあるのか?2041年ですからね、そりゃ天候異変で大変なことになっているでしょう。水はボトルで5ドル?? 石油よりも水の方が高い。エネルギー需要は太陽光などいろいろ選択肢がありますが、食べるものの代わりはありませんからね。
 寿司屋止めて、アジアに農業をせんといかん。とも思いますしね。まあ、水が一番でその供給が限りなくある熱帯は私は1つの選択しであると思うわけです。

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