この記事は面白いので読んでください!日本の危機
なかなか興味深い記事を見つけました。今年ー来年にかけて日本経済は成長するどころか危機に直面するというものです。
まずは国債発行のからくりというか、政府の発表では2010年は44兆円の国債を財政穴埋めのために発行したということは皆さん知っているでしょう? 40兆円を超える、超えないのでもめていましたからね。実は公表されていないものを含めると162兆円の国債を発行しています。公表されたのは「新規財源債」と呼ばれるものだからです。他に既存の国債の償還のために発行する借換債が103兆円あり、財政投融資債という特殊法人や地方自治体に貸し付ける国債が15兆円あります。
実はバブル崩壊の前、1990年の国債発行額はわずかに21兆円でした。それが膨らみに膨らみ162兆円になったわけですね。イースト菌じゃあるまいしですよ。そして国債の93%は日本人が所有していますね、だから日本は安心とか言われています。実は個人所有はわずかに5%程度でしかありません。76%は金融機関と年金が持っているのです。中でも生保と銀行で60.3%を持っていますが、投資などに回さずに、せっせと国債を買ってきたということになります。
国債発行をする理由は税収が少ないからです。09年の税収はわずかに37兆円でしかありませんでした。税収が一番高かったのはやはりバブル期の89年で、このときは60兆円もあったのです。こうしてどんどん国債を発行していったので、国の借金は地方債も合わせると約1002兆円に達しています。国民の金融資産が1079兆円といわれていますから、もう国債発行の限界に達しつつありますね。さらには悲しいことに、国民の貯蓄率がどんどん下がっています。バブル期には15%もあったのですが、08年のデータでは2%にまで低下しているのです。
その理由は給与が上がらない、年金が低いので預金を取り崩しているなど様々です。では、今後、税収は増えるでしょうか? 増えるわけありません。日本は人口が減っていますからね。首都圏では今後20年で働く人の人口が20%減る一方で、高齢者の人口は80%増えると試算されています。そうなると、社会保障費などの増大により自治体の財政破綻が起きるのです。
そこで10%消費税の提言が登場するわけです。でも今現在の消費税って%ではなく総額ではいくらか知っていますか?9.6兆円です、まあ単純に10兆円としましょう。仮に5%から10%になれば20兆円になりますね。それでも足らないのです。
おさらいしてみましょう。税収が減るから国債発行で補う。その補うお金は国民が金融機関に預けたお金である。そのお金は減りつつある、ということですね。もうかなりの限界に達しているのです。
それで国債の先物インデックスというのがありましてね、これは私さっぱり分からないんです。ただ92年1月に100でスタートしたものが今年1月には242まで上昇しています。その間に円高が54%進んでいることを考えればドルベースではさらに高くなります。
まずは今年3月末に赤字国債を発行するかどうかでもめます。これは特例国債法案というもので、両院の議決が必要となります。この法案を通すことが危機回避になります。
次の危機は6月以降になります。6月末は米国のQE2が終わるときですからね。米国も景気対策で同じようなことをやっているわけです。連邦準備銀行が米国債を全額買い取るわけです。
仮に万一、危機が訪れるとどうなるでしょう?国債の暴落ですね、そうなると国債を多く抱えている金融機関が最悪の場合、破綻するということになりますね。
ではどうすべきか?ですが、日銀が連邦準備銀行のように国債を買い取るしかないでしょうね。自分でお金を刷ってどんどん買い続ける。お札刷れば通貨供給量が増えますから、円安に向うというのが私の単純な答えなんですがね。米国がそうですからね。円高でヒイヒイ言っているんだから、円を少しばら撒いて、それで世間にお金が回るようにすればいい。米国はその作戦に出たわけですからね。
バーナキが今回の作戦に出たのは、かつてそれで成功した実績があったからです。戦後の米国で連邦準備銀行が国債の全額買取を行い、金融危機を救い、インフレも起きなかった。そして民間にお金が回り、それが企業の設備投資などに使われ、経済成長を実現したという歴史があったからなんですね。日本もそれを賭けでやらんといかんのです。ただ博打ができる人材が日銀にはいないんでしょうね、尻を拭ける人材もいないんでしょうね。
これ読んで、皆さんはどう思います。成功すれば大したもんですが、すったもんだの日本の政治でこれがどう変わるかですね、やはり日本を逃げ出して海外にお金を蓄えるのが安全確実かも知れませんね。そして先進国の多くが財政難に陥っています。通貨よりもゴールドなどを信用する方向にますます向うような気もするんですがね。
まずは国債発行のからくりというか、政府の発表では2010年は44兆円の国債を財政穴埋めのために発行したということは皆さん知っているでしょう? 40兆円を超える、超えないのでもめていましたからね。実は公表されていないものを含めると162兆円の国債を発行しています。公表されたのは「新規財源債」と呼ばれるものだからです。他に既存の国債の償還のために発行する借換債が103兆円あり、財政投融資債という特殊法人や地方自治体に貸し付ける国債が15兆円あります。
実はバブル崩壊の前、1990年の国債発行額はわずかに21兆円でした。それが膨らみに膨らみ162兆円になったわけですね。イースト菌じゃあるまいしですよ。そして国債の93%は日本人が所有していますね、だから日本は安心とか言われています。実は個人所有はわずかに5%程度でしかありません。76%は金融機関と年金が持っているのです。中でも生保と銀行で60.3%を持っていますが、投資などに回さずに、せっせと国債を買ってきたということになります。
国債発行をする理由は税収が少ないからです。09年の税収はわずかに37兆円でしかありませんでした。税収が一番高かったのはやはりバブル期の89年で、このときは60兆円もあったのです。こうしてどんどん国債を発行していったので、国の借金は地方債も合わせると約1002兆円に達しています。国民の金融資産が1079兆円といわれていますから、もう国債発行の限界に達しつつありますね。さらには悲しいことに、国民の貯蓄率がどんどん下がっています。バブル期には15%もあったのですが、08年のデータでは2%にまで低下しているのです。
その理由は給与が上がらない、年金が低いので預金を取り崩しているなど様々です。では、今後、税収は増えるでしょうか? 増えるわけありません。日本は人口が減っていますからね。首都圏では今後20年で働く人の人口が20%減る一方で、高齢者の人口は80%増えると試算されています。そうなると、社会保障費などの増大により自治体の財政破綻が起きるのです。
そこで10%消費税の提言が登場するわけです。でも今現在の消費税って%ではなく総額ではいくらか知っていますか?9.6兆円です、まあ単純に10兆円としましょう。仮に5%から10%になれば20兆円になりますね。それでも足らないのです。
おさらいしてみましょう。税収が減るから国債発行で補う。その補うお金は国民が金融機関に預けたお金である。そのお金は減りつつある、ということですね。もうかなりの限界に達しているのです。
それで国債の先物インデックスというのがありましてね、これは私さっぱり分からないんです。ただ92年1月に100でスタートしたものが今年1月には242まで上昇しています。その間に円高が54%進んでいることを考えればドルベースではさらに高くなります。
まずは今年3月末に赤字国債を発行するかどうかでもめます。これは特例国債法案というもので、両院の議決が必要となります。この法案を通すことが危機回避になります。
次の危機は6月以降になります。6月末は米国のQE2が終わるときですからね。米国も景気対策で同じようなことをやっているわけです。連邦準備銀行が米国債を全額買い取るわけです。
仮に万一、危機が訪れるとどうなるでしょう?国債の暴落ですね、そうなると国債を多く抱えている金融機関が最悪の場合、破綻するということになりますね。
ではどうすべきか?ですが、日銀が連邦準備銀行のように国債を買い取るしかないでしょうね。自分でお金を刷ってどんどん買い続ける。お札刷れば通貨供給量が増えますから、円安に向うというのが私の単純な答えなんですがね。米国がそうですからね。円高でヒイヒイ言っているんだから、円を少しばら撒いて、それで世間にお金が回るようにすればいい。米国はその作戦に出たわけですからね。
バーナキが今回の作戦に出たのは、かつてそれで成功した実績があったからです。戦後の米国で連邦準備銀行が国債の全額買取を行い、金融危機を救い、インフレも起きなかった。そして民間にお金が回り、それが企業の設備投資などに使われ、経済成長を実現したという歴史があったからなんですね。日本もそれを賭けでやらんといかんのです。ただ博打ができる人材が日銀にはいないんでしょうね、尻を拭ける人材もいないんでしょうね。
これ読んで、皆さんはどう思います。成功すれば大したもんですが、すったもんだの日本の政治でこれがどう変わるかですね、やはり日本を逃げ出して海外にお金を蓄えるのが安全確実かも知れませんね。そして先進国の多くが財政難に陥っています。通貨よりもゴールドなどを信用する方向にますます向うような気もするんですがね。
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