閲覧者500人突破記念! 地球って素晴らしいじゃないか

 寒波到来で、家に閉じこもっている皆さん。雪が降ってもいいじゃないですか、これも地球の自然現象の1つですからね、素直に受け入れましょう。


 我々の本当の祖先は海中にいるバクテリアや藻なんですが、それは約35億年ほど前のことだったようですね。植物が陸上に上がりだしたのは4億年前といわれていますから、ずいぶん時間がかかったことになります。
 藻は葉緑素を持ち、水と二酸化炭素を分解し、糖を作り、それを養分としその過程において余剰分として酸素を出していたそうです。地球誕生時には酸素はほとんどなかったんですね。

 最初は海中に酸素を放出していたのが大気中にも行き届き、30億年かかって今の21%の濃度になったようです。また酸素に紫外線がぶつかるとオゾンができ、これがやがて上空30-50キロにオゾン層を形成し紫外線をカットすることになりました。これがなかったら生物は海中から陸上に上がってこれなかったようです。

 植物も面白く、最初は単純な構成だったのですが、5千万年で根、茎、葉や木まで進化していきます。そして画期的だったのは、生殖の方法です。それまでは精子が泳ぐために水が必要でしたが、種子を持つことにより、それを解決したのです。それにより、水辺から内陸に植物がどんどん進出していくことになります。それを裸子植物というそうです。

 その後、さらに植物は進化を遂げていきます。約1億年前の被子植物の誕生ですね。現在、私たちの周りに咲いている花のある植物はすべて被子植物です。この違いは大きいのです。裸子植物は胚珠がむき出しになっているんですが、被子植物は花の付け根にある子房の中にあり、これが乾燥した土地など環境の変化に強いのです。被子植物は、同時に昆虫や鳥など花粉を運ぶ生物を必要としますから、一緒に成長していったと考えられますね。

 こうして形成されていった森、この森からは多くの水蒸気が大気中に放出されています。大半は葉からの気化熱ですが、これがあるから森に入るとひんやりするのです。

 こうして乾燥していた大地が長い年月を経て湿潤な気候に変わったいったことにより、植物以外の生物が海中から地上に出る条件が整っていたのです。またこれにより、太陽エネルギーの行方も変化していきます。森は太陽エネルギーの90%を吸収します。その70%は葉が気化熱を出すことで熱を再び宇宙に放出しているのです。これは地域の一定温度設定をする役目になっています。もし、森がないと砂漠のように昼と夜の温度差が激しいという状態になるのです。

 地球というのは偶然が重なった賜物です。まずは太陽との距離が最適なので、暑くないし寒くないわけです。火星だったら温度はー140度だったと思います、生命は維持できませんね。地球の質量も最適なので、水や空気が宇宙に逃げないわけです。

 もしも生命が誕生していなかれば、地球は窒素1.9%、酸素微量、炭酸ガス95%という誕生時の状態で、これは火星や金星に近いものだそうです。現在は、窒素79%、酸素21%、炭酸ガス0.03%となっています。

 炭酸ガスは大きな影響を与えています。仮に炭酸ガスが0.06%になれば、平均気温が数度上昇し、海面が数メートル上昇します。また植物の成長が早くなります。逆に0.015%と半分になれば、光合成ができなくなります。酸素濃度がエベレストと同じ7%になれば、生命は生活できなくなり、濃度が上がると酸化が早まり、鉄がさび易くなり、食物がすぐに劣化します。さらには火災の危険性も上がるわけですね。


 たまにこういう「陸の孤島」現象になり、家の中に閉じ込められると、いろいろなことを考えるものです。ただ、地球にいることを感謝しないといけないような、また言語を持つ生命体に生まれてきたことを幸せに思うことは良いことなんじゃないかと私は感じるのですがね。大袈裟ですかねえ。

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