週末往来! こんなことでガタガタ言うんじゃない!

 レストランというのは、本当に毎日のように事件があります。おかげさまで売り上げは順調に推移していますけどね。

 2-3日前のことでした。サーバーのJがFellinoという赤ワイン、マルベックですがこれをグラスに注いでいました。このワインはグラス売りしていません。ボトルのみの販売です。

「おい、何しているんだね。そのワインはボトル専用だぞ」と言えばJは「え、いつものグラス売りのワインがないと思ったので」と返答するわけです。

「そんなはずはないだろう。見てみろ」と言い私が確認すると3本も在庫があります。Jは結局のところ、ワインの置き場所を2ヶ月も店にいながら知らなかったということになります。まあ、知らないことはないですね、最初に教えているわけですから。たまたま、棚になかっただけの話です。赤ワインといえども、うちでは最適温度で出すように65Fで保存しているのです。(たまにこの温度を低いという米人がいますけどね。そして逆に白ワインをビール並みにガンガンに冷やしておかないとクレームが来るのも常識です)

 それでJは「分かりました。そのワインは私が買います」と言うので、「当然だろうな」と言いました。それで、Jは2日もそれを放置していたのです。

 そして今日になって私が「J,そのワインはここにあるから代金を払いなさい」と言いました。「半額の従業員割引でいいから」と言うと「えー、仕入れ価格ではないのですか?」と聞いてきます。

私は「どうして仕入れ価格で売る必要があるんだね、君がミスをして販売したものを弁済するのに、原価で販売する人はいないよ。ましてや、私の店では従業員価格は50%OFFに決まっているんだけどね」と言うとさらにガタガタ言うわけです。

「そもそも、君はミスをしたという自覚がないんだ。そんなものを原価で譲ればまた君はミスをするよ。ここは少しでもお金を払い、傷みを自覚することが大事で、そうすることによって2度とミスをしないだろう」と付け加えました。
 
それで黙ってしまい、結果的には販売価格の40ドルを意地のように置いて、何も言わずにブスッとしましたね。こういうのが私は実に嫌いでしてね。自分の過ちを認めないし、さらには「払えばいいんだろう」ぐらいの調子だから、また近いうちにミスを繰り返すでしょう。交代要因の候補ですね。

 私の記憶が定かであれば、前に務めていた米系の店では確か売価で買っていたと思います。というか、こういうものは先方から「すみませんでした。売価補償します」というのが礼儀です。そういう風に下手に出ると、こちらも「まあ、いいよ今回は、従業員価格で」とかいろいろ譲歩することもできるわけです。

 生意気な奴にはとことん、生意気に行きます。イスラムではありませんがね、専制君主のような体制を敷いていますから、歯向かう奴とは戦います。でないと舐められますからね。良い子には飴を、悪い子には鞭を。これってビジネスやっていたら当たり前のことでしょう。自分の都合の良いように駒が動かないと売り上げになりませんからね。動かない奴はトレードに出すのみです。

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