ボラが入荷!
鯔、ボラです。懐かしい魚です。昔家の近くの川や河口によくいました。だいたい50匹ぐらいで集団行動しています。ものすごく素早いので捕まえるのは大変でした。広島の沿岸部ではカキの養殖が盛んで、収穫期になるとカキ打ちといって、身を殻から外すわけです。その殻はすべて海に廃棄されるのですが、その廃棄場所にボラがえさをとりに来る。カルシウムが養分を多く含んだえさを食べるボラは最高に美味かったわけです。それに比較的簡単に釣れましたから、よくいただいたと思います。
そんなボラがホウボウが入ってこなかったので、代打で登場したということです。透き通りかけた白身で脂があります。半透明なハマチでやや脂が落ちている状態ですかね。3キロ程度ありますから、週末まで行けます。
ボラは出世魚で、関東では、一番大きいのをトドといいます。これ以上大きくならないわけで、「とどのつまり」の語源となっているそうです。そりゃ、知りませんでしたね。でも今時、「とどのつまり」とか言う人が減っているんじゃないですかね。
そしてメスの卵巣を乾燥させたものが珍味のカラスミです。確か広島の名産でもあったと記憶していますが、地中海でも同じものがあります。英語名はムレ、Mulletです。
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