週末往来Ⅱ

 オフィスデポへ行ってきました。 店のプリンターの紙を買うためですが、必ずクーポンを使います。文具屋の競争は激しく、毎回どこかのクーポンがあります。今回は75ドルで10ドル引きでした。
そしてAXISをやっているみゆきさんに頼まれていたカメラを見ると、129ドルになっていました。
彼女はかなり古いカメラをもっていて(といっても4-5年前の最新モデルと言っていましたが)これが分厚い。もう化石になっています。電化製品はあまり最新のものは買わず、2-3年で買い換えるのが一番良いと思います。PCも暇つぶしに見ましたが、デスクトップの主流はコンパクトタイプといってこれまでのものよりもPCのサイズが3分の1になっています。これでさえも400ドル以下で買える時代です。 東芝のノートPCも400ドルを常に切っています。 あとはメモリーとか速度の問題でしょうから、新しいものに切り替えていかないとこれまた化石になってしまうと思います。

 話をカメラに戻しましょう。これがまた面白い。キャノンのSD1100という8メガピクセルです。実は同じものを私は使っていますが、確か半年前に私はこれを179ドルで買っています。これが今回シルバーに限り129ドルだったのす。 展示には私と同じブルーもありましたが、それは179ドルのままでした。これはお買い得です。同じものがCostcoでも売られていますが、確か149ドルだったと思います。ちなみにカメラはキャノンしか買いません。CR誌のランキングでも1位はすべてキャノンです。


 日曜の朝刊にジョージアの鶏が全米平均に比べ、たまごを産む数が減っているというのがありました。1月のデータですが、ジョージアは6%ダウンしていますが、全米平均は微増しているのです。この原因は何?と言われても分からないそうです。雨が多かったからですかねえ。ちなみに全米平均は鶏100羽が1日72.1個のたまごを産んでいるそうです。

 住居不法侵入および強盗の数が急増しています。アトランタのデータでは04年に6800件でしたが、08年は9940件も起きており、この4年間で急激な右肩上がりとなっています。これを1日で換算すると1日あたり27件です。今年は間違いなく1万件を突破すると思います。最近の目的は薄型テレビです。ただ、価格が下がってきていますからその目的も他に移ることでしょう。詳細はAXIS3月号にて。

 先週にも書きましたが、学校は安全なのか? メトロアトランタの学校は決して安全とはいえません。暴力、性的行為、銃器など危険物持込、そして麻薬が大きな問題となっています。特にひどいカウンティは、Clayton, Cobb, Dekalb, Fulton, Gwinnettの5つです。1つの例でいえば Gwinnettで学校が届け出たドラッグ所持および使用の件数は07-08年で849件です。もう日常的にドラッグを学校に持ち込んでいるといえるでしょう。

 たまたま昨日遅くに来たお客さんHが「今日初めて銃を買ったんだよ」と言っていました。その横には常連の質屋のオーナーBがいて、私と彼は親しいのですが、「Mariettaで押し込みがあったよなあ、おまえも気をつけろよ、銃はいつも携帯しているのか?」と聞きました。Bはすぐに「あー最近だけで5件も起きているよ」と返答しました。彼が銃を所持しているのは知っていますし、以前にそれで強盗を追い払ったことも知っています。Bはいつも背中というかズボンの後ろに隠し持っているそうです。確か彼は週に1回は射撃の練習に行っていると聞いたことがあります。 
 そしてBの店の売り上げの多くは銃によるものです。お金に困った人が銃を持ち込む。そしてそれを転売する。こうした場所で現金商売をすれば犯罪チェックもないでしょうし、記録は何もないので銃が闇から闇に流れるというのも納得が行きます。私も、たまにその店に行きますが、支払うときには奥のオフィスで済ませます。物騒な場所です。店の前には中古の車が1000ドルで売られていたこともあります。そういう車を買いに来る人がいるということです。ただ、そういう場所だからこそ、現金が動くともいえるでしょう。
 Hは今日、Norcrossにある練習場?に初撃ちに行っています。銃の価格は500ドルだったそうです。そういう話をしていると、某レストランのオーナーCが現れ、話に参加してきました。彼はGrant parkに店を持っていましたが、すでに閉めたそうです。その原因は治安の悪化です。以前に薄型テレビを取られたのは彼の店です。そして今回またもや入られ「もうアトランタはだめさ」でフィラデルフィアに行くそうです。その彼は250LBもあり、40口径の銃を持っているそうです。それで私を見て「おまえはそうだなあ、38口径ぐらいにしないと銃圧がすごいから大変だ」といわれました。 そんな銃なんて要らないし、興味もありません。弾撃つよりも、客商売の方が楽しいですよ。
 実はHの横には友達がいたのですが、安全装置の話をしていて「最近の銃はよくできていて、安全装置がしっかりしている」とか言っていました。その友達と私は「おいおい待てよ、安全装置を外す前に撃たれたらお終いだな。そんなのない方が早撃ちできるんじゃないか。慣れてもいないのに安全装置をまず外し、相手に銃口を向け、発射なんて言っていたら、こっちが撃たれてしまうよなあ」という内容です。まあ、相手はこっちが憎くて脅すわけではありませんから、お金を渡せば済むことです。私なら500ドルぐらい渡して堪忍してもらいますけどね。それぐらいの現金は持ち合わせていますから。相手も「効率の良い商売」だと思ってくれるでしょう。普通に人を襲っても大した現金は持ち合わせていません。私は普通は100-200ドル程度です。たまに従業員に現金チップを払うので500ドルとかあるケースがあります。昨日はHome Depotでビニールのパイプを1本買いまして、85セントでしたが、面倒くさいのでカードで払いました。(これは私の最低金額新記録でした)
強盗も銀行を狙うのは相当の勇気が要ると思うのです。まだ1人を狙う方が安全でしょう。それでも1-200ドルしか取れません、女性ならレイプできる可能性がありますが(こういう書き方は不謹慎ですがーミッドタウンからバックヘッドにかけてこの3ヶ月で3件も起こっています、そして同一犯ではないかといわれています)、男を襲ってもお金しか取れない。それなら上客になりましょう、というわけで500ドルぐらい渡して去ってもらうのが早い。こっちも安全です。それを銃でも持って応戦するとか考えるととんでもない結末になるのが落ちです。彼らも人を殺したいのではなくお金が欲しいのです。 人を殺すのは、自分が危ういときでしょう。それなら抵抗してはいけません。 とにかく事件が多いですね。くれぐれも気をつけてください。

  AIGの重役に$100M程度のボーナスが支給されるという。政府から$170Bの援助を受け、国有化された保険会社である。ガトナー財務長官は一応「どうなんだね」と聞いたみたいだが、AIG幹部は「これでも減額してるんですよ、まあ払ってもいいじゃないですか」と返答した。
 舐めんなよ!と思いませんか? 税金で放漫経営した人にボーナスを払うんですよ。 ボーナスとは何か? 私は日本ではボーナスは給与の一部のようになっていますが、アメリカでは明らかに業績に対する報酬だと思います。業績を悪化させておきながらよくもまあ、お金を受け取ることができるもんです。ここをオバマが大統領権限で「ゼロにせんかい」と言えば、彼の株は上がる。それがたとえ、職権乱用と言われようが、国民が納得することならやればいい。
 もっとも、今後多くの企業では多額の報酬を受け取れなくなる風潮になってきている。 現在一般従業員の約275倍というのがCEO報酬の平均だそうですが、日本並みとは言わずとも、10億円程度に収めて欲しいものです。時代が変わりつつある中で、それについて行けないアメリカのエグゼクティブ達、頭の中を一度掃除しないといけない。
 そういう意味では、今後はアジアの時代になることを予感しています。アングロサクソンの時代が終焉を向かえ、これからはアジアの時代になるのです。



 

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