エプソムソルト、知っていましたか?

 昨日のこと、「いやあ、疲れが取れないんで、温浴してから寝るんですけどね」という話しから出てきたエプソムソルト。

 アメリカ人なら誰でも知ってるそうです。17年も米国に滞在して知らなかったですね。

 エプソムソルトとは、「硫酸マグネシウム (magnesium sulfate)」の一般的な名称です。化学式は MgSO4 で、硫酸とマグネシウムの無機化合物です。

 塩とついていますが硫酸マグネシウムの純粋な結晶で、塩分は含んでいません。15世紀~16世紀にイングランドのエプソムという場所で発見され、見た目が白く塩に似ていたためにその名が付いたと言われています。


 このマグネシウムによって与えられる効能は、ストレス緩和、血圧を下げる、楽しい気分を作り、リラックスした状態の維持、活力の向上などがあります。

 エプソムソルトを150g~300gほど、お湯をはった浴槽にいれる「エプソムソルトバス」は簡単にエプソムソルトを楽しめる方法です。体が温まり、筋肉をリラックスさせてくれます。実際、多くの市販の入浴剤商品にもエプソムソルト=硫酸マグネシウムは配合されているのです。
 エプソムソルトの主成分であるマグネシウムは、肌から少量が体内に吸収されることがわかっています。マグネシウムは、体内で300以上の酵素の働きを助け、体の機能を清浄に保つ働きをします。

 マグネシウムは、細胞内で作られるエネルギーのユニット、アデノシン三リン酸(adenosine triphosphateの略ATP)の生成を促し、活力と気力を高めることが研究者によって発見されてます。健康専門家は、最低週3回エプソムソルトに浸かることを推奨しており、効果が見てわかり使い心地もよく、気力が高まります。


エプソムソルトの使い方には以下があります。

リラックスして浸かる場合:エプソムソルト2カップを熱すぎないお風呂(ちょっとぬるく感じるぐらいで可)に入れます。12分間以上、25分間未満、湯船にゆっくり浸かること、週3回。その際、ラベンダーオイルなどを数滴落としても好いでしょう。

乾いた肌の角質を取り除く:1カップのエプソムソルトにアーモンドマッサージオイルを約8分の一、イングリッシュラベンダーオイルを数滴落とします。全体をよく混ぜ、乾いたお肌を優しくマッサージするように擦ります。

お顔のお手入れ:小さじ二分の一のエプソムソルトをクレンジングクリームへ混ぜていただき、お肌をマッサージします。冷たいお水ですすぎ、軽く抑えるようにタオルで水気を拭きます。

スパトリートメント(温泉療法):シャワーを軽く浴びた後、一握りのエプソムソルトを濡れたままの体にマッサージし、体の角質を取り除きます。高いエステでも同じ美容施術が行われます。

入浴剤の作り方:エプソムソルト2カップに、小さじ半分の植物性グリセリン、イングリッシュラベンダーオイルを数滴混ぜていただくだけで、簡単にオリジナル入浴剤ができます。

フットバス:温かいお湯を洗面器いっぱいに入れ、カップ一杯のエプソムソルトを入れて、足首まで浸かります。

なるほど!ですね。しばらくは、これバンバン使います!


ちなみに、写真左の入浴剤ですが、乾燥肌の人が使うVaseline配合のもので、これで入浴すると肌がすべすべになります。こんな暖冬であまり関係ないようですが、もっと早い時期にこれで入浴すべきでしたね、これも優れものです。

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