市場のパイは小さくなれど、やり方で伸びる!

景気低迷、市場の縮小など、厳しい環境下に置かれ、「これじゃ、ダメだ。どうしょうもない」と思っているあなたにこの記事を。


『プロ野球の市場が縮小している。…コレまで収入の柱の一つだった放送権料が暴落している。
象徴的なのが巨人戦。一試合、1億円以上と言われた放送権料が今はその1/3。

 価格が下げに転じたのが05~06年。パ・リーグが「サービス化」に乗り出した頃。…そして、活路を見いだしたのが地域必着。

興業に対する姿勢の変化もある。「見せる」から「見ていただく」だ。日本ハムファイターズも地元ニーズ発掘に尽力、球場を勝っても負けても楽しめる場にした。

 放送権料では、放送すればするほどお得になる価格体系を取り入れ、付き合いの深かった局への優先販売も止めた。受け身体質をことごとく排除した。こうした結果、クライマックスシリーズの大成功、北海道地区の視聴率は大きく躍進、放送権料も東京時代の3倍となった。北海道では、プロ野球は人気コンテンツとなった。


 ファンの地殻変動が起きたとも言える。東北、九州などかっての「旧巨人圏」が、いまや圧倒的に地元球団を支持している。

 巨人戦に頼る放送権料の問題は既に過去のもの。魅力的なチームをつくり、顧客を増やせば放送する価値も出てくる。

…時代の変化を受け入れ、新たなファンを創造する。 ただ待っていてもプロ野球は再興しない。』

 日本ハム球団前社長のあるコラムの概要である。


 結局、巨人大鵬卵焼きで、何もしなかった巨人の人気が落ちた分をうまく拾っていったわけですね。こういうのが良い例です。資金力があって、一見何でもできそうな大企業が意外ともろいわけですね。
 一方、中小企業は社長が鉢巻して陣頭指揮をとって、自ら現場で汗を流して働くから強い。現場熟知ですね。
 そういう、私も毎日店に出て、魚を自分で卸します。そうしないとどの魚が良いのか分からない。ご飯も自分で炊きます。できるだけ関わっていかないと現場が分からなくなります。
 現場を疎かにした時点で、終わりですよ。ましてや不景気の最中、オーナーが火と一番働かないと、ダメでしょうね。やり方で伸びることもあるという見本です。


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