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Showing posts from March, 2009

初老の紳士の言葉

 たまたま寿司バーに座った初老の紳士。 ウニが大好きということでいろいろ作って差し上げました。その後の会話でした。 若さの秘訣は何か? 多くの高齢の人が「あーあのときは良かった。若いときにはねえ、、、。」と過去ばかり語る。「明日は00をしよう」と先のことをあまり考えない。それは老い先が短いからか? そうではないだろう。明日のやる気を引き出すには、明日何をやるか考えることだ」と彼は語ったのです。ウエストパームビーチの近くに住んでいますが、2日ほどボランティアでアトランタに来ているそうです。  確かにそうです。過ぎ去ってしまった過去を語る、ノスタルジーに浸るよりは、未来を語ることの方が前向きな人生にとっては大事なことなのでしょう。

今日の朝刊から

2日分まとめています。 1、まずは関係ありませんが、所得税が少し下がったようです。1週間前のペイロールが届いたときに、従業員の税金が少し下がっているのに気づきました。 約2%程度だと思います。私のペイチェックは別に下がっていませんでした。 別に高額納税者ではありませんが、中の上ランク、高所得者の最下層だと認識しています。 おそらく年収5-6万ドル以下の人をターゲットにしたものでしょう。 私は33%近い税金を取られています。それを確定申告で少しだけ取り返しています。 2、食用のオリーブオイルは、家事の助けになります。まず家具を磨くのに役立ちます。他にもファスナーとか開けづらいドアなど油を差すのと同じ要領です。また皮膚に付いたペンキも剥がすことができます。 3、GA州政府は、ハイウェイで85mph、一般道で75mphを超えるスピード違反者に対し罰金とは別に200ドルを課税することを決めました。このような違反者を「Super Speeders」と名づけています。この罰金は外傷関連の医療目的に使われるそうです。 4、先週のDunwoody 地区での Texacoガソリンスタンドにおける殺人事件の容疑者が逮捕されました。防犯カメラに顔が映っていたので時間の問題でしたが、どうやらドラッグ絡みの事件のようです。 5、Brookhavenにある名門ゴルフクラブ Capital City Clubがアトランタ市から、汚水垂れ流しで15万ドルの罰金を課せられています。 同ゴルフクラブはリノベーションのため閉鎖中ですが、その土砂が雨で流れ出して河川を汚したというものです。 6、赤字に悩むMARTAは、最悪の場合週6日運行になると責任者が警告をしています。 MARTAは万年赤字で、その資金を運行しているFultonと Dekalbから主に得ています。 7、住宅価格が少し持ち直しています。 12-1月比でわずかに1.7%上昇しています。 08年通期では6.3%の下落でした。ちなみに南部では12-1月に3.6%上昇しています。08年通期では7.3%の下落でした。 8、アメリカ人の労働者の5人に1人は健康保険がないそうです。昨日のラジオからです。これはGAを含む14州での調査の結果です。 折りしも今日はオバマが「今こそ国民皆健康保険を導入する時期なのです。4年後では遅し、2年後でも遅しなのです」

驚いてください! AXIS4月号の出来栄え

 まだ配布していませんが、すでにAXIS4月号は2日前に出来上がっています。あまりに早く上がったので配布していないだけの話なのです。どうして?と思うでしょう。 それは新しい印刷屋に変更したからです。この印刷屋がまた、すばらしいの何の。南田陽子の世界です。(私はたまにこういう古典的なジョーク?を使いますが、この前も「クリープを入れないコーヒーなんて」と使用しました)なんと意味もなく、単なる語呂合わせです。  実は長年使っていた米系の印刷屋がルーズで品質が悪く、場所も遠いので家から近い中華系のA社に切り替えたのが昨年の8月ぐらいでした。場所は近くなったものの、品質は悪く、文句を言うと「もうできない」と印刷を断り、同じ中華系のB社に変更しました。実はA社はB社に外注していたんです。笑うなかれ、建設業界の下請けみたいなものです。当然ながら品質が悪い、そしてそれを改善できなかったのです。  今月に入り、いろいろ探した結果(これは私の功績ではありませんが)、最新の機械を持った印刷屋を探し出し、デジタルプリントできるようになったのです。といっても、日本では当たり前のようですが。要するに設備投資をしないで、古い機械を使った会社ばかりを巡っていたことになります。それでも最新の設備を持った印刷屋の多くは値段が馬鹿高く、AXISのような部数では割が合いませんでした。今回の会社は何でも8ページ分をまとめて刷ることができるのでコストダウンができ、また日数も短く仕上がるということだそうです。紙質も今回からつや紙に変更し、「らしく」なりました。特に写真が鮮明です。濃淡があってもこれまでのようにつぶれたりせず、真黒になったりせず、そのまま出ますので、クレームが今後は発生しないと思います。  「AXIS変わったね」と皆さんに満足してもらえると思います、  こういうことからも、「常に設備投資を怠るなかれ」が証明されます。 景気は悪いが、高い品質の製品を作りだすところには仕事が回ってくるということです。高品質で納期が早く、価格が適切であれば、誰でも注文しますよね? おかげで原稿の締め切りをこれまでの18日から20日にしても間に合います。これでも十分ですが、2日余裕を見て22日前後にデータを送れば、5日後には上がってくるという仕組みです。中華系では「最低10日必要、バインディングがあるので2日必要」とか言

アメリカ経済の行方

 今週は株価が月曜日に500ポイント近くも上昇しました。前週からの上げも考えると平均で17%上昇したことになります。「そうか、やはりオバマ政権だねえ。不良債権を受ける皿も作ったし、これでアメリカは不景気を脱し、年内の景気回復に向かうんだねえ」と錯覚しそうな勢いですが、そんなに簡単に事は運ぶでしょうか? シティは1-2月は黒字だったようですが、第一四半期で見ると赤字のようです。不良債権は増加中だと考えてよいでしょう。例えば「00ドルの不良債権があります」が12月だとすれば、それから数ヵ月後にはその00ドルがさらに増えているのです。それは企業の倒産であり、個人の失業による自動車ローンの滞納、クレジットカードの未払いなど、次から次へと増えていくからです。 実際に、失業率は月毎に上がっていっています。 GA州が一騎に9%台に入ったのは少し驚きでしたが、多くの州でその予備軍も含めるとすでに10%を超えているのです。こうした個人レベルで悪化している数字を見て、「どこが景気回復の兆しなの?さらに悪くなっているだけじゃない?」と思うのは当然のことです。 そして政府のマスターベーションのやりすぎはやがてドルを暴落させることでしょう。マスターベーション? 自分のところで発行した債券を自分のところで発行した通貨で購入するということです。お札さえ刷ればいくらでも買うことができます。すでにアメリカの国債を一番買っていた中国が警戒し始めています。中国は米ドルの暴落を見越して、新しい基軸通貨を作る方向に向かっています。結局のところ、この国の国債を買ってくれる国が減ってきているため、現金欲しさにFRBが買わないといけないのです。 そしてドルの流通量が増えると暴落します。「じゃあ、止めたら?」と思うでしょう。財政赤字の米国政府は国債を連発してお金を作らないと運営ができない状態にあるのえす。 ただ、財政赤字を誘発した根源(ガンですが)をなくせば正しい方向に向かうのです。それは軍事費です。 莫大な軍事費を抑えて、それを経済復興にまわすことができれば、あめりかは経済的には再生できると思います。ただ、それはこの軍事国家にとってはできないことです。 仮に軍事費を削るとしましょう。 F22戦闘機をキャンセルしましょう。となるとマリエッタにあるロッキードの工場でレイオフ、2000人に影響が出ます。全米各地に軍需工

週末往来:今朝も早くから芝刈りに!

 今日は、朝6時に起きて芝刈りに行ってきました。8時のティータイムなので、これぐらいの時間に起きないと体が動きません。 1ホールからいきなりバーディを取りラッキーな前半を41で回り後半は多少崩れたものの、90は切ったと思います。 明日は11時からラウンドです。 そして来週の日曜日はローカルコンペの今シーズン第2戦があります。  なぜゴルフ?と言われても困りますが、ゴルフは年齢に性別にまた巧い下手に関係なく一緒にプレイできる唯一のスポーツだと思います。  始めたのはアメリカに来てからですが、アトランタに来ていなければやらなかったでしょう。今ではしっかり嵌ってしまい毎週日曜日の日課となっています。  だいたい85-95の間で回りますが、精神面の大切さを思い知らされます。またほんの少しのことが大きな違いを生むのだと思います。従い年齢の高い人の方が巧い方が多ように思います。そこは冷静さと技であり、力は最初のドライバーぐらいです。そういう目でではビジネスマンには向いているのだと思います。ミスをしてもそこで終わりでなく、そこからゲームを再開できるバンカーや池、小川などの障害物を乗り越えてグリーンに乗せればあとは、カップに沈めるのですが、この単純なスポーツが実は奥が深いのだと思います。  おそらく、半分ぐらいの人は面白さを知る前にやめてしまうと思います。本当の楽しみの前に苦しみがありますから、そこで挫折する人が多いのでしょう。  その苦しみを克服し、パーを取り、場合によってはバーディもあり、スコアが縮まることも大事ですが、やはりカップにボールが沈んだ瞬間の快感は最高です。 長年、100が切れずにそれでも継続している友人もいます。何かの魅力があるからでしょう。皆さん、アトランタにいる間にゴルフを始めましょう。  商工会のコンペも4月から開幕です。私は今年、全試合出場をしたいと思います。

どうして金が急騰したのか?

 経済についての解説です。 19日の朝例のごとくCNBCを見ていましたが、金が一時60ドルも急騰していました。何が原因なのか? それを知りたかった私は、Googleしました。こういうときにGoogleは役に立ちます。その答えが下です。  ドル建て金現物価格は18日ニューヨーク午後、883ドル台から947ドル台まで一気に急騰した。米FRBによる長期国債買い入れ発表をきっかけに米国債相場が急反発(利回りは急低下)、株価も反発するなか、ドルが全面的に急落し、金はわずか1時間で50ドルも急騰するなど、市場は大きく混乱した。19日午前8時現在939.3ドル。昨日東京午後5時30分に比べ29.2ドル高。ドル円は2.48円高の96.20円。東京金先物価格は15円高の2913円前後の計算。  昨日の東京市場では915ドル前後からジリジリと下落。相変わらずアジア市場の弱さが目立つ中、終盤には910ドル割れ。欧州に移ると小じっかりなったが、ニューヨークでは先物市場の立会い開始とともに急落。株安・ドル安の中でも手仕舞い売りが止まらず、中盤には883.75ドルの約1カ月半ぶり安値。だが、ニューヨークの立会い取引が終った直後のニューヨーク午後2時過ぎ、FRBはFOMC声明を発表。向こう6カ月間で最大3000億ドルの長期国債買い取りとモーゲージ債の買い取り拡大を表明すると、債券や株、為替、そして金市場も流れが一変。ドルが対ユーロで1.31ドルから1.35ドル台、対円で98円台から95円台に急落するなか、金は一気に950ドル目前まで噴き上げた。  こうした金価格の急騰について、市場では過剰反応で行き過ぎとの声も。だが、株価や債券などドル資産のリスクのみならず、基軸通貨たるドルが数時間で3%も変動してしまうこと自体、現在の世界の投資家とマネーが抱えるリスクの大きさを物語る。  金価格の上昇を受けて、主要金鉱株価も上昇。昨日、ジョン・ポールソン氏率いる有力ヘッジファンド、ポールソン・アンド・カンパニーが、アングロアメリカン社の保有する残り11.3%の株式を購入した大手金鉱山アングロアメリカン・アシャンティ株は、37.79ドルに約9%も上昇。金鉱山株に対するこうした動きの本質は、単に地上の金や金鉱山株の値上がりを期待したものではなく、むしろその「地下に眠る金」への投資と見るべき。  先物市場にリードさ

今日の朝刊から

1、GA400の50セント徴収はいつまで続くのか? すでに道路財源としては十分に元を取っていますが、今後のために備えて空くな事も2011年までは続くというのが当局の見解で、その後なくなるかどうかは未定だそうです。 2、鶏はペットなのか? Roswell市で鶏を4羽飼っている男性が市の条例違反で訴えられました。この男性は4年前から自宅の裏で鶏を飼い始めましたが、今年に入って何者かが市に対して訴えを起こしました。Roswellの条例では鶏を飼うことが認められていません。男性はこれはペットである、卵も産むし素晴らしい生き物であると反論しています。おそらく鳥インフルエンザなど人体への影響を考慮して鶏を飼うことが禁止されていると思うのですが、まあお堅いことを言わないでといった感じですね。 3、ドイツの調査機関は今年中にドイツは景気後退から抜け出すという明るい見通しを出しました。アメリカでも2月の住宅着工件数が前月より増えるなど、少し明るいニュースが出ています。  ところがCNNの世論調査によると、一般人は悲観的で「来年に恐慌になるのではないか」と心配する人が多くいることが分かっています。今朝もキャタピラーがGA州内の工場閉鎖で約300人のレイオフを発表しました。ノキアも世界中でレイオフがあります。こうしたことから企業サイドでは景気が回復し収益も上がるとしても、クビを切られた従業員の行き先はないのではないかということです。  昨日、アジア系の女性が1人面接に来ましたが、きちんと大学も出ているのにレストランに面接に来るわけです。彼女の場合、州政府の出先機関のような部署で働いていて、ご存知の通りの州財政悪化により閉鎖になりレイオフされたそうです。こういう人達が将来、元の職場に戻れる保証はなく、その中で株価だけが上がり、「経済が戻りました」とはいえないでしょう。これによってまたもや格差が生まれるのです。   このところの株価上昇(6500から7400ということは約14%も上がっています)で一儲けした人もいると思います。ましてや、つぶれかけていたCITIとかバンカメを底値で買っていた人は50%以上儲かっているはずです。驚くことなかれ、私の投資信託は昨夜見たらプラスになっていました。  一般的に「アメリカ人は401Kや株で損をしている」というのが大方の見方ですが、私のように今年に入って始

今日の朝刊から

 なかなか面白い記事があります。 1、Johns Creek市は、市内にある橋が狭くて消防車が通過できないのですが、その橋を広げる予算がないため、あきらめています。 火事など緊急の事態が起きた場合に、一刻も早く現場に駆けつけないといけないのですが、財政難の折それができないということです。アトランタ市も消防署の多くを閉鎖しました。これも財政難のためです。 2、GA工科大学の職員による使い込みの裁判で判決が下りました。10年の刑と10万ドルの返還です。この41歳の女性は職員の立場を利用し、本来学校の事務関係のものしか購入できないクレジットカードを私的に使用したものです。その額は4年間で17万3千ドルでした。このような不正がどうして早めに発覚しなかったのか不思議でなりません。 3、このところの雨で水瓶、Lake Lanierの水位がずいぶん上がりましたが、それでもまだ不足です。現在、20ft満タンよりも低い水位にあります。 4、Gwinnett Co. のJailで、土曜日に男の子が生まれました。これは保護観察を破った女性を収監したものですが、妊娠中でたまたまそこで生まれてしまったというものです。彼女は一度外の病院に行きましたが、その後は塀の中へと戻されました。 5、GA州の児童ポルノ事件ですが、3月10日からGBIによる本格的な捜査が始まり、すでに27人が逮捕されうち4人は未成年者でした。押収されたパソコンは103台です。この事件では50人に逮捕状が出ており、米国至上最大の児童ポルノ事件に発展する見込みです。これまでは昨年11月にオハイオで起きた41人の逮捕状発行が最大でした。 6、2010年もGA州の財政は厳しいものとなりそうです。7月1日から実質始まりますが、州職員の削減など経費カットが行われます。すでにカリフォルニアと同様に職員の無給休暇が始まっています。 7、ジョージア州民は詐欺に引っかかりやすい? 先ごろ出されたデータによると、GAは全米で4番目に高い水準で住宅ローン詐欺に引っかかっています。1位はRI,2位FL、3位IL、5位MD,6位MI、7位NY,8位CA、9位MS、10位COの順です。全米では07-08年比で詐欺は26%増えています。 8、住宅差し押さえが悪化しています。メトロアトランタでは4月に約1万個の住宅が競売にかけられます。州の経済と失業率を見

すべては「疑ってみる」ことから始まるのではないか?

 人を信じますか?、毎日流れる報道を信じますか?、店で売られているものを信じますか? 神を信じますか?  私はビジネスに関しては疑り深くなりました。人に任せ信じることは大切ですが、信じ切ることは怖いことです。 すべて自分に降りかかってきますからね。特にアメリカにおいては、人を蹴落として這い上がるような国ですから(これが国際ビジネスの常道なのかも知れませんが)、信じるのは自分だけにする人が多いように思います。  まずは疑うことから物事が始まるのではないかということです。 例えば魚の鮮度。 通常3-4日OKとします。ところがこれを信じてよいものか?とんでもない、状況は常に変わりますから自分の目で見ないといけない。まず、その魚が入ってきた状態から持ちが違ってきますね、そして置かれた状態でも持ちが違います。そういういろいろなところから判断して2日で捨てる場合もあれば、逆に5日持つ場合もあります。一概に3-4日と言えないのです。だから疑わないといけない。  何か不味いものを出した場合もそうです。 かならず原因を追究するようにしますが、その当事者に聞いても「はい、私が悪かったです」とはアメリカではなかなか聞くことはありません。メキシコ人がまずそう、そしてアジア人も「はいすみません」と謝るようなことはしません。これは「負けを認めることは良くない」という国民性でしょうか? 日本人はすぐに謝ります、私も大抵すぐに謝ります。 負けるが勝ちだと思うからですね。後を引きたくないということもありますが。  店が暇なときも「あー暇だねえ」ではなく「なんで暇なんだ?」と疑う、そして原因を追究していかないといけない。何か過去にミスがあったのか、悪い噂が出ていないだろうか? メニューが汚いかもしれない、、、と小さな原因は山ほどあります。それらが仮に主原因でなくとも、修正することにより安心感が生まれるものです。  疑うことは、How come?であり、それが解決への第一歩になることでしょう。小さな子供と同じで、「どうして?」の連続です。素朴に疑問を持つことが問題意識を常に持つことになり、人とは違う目でモノを見ることができると思うのです。

Doveアイスクリームが今なら$1.99

 たまたまKrogerへ行きましたが、Doveのアイスクリームが通常$3.99ですが、半額の$1.99になっていました。 私は思わず6個も買ってしまいました。  Doveはお気に入りアイスクリームの1つです。ちなみに発音はドーヴではなくダヴに近いようです。

今日のニュースから

1、連邦政府はスーパーなどで販売する肉類について、原産地表示を行うことを義務づけました。例えば牛肉についてどこで生まれた牛で、どこで飼育されたとかなどの情報を消費者が知ることができます。確か魚についてはすでに実行されていると思います。  日本ではスーパーなどではかなり前からこうした原産地表示に加え、冷凍からの解凍あるいは生、野生か養殖かなどの情報を提示するようになっています。  問題はレストランで、誤情報を消費者に与えているケースが多々あります。特に日本人以外のオーナーの店ではこうした嘘まがいの行為が横行しています。「言った者勝ち」の風潮がありますが、こうした行為は将来的に自分で自分の首を絞めるようなものです。魚の名前の誤表示は今でもあります。典型的な例はティラピアでこれをレッドスナッパーとして販売しています。 2、昨日、チェイニー前副大統領がCNNに出演し、現政権が「過去の政権から負を引き継いだ」と言っていることに反論していました。また、グアナモンタ基地などの収容所を閉鎖することについてテロ活動が活発になると批判していました。懲りない男です。「あんたが私利私欲のためにやったんだろう?」と言ってやりたいものです。 3、先週のことですが、I-285 と North Peachtree Rd.が交差する場所近くのガソリンスタンドで殺人事件がありました。我が家から車で3分の距離です。ここ最近、身近でこうした事件があります。昨年も車でやはり2分の距離のコンドで深夜に殺人事件がありました。 4、FRBのバーナキが昨日、強気の発言をしたことで株式相場は堅調です。「景気は今年中に回復基調に向かう」という発言でした。先週、GMがやはり「そんなにお金を借りなくても行けそう」と言い、シティやバンカメも「1-2月に限っていえば黒字」と嬉しいコメントをしたので市場は元気を取り戻しましたが、果たしてこれを信じてよいものか???  失業率の問題はどうなる? 住宅差し押さえの問題はどうなる? クレジットカードの滞納はどうなる? と会社は先に抜け出しても個人レベルでは泥沼から抜け出せないのが現実ではないでしょうか?そして金融機関などは政府から資金提供があり立ち直れますが、中小の製造業などはそれさえもできないのでは?ということは大企業やお金持ちは回復していくが、貧困層はそのまま取り残されるのではない

週末往来Ⅱ

 オフィスデポへ行ってきました。 店のプリンターの紙を買うためですが、必ずクーポンを使います。文具屋の競争は激しく、毎回どこかのクーポンがあります。今回は75ドルで10ドル引きでした。 そしてAXISをやっているみゆきさんに頼まれていたカメラを見ると、129ドルになっていました。 彼女はかなり古いカメラをもっていて(といっても4-5年前の最新モデルと言っていましたが)これが分厚い。もう化石になっています。電化製品はあまり最新のものは買わず、2-3年で買い換えるのが一番良いと思います。PCも暇つぶしに見ましたが、デスクトップの主流はコンパクトタイプといってこれまでのものよりもPCのサイズが3分の1になっています。これでさえも400ドル以下で買える時代です。 東芝のノートPCも400ドルを常に切っています。 あとはメモリーとか速度の問題でしょうから、新しいものに切り替えていかないとこれまた化石になってしまうと思います。  話をカメラに戻しましょう。これがまた面白い。キャノンのSD1100という8メガピクセルです。実は同じものを私は使っていますが、確か半年前に私はこれを179ドルで買っています。これが今回シルバーに限り129ドルだったのす。 展示には私と同じブルーもありましたが、それは179ドルのままでした。これはお買い得です。同じものがCostcoでも売られていますが、確か149ドルだったと思います。ちなみにカメラはキャノンしか買いません。CR誌のランキングでも1位はすべてキャノンです。  日曜の朝刊にジョージアの鶏が全米平均に比べ、たまごを産む数が減っているというのがありました。1月のデータですが、ジョージアは6%ダウンしていますが、全米平均は微増しているのです。この原因は何?と言われても分からないそうです。雨が多かったからですかねえ。ちなみに全米平均は鶏100羽が1日72.1個のたまごを産んでいるそうです。  住居不法侵入および強盗の数が急増しています。アトランタのデータでは04年に6800件でしたが、08年は9940件も起きており、この4年間で急激な右肩上がりとなっています。これを1日で換算すると1日あたり27件です。今年は間違いなく1万件を突破すると思います。最近の目的は薄型テレビです。ただ、価格が下がってきていますからその目的も他に移ることでしょう。詳細はAX

週末往来 アメリカと北朝鮮の違い?

 今週のニュースに「アメリカの子供の50人に1人はホームレス」というのがあった。これは大きなショックだが、これから連想して、「待てよ、アメリカの貧困層は飢えている。そして北朝鮮でも多くの貧困層が存在し同様である。この2つの国の違いは何であろう?」とふと思ったのである。  違いも何も同じみたいなものではないか? 多額の軍事費にお金を費やし、ほんの一部の特権階級が良い暮らしをしている。そして多くの国民が大統領や政府の言うこと、そしてそれを流すマスコミの報道を信じている。お国のために死ねる人が山ほどいる。  こうして考えると、違いは少しばかりの自由があるかないか程度にしか思えない。片や資本主義の牽引役、片や崩壊寸前の社会主義の成れの果て。でも中身はあまり変わりないという見方もできる。  前に「資本主義とは何なのか」というコラムを書いたが、行き着くところ、格差を作り出し、それがやがて社会を荒廃させるのではないか?これがさらに進むと権力を握った政府が不満分子を抑圧するために、武力を使うようになり、それでも民衆は抵抗し、やがて革命が起きる可能性もなくはない。  と言う風に考えていくと、資本主義の成れの果ては貴族主義の時代、18世紀に戻っていくのだろうか?富める者は富を蓄積し所有する。そうでないものは何も持たない。そうすると当時で言う「小作農」に成るしかないのである。これが今で言えばブルーカラーであろう。やがて彼らはハンマーを持ち、機械を壊し、富める者からその所有物を奪っていくのである。これが暴動となり革命が起こる? まあ、こんなことは実際にはありえないと思うが、その方向に向かわざるを得ないようにも思える。  このままアメリカが進んでいくとどうなるか? 本当に富めるものはますます富める。かつてスリムなピラミッド構造であった人口分布(その頂点が富裕層、真ん中がミドル、下部が貧困層というピラミッドである)がやがて裾野の広いピラミッドに変形してくだろう。そして真ん中の抉れた形になる。  人種的にはアジア系は勤勉で、特に極東アジアの中国、韓国、日本からの移民はミドルの少し上の層に落ち着くと思う。そうすると「アジアバッシング」も起きかねない。元々の先住民ではないし、後から入ってきた移民であるために「彼らが俺たちの富を奪った」と勘違いされる可能性も高い。  特に母国語を使い、公用語の英語と線

さあ、週末です!

今週末のアトランタは行事が一杯です。 1、エルトンジョンとビリージョエルのジョイントコンサートが明日、Philips Arenaで7時半からありますが、なんとチケットはまだ残っています。 56ドルから181ドルまでですが、人気者2人でも景気には勝てないということです。 2、ACCのバスケットトーナメントが週末にかけてGAドームであります。日曜日が決勝戦ですが、さらに日曜日はHawksのゲームも重なり、ダウンタウン近辺は混雑が予想されます。 3、昨日ですが、MARTA駅のNorth Springsに通じる道(陸橋ですが)からGA400に飛び降り自殺を図った女性が死亡しました。また今週初めにナイアガラの滝に飛び降りた男性が助かったというニュースもありました。ナイアガラの場合、大抵は死亡するそうです。 4、アトランタのHJ空港が13年連続で乗降客全米1位になっています。昨年は4300万人が利用しました。 5、テーマパークのSix Flagsが倒産するのではないかといわれています。 8月までに約$290Mを支払わないといけないのですが、たぶん無理でしょう。 6、先日、Forbesからアメリカの億万長者ランキングが発表され、ビルゲイツが1位に返り咲き、ウォーレンバフェットが2位に落ちました。 さてGA州では、COXグループ(WSB TVなどを傘下に持つメディアグループです)からアンコックスが43位に、その甥のジェームスが110位に、テッドターナーが376位に、バーニーマーカスが601位にランキングされています。億万長者の数は金融危機により前回の1125人から793人に減少しています。 7、どうでもいい話ですが、イアン・ポールターに女の子が生まれました。最初の子供だと思います、私はピンクのTシャツを贈っておきました。  大したニュースがないですね、正直なところ。 私立学校の春休みなどもあり、店は暇ですが、何とか前年比95%まで盛り返しました。小さなパーティがあったりとかですが、依然として厳しい状況です。そんな中でも夏に向けた準備を行っています。ここ2日間でパティオのフェンスのペンキ塗りを終えました。もちろん私の仕事です。人を雇ってやるような問題ではありませんからね。実際にここ数日間は暖かい日が続いたので、パティオで食事をする人が増えました。 今年のTシャツのデザインも終え(ネッ

諸々

1、先日のこと、切れる免許証の更新に行ってきました。自宅から一番近いのはNorthridgeですが、私は毎回GA400を飛ばし、北のCummingまで行きます。ここが一番空いていると自分では思っているからです。 オフィスに入ると20人ぐらいいましたが、免許更新の順番はほんの数人だったため、30分ですべてを終えました。今回はその日から3年しかもらえませんでした。以前は5年くれ、法律が変わり1年になったこともありますが、コロコロ方針が変わります。ちなみにグリーンカードの有効期限が3年以内の場合は、その残りの年数しかくれないそうです。そして、「目の検査は?」と言いたいのですが、何もしませんでした。そこまで無事に来たということは目が見えているということで判断されたのでしょうか? ちなみに友人Hさんの姉Nさんは、すでに日本にいますが、ネットで更新をして、その時に市民という場所をクリックして、しっかり10年の更新をしています。本当に不思議な州というか国です。 2、不況にあえぐ大型レストランですが、アメリカ系の某店では年末にA店をギフトカード100ドル分を買えばBとCの店のギフトカード50ドルずつがもらえるというキャンペーンを行ったそうです。そこまでやらないと客が来ないのか、と言いたくなります。その店、確かに不味い。 3、会員制クラブのCostcoから、クーポンが来ました。かつては数ヶ月に1回でしたが、今では毎月のように行っています。 さすがのCostcoも暇なようです。私は週に2回通う常連ですけどね。今回のクーポンで薄型テレビを見ると32型ですでに329ドルにまで価格が下がっています。 37型だと479ドルです。いずれも無名ブランドですが、2-3年の駐在生活なら十分じゃないですかね。アメリカ生活の鉄則「安物を買い、壊れたら捨てる。そして新しいものを買う」、悲しいのですが、それが事実です。日本製を買っても壊れる場合があります。それは4にて。 4、店で使っているポットが壊れました。これは象印です。どこが壊れたと思います? 傾けると水漏れするのです。底に問題があるようです。ほんの2年しか使用していませんけどね。仕方ないので新しいものを買いました。今回も象印で5L入ります、価格は142ドル(税込み)、富士山ドットコムで調べると5Lは売られていませんが、この価格はまあまあだと思います。そ

Dekalb Co.の数字に改ざんはあったのか?

 週の初めで大したニュースはありませんが、少し気になるものがありました。私の住むDekalb Co.ですが、犯罪統計の数字改ざんがあったのではないかという疑問が持たれています。 実は先週でしたか、ここの警察署長がクビになりました。 直接の原因は職権乱用のようですが、CEOも昨年の選挙で新しくなっています。CEOエリス氏のデータでは、2008年の暴力犯罪は5%増えています。それは07年に8%増加した上の話です。そして住居侵入などは15%増加、これも07年に18%増加した上での話です。 ところが今年初めにボルトン元警察署長が発表したデータは暴力犯罪が3%減少、住居侵入などが1%減少でした。警察官の数は過去2年で約20%増加しています、ところが犯罪も同じように増加しています。これでは増員した意味が何もないということになります。  これは推測ですが、自分の地位が危ういと判断したボルトンが数字を少なめに公表したのではないかということです。数字が悪化すれば責任問題となりクビになりますからね。ボルトンは確かダラスの警察から来たと思います。 ちなみにアトランタのペニングトンはニューオーリンズから来ています。 メトロアトランタの場合、黒人比率が高いこともあり、カウンティの重職を務めるのは大概黒人です。これが州レベルになると白人の支配比率が高くなります。州の重職はほとんど白人で占められていますからね。  前のDekalbのCEOバノーンもいろいろ悪評がありました。 その地位を利用して相当のことをやったみたいですが立件はされませんでした。 今のFultonのDA( District Attorney)のなかなか評判が悪いようですが、それでもクビにならず仕事を続けています。 いろいろときな臭いのがごろごろいて平気な顔をして仕事をしています。まあ、これはアメリカも日本も役所とか政治家とか権力を持つとそうなるのでしょうか?私にはよく分かりません。  ただ、確実に犯罪は増えています。住居侵入、車の盗難、車両荒らし、ひったくりなど身近に起きる犯罪です。アジア人は特に狙われやすいので要注意が必要です。失業率は10%に近づき、お金に困った人が山ほどいます。

分かりやすい経済解説ーサンケイ新聞より

 一連の金融危機そしてその対策についてのコメントで分かりやすいのがサンケイ新聞にありました、これを少し縮小編集してみました。「素人のための金融危機とその対策」レクチャー。 「100年に1度の危機」とはどういう意味だろうか。なぜ米国発の金融危機なのに、日本は昨年10~12月期に一挙に先進国では最悪の2けたマイナス経済成長に陥ったのだろうか。この基本的な疑問を解く鍵は「マネー」にある。  米国は無限大とも言える速度で新種の「マネー」を膨らませて、突如消滅させた。これが金融危機である。創造されたマネーの規模は恐るべきもので、2007年末時点で米国と欧州の国内総生産(GDP)合計額を上回っていた。ところが08年9月中旬の危機勃発を機に、この巨額のマネーの大半が実は使い物にならないことがばれてしまった。これがバブル崩壊である。  崩壊は崩壊を呼ぶ。マネーはモノや労働サービス、株式など資産を買う手段なのだから、なくなると、工場は閉鎖され、失業者が路頭に迷い、株式や不動産相場も暴落するという悪循環が発生する。こんなマネーが短期間でこれほどの規模で生み出されたことは資本主義市場かつてなかったことなのだから、100年に一度どころか、人類が初めて直面する巨大危機である。  そもそもマネーとは一体何だろうか。おカネ、つまり財布の中のお札のことをすぐに思い浮かべる。だが、金や銀との交換が保証されていた金銀本位制の時代と違って、現代のお札はモノや資産を買うことが国によって保証された紙切れである。そういう意味では、株式や国債などの証券もすぐに現金に換えられる限りはマネーの範疇(はんちゅう)に入る。企業が株式を、国は国債を発行することは、日銀がお札を刷るのと同じとみてよい。証券類がお札と違うのは、それ自体の値打ちが市場相場として変動するからだ。  米国はこの証券の特性を最大限利用しようとし、現金を稼ぐ資産を証券に加工した。この資産とは、金融機関による各種のローン、借り手の消費者にとっては借金である。最も規模が大きく、数もおびただしいのは住宅ローンである。住宅自体は担保になる。返済能力に疑問が付く低所得者でも住宅価格が上昇していれば、貸し手も安心だ。  そこで住宅ローンは元利の支払いを受ける証券に置き換えられる。だが、ろくに働かないXさん向けのローンをそのまま証券にしても焦げ付いてしまう恐れがある

資本主義と何なのか?

 いったい全体,資本主義とは何なのか? このところの景気低迷でこういう壁にぶち当たる。 それは、19世紀の英国から始まる。産業革命と呼ばれものであろう。これまでの家内製手工業(父ちゃん母ちゃんに家族を含めた少人数が人の手を多く使って生産性を上げていたやり方と判断すればよい)から紡績の機械が発明され、大量生産ができるようになった。トヨタの前身もこれを日本に持ち帰りアレンジして成功したと思う。これで英国は世界の覇権を握るようになる。そしてこれまでは貴族と小作民という階級しかなかったのだろうけど、新しい階級が生まれる。それが資本家と労働者という階級である。そして銀行というものが急速に発達するのである。(TAKA自論ですよ)  働けど働けど、労働者は労働者で生活は楽にならない。「そうだ?新天地へ行こう。こんな搾取されるやり方は御免だ。海の向こうには自由な世界があるらしい」と宗教で迫害を受けた人々に続き、欧州から貧しい人達がアメリカに渡っていくことになる。  1900年の始め、ヘンリー・フォードが自動車を大量生産する方式を生み出した。これがアメリカの産業化そして工業化の始まりではなかったか。 ブルーカラーで十分生活できた時代だった。ところが労働者が組織化し始め、組合を作るようになってしまった。1人の力では何もできないが、団体になれば、会社と交渉ができることを知ってしまったのである。賃金を上げろ、休みを増やせ、引退後も面倒を見ろ。こうして強くなったアメリカの労働組合、その最たる例がUAWだったのでは?   一本調子に上がってきた自動車産業を支えている労働者を丁重に扱わないと、しっぺ返しが来ることを経営者は知っていたのである。こうして自動車のコストがどんどん上がっていくが、米人の生活レベルが上がるにつれそれも相殺されていく。コストが上がった分は価格に転嫁すればいい。実に簡単な仕組みで会社はそのまま儲かる仕組みである。覇権を英国から委譲された米国は軍事力を駆使して自動車の燃料である石油を安く仕入れることができ、すべてが順調だったがオイルショックに見舞われてしまった。ここからがある種の転換期となる。製造業は実に弱い。こうして80年代から米国企業は海外に出て行くのである。それは、国内労働者の質の低下(ベトナム戦争後、マリワナなどの蔓延、ウーマンリブの台頭などなど、様々なことがアメリカで

見通しは暗い~予測したことだが、、、。

 NY市場で株がどんどん下がっています。5000ポイント割れの可能性まで出てきています。もう、すべてのマイナススパイラルに陥っていますね。そこいらを追求してみました。 1、一般国民は、株価低迷で本当にお金がなくなってきている。そこへ来て住宅価格の下落が重なり、レイオフが追い討ちをかけ、クレジットカードの返済が滞るようになっている。 2、このため、金融機関は貸し倒れが急増している。 ある日に政府に向かって「000ドルの不良債権があります」と公表しても1ヶ月後や2ヵ月後にその金額が増えていくのである。 3、これにより、銀行が資本不足に陥り、政府に追加融資をお願いすることになる。 4、おいおい待てよ。このまえ00億ドル必要と言っておいて資本注人したはずなのに、そのお金はどこに消えたんだ? おかしいじゃないか? 金融機関はどうなっているんだ、どうも様子がおかしいぞ。ということで金融機関に対する不信感が増大する。 5、そうなると投売りしかない。 こうしてシティは1ドルになってしまった。そしてバンカメが後を追っている。 6、こんな状況で車なんて買ってる場合じゃない。2月の販売数がほぼ半減したのが物語っている。3月はさらに厳しいだろう。4月15日に税金の支払い期限が迫っているから、余計に台所事情は厳しい。おそらく多くの人が支払いをせずに、支払い期限の延長申請をすることだろう。 7、そうなると、GMは間違いなく破綻する。 再建しようと思っても前年比50%減の売り上げでは再建不可能は間違いなし。こんな低迷化でもワゴナーは$5M近い報酬を08年に受け取っている。常識のない経営者である(一応、本人は遠慮して07年比で60%減らしたらしい)。GMつぶれて当たり前。これで逆にスッキリするのではないか? 8、まあ、かわいそうなのは、従業員とUAWに加盟して引退して様々な恩恵を受けていた人達だが、これもアメリカの運命と思うしかない。これ以上、血税を垂れ流しされても困るだろう。 9、つぶれそうな金融機関については、政府は方針を変えざるを得ない。 国有化しかないということである。そうしないとここも同じことになる。「いつまで資本注入するんですか?」 胸の整形手術じゃあるまいし、「はい、今回は何CCにしますか?」と呑気に聞いている場合ではない。 突っ込んでも突っ込んでも終わりが見えないから、市場はNOを

荒廃するアメリカ社会

 朝からBreaking Newsが届いたかと思えば、「学校で銃が見つかったので閉鎖」というニュースでした。場所はCherokee Co. Woodstock地区です。 ハイスクールとミドルスクールの合計3校が閉鎖されました。 何を考えているんだね? と言いたいですね。 学校に拳銃を持ち込んで何が面白いのか? すでにミドルスクール以上では警察官が常駐し見回りをしているアメリカの学校の現状を見るとやはり「世紀末」としか思えないのであります。  たまにハイスクールの生徒が交通事故で死亡したというニュースが流れますが、その原因の大半は飲酒運転だそうです。一見、厳しいように見えるアメリカのアルコール規制ですが、偽IDを作り、また様々な手口を使い、タバコやアルコールに走るのです。ドラッグも同じことです。 お金持ちの子供は使用するためにドラッグを買います。 そして貧乏な子供は生活費をかせぐためにドラッグを買い売ります。すべてがそうだとは言いませんが、公立学校はこうして荒廃していくのです。

ダウ株価急降下

 まさに転がり落ちるように下がっているダウです。午前を終えて230ポイントの下落。これが明日の東京でも同じようになるでしょうね。まあ、7000ポイント割れは予測できていましたから、私は何も思いません。 次は6000を割るかどうかの問題です。ただ楽観主義者が多いアメリカ人にとって資産の半分以上が消えるというのはショックを超えると思います。私は今週の顧客向けニューズレターで、日本の株価の話を持ち出し、日経平均が約4万円から転がり落ちたことを考えると、NY市場がそうならない保証は何もないと書いています。今の日経平均はピーク時を100とすれば18%でしかないのです。これをNY市場に当てはめれば3000ドルを割り込んだ数字になるのです。    こうした非常事態下でも私が比較的冷静?にこんなものを書いているのはパズルが1つ解けたからです。別に遊んでいるわけではありません。「少しアメリカの政治が分かってきた」からです。 昨日の大雪で何もできなかった私はまとめ買いした本の中から1994年に書かれた進藤榮一さんの「アメリカ 黄昏の帝国」を読んでいます。岩波新書ですが、なかなか的を得ています。進藤さんは、レーガンーパパブッシュと12年間続いた共和党政権が終わり、クリントン率いる民主党が政権を引き継いだあとにこの本を書いています。 そして15年後の今年読んでいますが、同じことを繰り返しているように思うのです。後々、これに私なりの解説を加えて書きますが、共和党の大企業と金持ち優遇により、減税を行ったが、ミドル以下はその恩恵をあまり受けなかったということです。減税するかわりに社会福祉を縮小、打ち切ったことで貧困層が増大、やがて貧困からホームレスに脱落する国民が増える、医療費が払えない、子供を大学にやれない、とうにかく格差が広がっていったのです。そして財政赤字は増大していった。取るところから取らずに無茶苦茶なことをやったから今のアメリカはこうなってしまったのでは?とも思えます。  こうした実情については、その前に読んだ堤 未果さんの本の内容もほぼ同じです。ということは、共和党政権がやってきたことは金持ちや大企業から献金を受け取り見返りに減税を行い、歳入を減らし財政赤字を作り、不満する国民の目を海外に向けさせ、「悪いのは俺じゃない、フセインだ、アルカイダだ」と言い張り、「テロには真っ向から戦うぞ

映画 Pursuit of Happinessを見て

 ようやく見ることができました。この映画と実話については、以前にブログでも書きました。 かなり省略されていて、物語の中心はブローカー資格を取るまでとなっています。映画は限られて時間の中で作れられますからどうしてもすべてを描くことができませんが、それでも実話を知っている私にとっては感動する映画でした。  世界一の国に多くのホームレスが住んでいます。そしてホームレスの手前の貧困層も数多く住んでいます。 一方、邸宅に住み何台もの高級車を保有しお金を浪費(彼らにすれば浪費ではない)している人が身近にいます。アメリカは世界の縮図です。そして頑張れば経済的に這い上がることができる国だと思います。だから、世界の貧しい国から移民が正規であれ不法であれ押し寄せるのでしょう。ただ、常に高い目標を持って生活しないと這い上がることはできません。 弱肉強食の世界です。本国よりも良い暮らしを求めてやってきて、そこそこの暮らしができますから、そこから這い上がることを忘れる人も多々います。アメリカのぬるま湯に浸かるわけです。とりあえず、家や車が持てるようなごく普通の生活で満足している人が大半です。その上を目指して行かないと進歩はないし、わざわざリスクを侵してアメリカに来た意味がないのではないかと私は解くのですが、そこから先は彼らの自由ですから干渉しません。  今年になって店の従業員が2人交代しました。1人は寿司シェフで、もう1人はキッチンシェフです。前の人はどちらも2年以上勤めてくれたので感謝していますが、新しい人に仕事を教えています。皆アメリカ人ではありませんし、ここで生まれたわけでもないので移民です。私は言うのです「お金儲けに来たんなら、稼げ。仕事をきっちりやって稼げ」とね。1人は入ってまだ2週間なのでミスが多いようです。ただ若いので飲み込みは早いと思いますし、なんとかこなしています。私がいろいろ人を分析して思うことは、成功する人は詰めがあるということです。 そして成功しない人は詰めが甘いのです。それはどれだけ細かく対応できるかではないでしょうか?  例えば、店の前を掃かせる。すると店の前だけ掃く。少し横にあるパティオテーブルの灰皿に目が行かない。それを指摘するとそこまではやる。ただその先にある駐車場にゴミが落ちていても拾わない。これが1つの例です。「あんた1億円ぐらい稼ぎたいだろう、その第一

週末往来

 まずは、2月が無事に終わったことを感謝します。 売り上げは8%UP、この数字は曜日が1日少ないことを考えると「よくできました」と自分で自分を褒めてしまいます。毎月がプレッシャーです。何しろ記録がかかっていますからね。記録というのは毎月売り上げ更新記録のことで、2007年5月から前年割れをしていません。危なかったのは昨年の10月でわずか1%しかUPしませんでしたが、それでもUPはUPです。思えば、スタートの1週間は前年割れでしたが、半ばでイーブン、そして20日過ぎからは、「行けるぞ」と確信を持ちました。3月も頑張らねば! それも雪という悪いスタートになります。月曜日のビジネスはさぞ暇になるでしょう。 ただ火曜日はコンベンションで20人の予約が入っていますから、これで埋めてくれることでしょう。  デルタ航空が日本往復のマイレージ獲得を3万マイル落としました。これまで9万マイルでしたが、今は6万マイルと元に戻りました。 需要と供給の関係でしょうね。こんな不況では飛行機に乗る人も少ない、ましてや戦後最悪の景気後退に突入した日本ですから、国際線でアメリカに来る人も減っていると思います。乗る人がいなければ座席が余る、そうなれば無料の人で埋めるという単純なやり方ですね。たぶん、他社も追随していると思います。  日曜日の新聞でNYタイムズの記事ですが、レンタカーの記事がありました。この業界も不況で古くなったレンタカーを使っているようです。 これまでは2万マイルで交換していましたが、今では3-4万マイルまで使い、たまにトラブルにぶつかることもあるそうです。不況の影響は様々なところに出ているということです。  4月2日にロンドンサミット(実はもうサミットとは呼ばずG20と呼ばれていますが)があります。これが今春の大きな山場となるでしょう。ここでオバマが何を言うのかがキーとなるからです。 今回の景気後退を招いたのはアメリカですが、その収束を図るのはアメリカしかないからです。腐っても鯛は鯛、アメリカは依然として世界一の国なのです。この国の復活なくして日本や世界の復活はありえないのです。それまでの間、市場は低迷するでしょうし、この日を境にさらに落ちるか上昇に向かうかのどちらかでしょう。  いよいよ7000ドルを目前にしたNY株式市場ですが、すでに6年前のITバブル崩壊時の数字を下回っていま