これぞ、アメリカ! 5月20日(月)
Veinte de Mayo, Lunes
アトランタのモアハウスカレッジで19日、卒業式のスピーチに登場した億万長者の投資家ロバート・スミス氏が、卒業生約400人の学生ローンは自分が全額返済すると申し出て、拍手喝采を浴びた。同カレッジは伝統的に黒人学生が通っていますが、ローンの総額は44億円になります。
彼はVista Equity の会長で、あのオプラ・ウィンフリーよりも金持ちで、$5Bの資産を持ち、フォーブスのお金持ちランキングでは355位につけています。アメリカに住む黒人の中ではトップの金持ちです。
元々が賢い、コーネルとコロンビアのアイビーリーグで学び、クラフトとグッドイヤーでケミカルエンジニアとして社会に出ています。
その後、ゴールマンサックスに移り、投資テクを学び、2000年に自分の会社Vista Equity を発足させています。
"Potential is no guarantee of progress,"
"We will only grasp the staggering potential of our time if we create onramps that empower ALL people to participate, regardless of background, country of origin, religious practice, gender, or color of skin."
前日にこのモアハウスに$1.5Mの寄付を行い、16年にはコーネルに$50Mの寄付も行っています。彼はまたバフェットやゲイツ夫妻が主謀する超金持ちが資産の半分を寄付をするという書面にもサインしています。社会還元、良いことです。
週末は面白い2日でした。土曜日は朝の9時からバックヘッドにある教会で、アトランタでおそらく一番の金持ちプライベートスクール、Pace Academyの卒業式に出ました、それは宗教色の強いものでした。金持ちの友だちの息子がここを出てGATechに進みます。これは彼の順番が終わってすぐに退散しました。
日曜日は6時過ぎに起きて、温浴して、ゴルフに出かけ、ハーフだけ回って、11時45分に帰宅、シャワーして今度はミッドタウンのアトランタシンフォニーに出かけました。今度は違う子の卒業式です。これはPaideia Schoolという学校で、かなりユニークです、息子が日本語を勉強していて、お母さんもお父さんも知っている。それで出席しました、ここはスタートがロックのコンサートみたいでした。
この家族には3人の子供がいますが、皆同じPaideiaを出ています。長男はスタンフォード、長女はボストンのスミス、次男も同じくスタンフォードに進みます。
長男はすでに卒業していて、テキサスでコンサルティングの会社で働いていますが、2年しか働いていないのに、半年の自己啓発のための有給休暇を取っています。
日本で入社後2年で半年の有給を出す会社はないでしょう。それがアメリカの余裕? というか発想の次元が違うような。
お父さんはコカ・コーラの重役からデルタに入り、たぶん重役をしているはずです。プレゼントに世界どこでもいけるように航空券を2枚手配してくれると言ってくれました。なんともありがたい話ですね。1日かけて出席して得した気分です。
お母さんに質問したわけです、どうしてPaideiaを選んだのか? それは子供の自主性を尊重し、小学校の最初だけは勉強しろと言うが、あとは言わないのです。子供がしたいことをさせる。そしてそれが結果として身を結ぶというか、個性のある人間として育つこと。親の教育熱心さもあるが、子供はちゃんと自分の主張ができて、超エリートの良い学校に入っている。ここから先は彼らの選択ですよ。息子は日本で英語を在学中に教えたいと言っていました。
以前にスタンフォードに通っていた中華系の女の子を店で採用したことがありました。これは実にラッキーな経験をさせてもらいました。親御さんがサンフランの近くでレストランをやっていたので、バイトしてくれたのですが、わずか半年くらいでしたけど、「賢い子は違う」と思ったものです。頭の回転が速いから、どんどん言葉が機関銃のように出てくる。バイトなら時間通りに来て時間通りに帰るものですが、彼女は時間前に必ず来て、その時間を待たずして働き始めていました。一回も遅刻したことがない。今はおそらく韓国系の男性、医者になっていますが、彼と結婚しているはずです。
レストランをやっていて、自分は大したことありませんが、こうして超のつく頭の良い人と出会うことが素晴らしい、そして卒業式とかに呼んでもらえる、それで24年もアメリカにいて、経験のできないことに出会うことが素晴らしいわけです。人間やっていて、良かったなあと思う。
日本って、何さ?です。軍隊的に規律のある一環教育、それは上等兵を作るのには適しているでしょうが、将校や司令官を作るのに適していない。出る芽は摘まれ、出る杭も叩かれ、はみ出してはいけない、答えは1つしか与えられない。それでは個性とか作られるわけがないと思いませんか? 勉強はさせられるもの、自らするものではない、自分のために何を学ぶのか、それを自分で選び、自らの意思で学んでいくから身に付くのでは?
「良い学校に入ろう、それは良い会社に入るためで、良い会社とは一部上場の潰れない会社で、それも給料が高いこと、有給が多いこと、ブラックでないこと」
それが日本の会社を選ぶ基本ではないですか? 夢とか希望ではありませんよ、まずは学生時代の学力がすべてを決める。国立大ならOK,次が東京六大学の私立、それも慶応と早稲田が抜きんでている。
それである程度のエスカレーターには乗れるのだから不思議です。この悪式習慣を打ち破り、新卒採用をなくし、定期昇給もなくし、終身雇用もなくす。この国際化を断行しないことには、日本の国際化はないのです。ガラパゴスが、どこまで通用するか?
おかしいね、東洋の小さな島には、摩訶不思議な人間がたくさん住んでいる。学生の時は皆同じ黒や紺の服を来て隊を成して登下校している。会社に入るときは紺やこれまたグレーといったスーツを身にまとい、同じ時間に会社に通っている。残業はして当たり前、ブラックと言われると困るから、上司が帰れ帰れと急かすから、パソコンもって会社を追い出される、でも仕事は家でまた続行する。
有給は棚に描いた牡丹餅と同じ、消化はできないから、国が祝祭日を増やしてくれることが唯一の救い、ここに先進国の中で最も祝祭日の多い、しかし有給消化率は世界最低並みの摩訶不思議な国が存在するのです。
個性あっての人間なのですけどね。私はそれがいやで日本を95年に飛び出して、アメリカに24年。個性を発揮できて嬉しい!
アトランタのモアハウスカレッジで19日、卒業式のスピーチに登場した億万長者の投資家ロバート・スミス氏が、卒業生約400人の学生ローンは自分が全額返済すると申し出て、拍手喝采を浴びた。同カレッジは伝統的に黒人学生が通っていますが、ローンの総額は44億円になります。
彼はVista Equity の会長で、あのオプラ・ウィンフリーよりも金持ちで、$5Bの資産を持ち、フォーブスのお金持ちランキングでは355位につけています。アメリカに住む黒人の中ではトップの金持ちです。
元々が賢い、コーネルとコロンビアのアイビーリーグで学び、クラフトとグッドイヤーでケミカルエンジニアとして社会に出ています。
その後、ゴールマンサックスに移り、投資テクを学び、2000年に自分の会社Vista Equity を発足させています。
"Potential is no guarantee of progress,"
"We will only grasp the staggering potential of our time if we create onramps that empower ALL people to participate, regardless of background, country of origin, religious practice, gender, or color of skin."
前日にこのモアハウスに$1.5Mの寄付を行い、16年にはコーネルに$50Mの寄付も行っています。彼はまたバフェットやゲイツ夫妻が主謀する超金持ちが資産の半分を寄付をするという書面にもサインしています。社会還元、良いことです。
週末は面白い2日でした。土曜日は朝の9時からバックヘッドにある教会で、アトランタでおそらく一番の金持ちプライベートスクール、Pace Academyの卒業式に出ました、それは宗教色の強いものでした。金持ちの友だちの息子がここを出てGATechに進みます。これは彼の順番が終わってすぐに退散しました。
日曜日は6時過ぎに起きて、温浴して、ゴルフに出かけ、ハーフだけ回って、11時45分に帰宅、シャワーして今度はミッドタウンのアトランタシンフォニーに出かけました。今度は違う子の卒業式です。これはPaideia Schoolという学校で、かなりユニークです、息子が日本語を勉強していて、お母さんもお父さんも知っている。それで出席しました、ここはスタートがロックのコンサートみたいでした。
この家族には3人の子供がいますが、皆同じPaideiaを出ています。長男はスタンフォード、長女はボストンのスミス、次男も同じくスタンフォードに進みます。
長男はすでに卒業していて、テキサスでコンサルティングの会社で働いていますが、2年しか働いていないのに、半年の自己啓発のための有給休暇を取っています。
日本で入社後2年で半年の有給を出す会社はないでしょう。それがアメリカの余裕? というか発想の次元が違うような。
お父さんはコカ・コーラの重役からデルタに入り、たぶん重役をしているはずです。プレゼントに世界どこでもいけるように航空券を2枚手配してくれると言ってくれました。なんともありがたい話ですね。1日かけて出席して得した気分です。
お母さんに質問したわけです、どうしてPaideiaを選んだのか? それは子供の自主性を尊重し、小学校の最初だけは勉強しろと言うが、あとは言わないのです。子供がしたいことをさせる。そしてそれが結果として身を結ぶというか、個性のある人間として育つこと。親の教育熱心さもあるが、子供はちゃんと自分の主張ができて、超エリートの良い学校に入っている。ここから先は彼らの選択ですよ。息子は日本で英語を在学中に教えたいと言っていました。
以前にスタンフォードに通っていた中華系の女の子を店で採用したことがありました。これは実にラッキーな経験をさせてもらいました。親御さんがサンフランの近くでレストランをやっていたので、バイトしてくれたのですが、わずか半年くらいでしたけど、「賢い子は違う」と思ったものです。頭の回転が速いから、どんどん言葉が機関銃のように出てくる。バイトなら時間通りに来て時間通りに帰るものですが、彼女は時間前に必ず来て、その時間を待たずして働き始めていました。一回も遅刻したことがない。今はおそらく韓国系の男性、医者になっていますが、彼と結婚しているはずです。
レストランをやっていて、自分は大したことありませんが、こうして超のつく頭の良い人と出会うことが素晴らしい、そして卒業式とかに呼んでもらえる、それで24年もアメリカにいて、経験のできないことに出会うことが素晴らしいわけです。人間やっていて、良かったなあと思う。
日本って、何さ?です。軍隊的に規律のある一環教育、それは上等兵を作るのには適しているでしょうが、将校や司令官を作るのに適していない。出る芽は摘まれ、出る杭も叩かれ、はみ出してはいけない、答えは1つしか与えられない。それでは個性とか作られるわけがないと思いませんか? 勉強はさせられるもの、自らするものではない、自分のために何を学ぶのか、それを自分で選び、自らの意思で学んでいくから身に付くのでは?
「良い学校に入ろう、それは良い会社に入るためで、良い会社とは一部上場の潰れない会社で、それも給料が高いこと、有給が多いこと、ブラックでないこと」
それが日本の会社を選ぶ基本ではないですか? 夢とか希望ではありませんよ、まずは学生時代の学力がすべてを決める。国立大ならOK,次が東京六大学の私立、それも慶応と早稲田が抜きんでている。
それである程度のエスカレーターには乗れるのだから不思議です。この悪式習慣を打ち破り、新卒採用をなくし、定期昇給もなくし、終身雇用もなくす。この国際化を断行しないことには、日本の国際化はないのです。ガラパゴスが、どこまで通用するか?
おかしいね、東洋の小さな島には、摩訶不思議な人間がたくさん住んでいる。学生の時は皆同じ黒や紺の服を来て隊を成して登下校している。会社に入るときは紺やこれまたグレーといったスーツを身にまとい、同じ時間に会社に通っている。残業はして当たり前、ブラックと言われると困るから、上司が帰れ帰れと急かすから、パソコンもって会社を追い出される、でも仕事は家でまた続行する。
有給は棚に描いた牡丹餅と同じ、消化はできないから、国が祝祭日を増やしてくれることが唯一の救い、ここに先進国の中で最も祝祭日の多い、しかし有給消化率は世界最低並みの摩訶不思議な国が存在するのです。
個性あっての人間なのですけどね。私はそれがいやで日本を95年に飛び出して、アメリカに24年。個性を発揮できて嬉しい!
オクラホマのあたりで、北の低気圧と南の高気圧がぶつかっています。南はかなり強く、それがアトランタに熱波をもたらしています。明日から連日の90度、終末は95度、メモリアルデーは97度の予報になっています。5月に真夏以上の暑さ、まさに温暖化。
昨日、アマゾンでエコ・フレンドリーの持ち帰り容器を大量に買いました。スタイロフォーム(発砲スチロール)の容器を全廃します。そのコストは高いですよ、しかし、それはお客さんにも負担してもらいます。1つ30セント近いので、1つなら50セント、2つ以上は1ドルを負担してもらいます。その多くは紙でできていたり、さとうきびのファイバーでできているので、自然に還るというものです。
あとはストローですよね、これも何とかしないといけないし、味噌汁のカップも何とかしたい。環境保護、温暖化対策に待ったなしです、明日があるならね!
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