こんな情報知っていましたか? 放射能汚染そして 福島の後遺症
もはや福島第一問題は「対岸の出来事」ではないということです。遠く離れた米国やカナダの太平洋岸にも影響が出ています。
カリフォルニア州南部に生息するアシカに異変が起きています。今年6月に生まれた子供の45%が死亡しています。
シアトルにある米商務省の海洋大気局(NOAA)海上漁業局の海洋学者によれば、「死亡率の高い年でも30%」と地元メディアに語っている。放射性物質と何らかの関連性が疑われています。
アーカンソー州に本部がある「核エネルギー追跡センター」はその他の異変をまとめて報告しています。カナダのブリティッシュコロンビア州の紅ザケの収穫量が過去50年で最低でした。
例えば、スキーナ川流域には毎年約240万匹が遡上しますが、今年は45万3000匹にまで落ち込み、そのため商業ベースとリクリエーショナルの両方で禁漁になりました。
魚類に確認される変異は紅ザケだけでなく、カナダから米西海岸で水揚げされた多くの魚のエラと目に出血が見られています。
バンクーバー湾で数千という単位のヒトデが死んでいます。バンクーバー水族館の調査では、放射性物質との関連は特定できていないがその可能性がないことはないとしています。
オハイオ州のテレビ局では今年9月、環境保護団体の職員の「太平洋の魚介類を食べる時代は終わった」という言葉を、そのままニュースのタイトルにして伝えています。
NOAAに属す太平洋海洋環境研究所と、ドイツのキール海洋研究所(GEOMAR)の科学者たちは、今後、西海岸の放射能レベルが日本周辺の海域よりも10倍以上も高いことになりかねないと警告、放射性物質粒子トレーサーを使った海流の流れを計算すると、日本から米西海岸に到達するのは3.9年という数字が出ており、今後、西海岸周辺の放射能レベルが上昇する可能性が十分にあるそうです。
今年9月下旬、メディアが報道したのは、西海岸から約2700キロの海域にテキサス州とほぼ同じ面積の瓦礫の集積が浮遊し、西海岸に移動中という内容でした。津波により、推定500万トンと言われる瓦礫が太平洋に流れ出し、そのうちの約350万トンは海中に沈下、150万トン超は太平洋の波間に浮遊し、アラスカ州からカナダ西海岸、さらにカリフォルニア州南部に達しています。それは2年半以上経ったいまでも漂っています。
日本では、奇形の花が咲いたとか、福島周辺でのそういった報道があまりありませんが、伏せるのが好きな日本の特徴ではないかと思います。1つ不幸中で幸いなことは風は基本的に西から東に吹いているため、太平洋岸の福島の放射能汚染された風は太平洋につねに流れているということではないでしょうか。
それにしても、こういう情報を読むと、食の安全性を疑います。国や機関の検査を通っても、安全とはいえないということでは?
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