NJ州のAD氏へ 続編
気も使い、お金も使っていただきありがとうございます。貴殿の指示を忠実に守り、バスルームに飾ることにしました。ちょうどリノベーションを終え、ゴールドの段違いラインの前に、「まさにこの場所が最適」のごとくまるで打ち合わせをしたように座っています。
さて、ゴルフの話ですが、私は貴殿のように理論派ではないため、なかなか技術面での議論ができかねませんが、率直に言えば上げたものをその軌道通りに下ろすという、単純明快な作業であろうと思います。
ただ、そこがいかんせん素人でありますから、ぶれる。早打ちに走るなど、様々な要因がバームクーヘンのように幾重にも重なり合うことから、スイングに乱れが生じ、ボールを芯で捉えることができない、したがって天ぷらになる、チョロになる、フックする、スライスするという結果を生むのでありましょう。
私のケースでいえば、スライス。なぜかスライス、どうしてスライス?と言われても、人はたまに「それがあんたの持ち球だよ」とも言うわけですね。
それで、久しぶりにレッスンでも受けようと考えていたのですが、前から見ていたメディカスのCMが気になり、「レッスン受けて500ドル払うのが良いか、メディカスに180ドル投資するのが良いか」という運命の分かれ道があったわけですが、私はメディカスを選択したわけです。
そのヒンジするシャフトは実に明快で、正しいスイング軌道を逸れると曲がる。早く上げようとすると曲がるわけです。そして自分のスイング軌道が「実は低かったんだ」ということを悟ったわけですね。
さらには、石川遼のライバルと言われ、巨人の星でいえば、飛馬と花形満の関係になると思いますが、あの東北福祉大学の松山英樹のスイングをユーチューブで見て、「ゆっくりスイング」をしているわけです。あの宮里藍も最近は大したことないですが、「ゆっくりスイング」なのです。
ブラさないためには、ゆっくりスイングしかないという結論、そしてメディカスで学んだ正しい軌道、この2つが幾分小さいものの、ミニバームクーヘンになって、私のボールはそれ以来、「真っ直ぐにしか飛ばない」ということになっていましったのです。
そして現在はそれを少し変化させ、英語で言うところの現在進行形ですが、下半身の安定を目差し、ダンベルスクワットを毎日欠かさずに行っています。
まあ、ダンベルスクワットは森光子さんに教わったわけですがね、NJ州と格段にデブ人口比率の高いGA州で17年も過ごしていますと、私もデブの仲間入りをする可能性があり、運動をせんといかん?という状況下にあったわけです。
そこで、1)足腰を鍛えて老後を健康に過ごす、2)ゴルフのスイングのための下半身安定にも良い、というこの1つの石で2つの鳥を落とすことができるダンベルスクワットにたどり着いたということでしょうか?
ゴルフはライフワークだと思います。60歳を過ぎても70歳を過ぎてもできる数少ないスポーツです。30年後ぐらいにハワイのどこかで「なつかしのパッションツアー2042年」なんて、あったら面白いではありませんか? もちろん、私のハワイの邸宅に泊まっていただき、ポール・ホッブスのカベルネを飲みながら打ち上げを行うことはすでに予定に入っていますけどね。
本当に理論派ではないため、大したことが言えなくてすみません。まあ、今年は「最後の独身男」がゴールインするようですし、その結婚祝賀コンペの招待状が届くことと思いますが、それを快く受諾し、こじつけの出張にゴルフバッグを担いでアトランタ・ハーツフィールド空港から降り立ってこられることでしょう。久々の「中国山脈 表と裏の対抗戦」になりそうですな。良いお年を!
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