持ちつ持たれつの関係 12月15日(水)
Quince de Decembre (Miercoles)
昨日はインターコンチネンタルホテルグループの幹部の会食でした。11人で1千ドルを使ってくれましたが、これには訳があり、うちの店でIHGロールというのがあるからです。数か月目にCEOのジェイソンが「IHGロールできないか?」というのでいろいろ考えていまして、完成してメニューに掲載したのが、1カ月前のこと。サーモンの巻物なのでそこそこ売れています。IHGーIntercontinantal Hotel Groupの頭文字です。北米の本社はペリメタにあります。I-285からIHGの文字が見えると思いますが。まあこうして店で宣伝しているので、そのお礼ではなかったかと思うわけです。幹部の士気も上がるというものです。
今日、決断です。FRBの会合があり、利上げを前倒しで決めることでしょう。しかしマーケットはそれを織り込んでいると思いますけど。
仮想通貨はやや戻していますが、鈍い。ビットコインは48265ドルで5万ドル以下、イーサリアムも3871ドルで4千ドル以下です。為替は113.81円、ゴールド1770ドル、原油69.80ドルです。オミクロン株が70か国以上で確認が取れていない国にも拡散しているのが懸念ですが、ワクチンを接種していればまあ大丈夫です。10年物国債の金利は1.45%に上がっています。昨日下げたNY株式市場ですが、アジアは日経が微増であとは下げ、欧州は現在FT以外が微上げです。NYのプリマーケットもほとんど動いていません。私は月曜日に打った資金を再投入し、今日は19銘柄の下支えをする計画です。さてどうなるか?全額を再投資したわけではなく、まだ手元に少し資金を置いています。すべて指値にしてみました。
今夕の日本のニュースでミシガンのドーナツ店が人手不足で苦労していると報道がありました。大手企業のように賃上げできないから人が集まらないと。この店、時給を10ドルから12ドルにしたそうです。それで半分は採用できた。しかし近くのマクドの時給は15ドル。アマゾンとかで働けば18ドルからだそうです。経営者も意識改革が必要です。うちは今年は10%の賃上げを行いました。来年の1月からはこれに5%をさらに加えていくでしょう。インフレに合わせて賃上げも大事、店の業績は良いので、問題ありません。「粉は儲かる」と言う言葉があります。粉ーうどん、ピザ、パスタ、蕎麦、ドーナツなどです。それだけ原価が安いのです。あとは味付けです。それゆえ、このドーナツ店の経営者は工夫がない、もっと頭使わないといけないでしょう。
昨日あるワインの卸がランチに来ていて、私が「どうだい、今年は?」と訊けば、「50%UP」と返事が返ってきました。ワインやアルコールの卸はホクホクですよ。コロナ需要の恩恵を受けています。ただ海外の仕入れ先が厳しい、輸送や天候などに左右されるワインです。NZのソービニヨンブランは来年、不足すると言われていますが、オーストラリアが代行になりそうです。しかしオーストラリアのワインはあまり好きではないのですね。ちなみにうちは今年が30%UPで終えられそうです。昨年が一昨年比で31%UPでした。その前2年は売り上げをわずかですが、落としていますからね。石の上にも3年ではなく5年です。ゆっくりお客さんを掴んでいった結果がここにあると思っています。
しかしまだ伸びるのか? 伸びるでしょうね。伸びる余地はまだあります。まあ、数字というのはあくまでも結果でしかありませんが、上がったものを維持するのがこれまた大変なことだと自覚しています。昨年よりも良い、しかしそれを維持していかないと「落ちる恐怖」に襲われるわけです。今までのようなことをやっていたのでは大して伸びない。何か新しいことに挑戦していかないといけないわけです。そして「忙しい」を理由にメンテを怠ってはいけない。昨日、しばらくできなかったアイスマシーンの掃除をようやくすることができました。私はそれを月一と決めていて、それは私の仕事にしています。アイスマシ-ン、中が汚くなりますよ。水気があるのでコケが付き、汚れが付着していきます。それを掃除するわけです。保健所の人も必ず検査では確認する項目です。
ケンタッキーで水を配給していますが、多くの家屋が破壊され、彼らはどこに住むのか?寒いですよ、これから。仮設住宅を作るしかないでしょう。温暖化の影響で、北極海の船の航行がかなり増えていて今年は58%増だそうです。北極圏の温暖化は普通の地域よりも2倍の速さで進んでいるそうです。それで航行量も増えるのですが、同時にごみの数も増えているそうです。NOAAの調べでは一番多かったゴミはロシア語で書かれたものだったそうです。節操のない国ですね、1位が中国、2位がロシアではないかと。最後には自分で自分の首を絞めることになるのです、プーチン、おい聞いとけよ、ここ大事やで。
化石燃料は二酸化炭素の排出があるから自然のもの、太陽光発電、風力発電が良いと、単純に考えてしまうのですが、太陽光発電に使われるソーラーパネルはリサイクルができないそうです。その耐用年数は30年です。日本では2040年に80万トンのソーラーパネルごみが出るのです。これ、どう処理するか、地中に埋めるしか現在は方法がないそうです。セレン、鉛、カドミウムなどの有毒物質が含まれているそうです。EVのバッテリーも同じなのです。廃棄するしかない、EVで環境に優しい!は表向きだけでどんどんごみを生み出しているのです。こんな例え? ちくわにちくわのサイズよりも長いキュウリを差し込む、綺麗に中に収めたいが、右から押せば左から出てくる、その逆も同じなのです。間違いだらけの環境EV対策??? 中国はEV先進国ですが、2020年に20万トンのバッテリーが廃棄され、その半分が不法投棄で当局は頭を抱えているそうです。EVのバッテリーにはコバルト、ニッケル、マンガンなどの重金属が含まれているのです。
昨日は暖かく70度まで上がっていましたが、夜はそこそこ冷えました。さて明日から気温は上がりますが、曇りです。12月の70度はおかしい。まあ狂った地球の姿がここにあると認識すべきです。
何ができるのか? 私はいくら人類が英知を集めてもこの温暖化は止まらないと思いますね。なすがままになるしかないでしょう。気温上昇を抑える? 先進国だけがやっても意味はない。壊れかけたものは戻りませんよ。じわじわ壊れていくのか、突然加速するのか、それさえも分かりません。先週のケンタッキーの30以上の竜巻同時発生など、「これまでに見たことない」ような災害と常に向き合うことになります。カリフォルニアの大雨もそうです。ハワイの大雨もそうです。日本の台風の巨大化もそうです。我々が人生を楽しんだ結果ではないかと。ゲームを楽しんだらお金払いますよね。それと同じです。たまったツケは払わないといけないわけです。若い人には気の毒かと思いますよ、これからの人生があまり明るくないのは。日本沈没の最終話ではないが、シベリアの凍土が解けて、未知のウィルスが出てきて人は新しい病気に感染する、あり得ることです。それは今回のオミクロンのように瞬く間に世界中に広がる。不気味な世界が始まるのです。
そうなると、今を楽しむことがいかに大事か、それを悟る時期なのではないかと思いますね。「明日は我が身」。ケンタッキーで200人が死んだ、それを予知できた人は誰もいなかったはずです。だから明日は我が身の覚悟で、毎日の24時間をエンジョイするしかない。その積み重ねと延長が楽しい人生になるのではないかと。まあ私のような仕事人間は店に行ってお客さんと話をするのが楽しいわけです。朝はキッチンの連中に美味しいコーヒーを入れてやり、それを味わうことから始まるのですが、そんな小さな幸せの積み重ねが良い人生になるのではないですかね。24時間あっても8時間は寝ているわけです。残りは16時間です。普通ならその半分の8時間仕事して残りの8時間を自由な時間とするのですが、私の場合は12時間仕事しているので、4時間しか自由な時間はありません。その中でブログ書いて、YouTube見て、まあそれで毎日が終わっているのです。クリスマスまであと10日です。年末まであと16日です。こうして2021は終わる、過去最高の売り上げと年収を手土産にして。その前のひと踏ん張りですよ。
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