今日の出来事から 2月20日(木)
昨日は行列ができる盛況で、無事に開店12周年記念行事を終えることができました。最後は日本からのマドンナが来店していたので雑談、さらには飲み友達もその後にいたので、12時過ぎまで雑談していました。
売り上げが伸びていない店、不振な店、いろいろあるかと思いますが、たまにお客さんを刺激することは大事です。
「つつく」ということですかね。私の店は1年に2回、こうしたことをやります。2月の開店記念日と11月の寿司の日です。
別に売り上げ困っているわけではありませんが、お客さんへの感謝日として、またお祭りとしてこんな火が1年に1-2回あっても良いわけです。
ビールを12セントで売る店があっても良いではないですか? それが話題になるわけです。アメリカでのビジネス、目立って何ぼの世界です。注目されないといけない、そう思いますけどね。
週間新規失業保険申請件数が33万件と出ていましたが、35万件を割り、1回確か30万件まで行ったのに、またこのレンジで収まっています。
ということは仕事の環境があまり良くない、失業率という数字は改善されているものの、実態は弱いんだということを認識させられます。
この前、面白い記事を読みまして、以下に要約しました。
昨年12月のユーロ圏の失業率は12%と、過去最高を記録し推移している。国別ではギリシャ27.8%、スペイン25.8%と、緊縮財政プログラムの対象となっている国で最も高い。1年間の上昇率が最も高い国は、キプロス(17.5%)、ギリシャ(27.8%)、オランダ(7.0%)、イタリア(12.7%)である。
しかしこれらの数値は失業者数を大幅に過小評価したもので、ユーロスタットの失業率は、前の4週間に積極的に仕事を求めていて、次の2週間以内に就業を開始することが可能である人だけがカウントされており、昨年第3四半期の失業者数を1900万人としている。ユーロスタットの数字に加えて職探しをあきらめたり仕事にすぐに就業できない人も含めた失業者数を、3120万人と算定している。
ユーロ圏第3位の経済国イタリアのケースで推定すれば、420万の失業者が公式の失業統計に含まれていないので、この数字を加えると、イタリアの失業率は24%以上と、ほぼ倍増する。
ワーキングプアという言葉が聞かれるが、東欧、南欧の失業率の数字は壊滅的、「仕事をしていても給料で生活できない」人が東欧、南欧のみならず、現在は英国やドイツなどの西欧中核国でも、失業していなくとも「貧困線」以下に陥る人が増えている。つまり、失業率が「低い」国でも、人々の生活は壊滅的な状況にある。
貧困層の増大の原因は、福祉政策の改悪と低賃金労働者の増加、さらに消費財の価格上昇である。2002年から2012年の間に、消費者物価指数は29%上昇。最大の価格上昇は、光熱費や輸送費、家賃。この10年間で、電気、ガス、その他の光熱コストは140%、水道料金は69%上昇した。
優等生のドイツでさえ同じ傾向にあり、かつてドイツは東と西に二分割されたが、今では貧富によって二分割されている。
2011年に、ドイツ経済は実質ベースで3.9%成長し、失業が低下したが、貧困率は14.5%から15.1%に上昇。経済成長が実質ベースでわずか0.9%の伸びにとどまり、失業率が一定であった2012年に、貧困率はさらに0.1%上昇している。
国が富むのに従い、国内の貧困者が増える、という構造になっている。経済が良くなれば、単純に会社の株が上がり、株価ブームの利益が一部の富裕層や金融機関などのビジネスエリートに入っている間、新規に創出された雇用は低賃金労働であり、経済の好況に伴って搾取と貧困が増加しているということ。
これは低賃金の不安定雇用の増加を示唆し、労働市場政策における統計的な成功は、労働市場のアメリカ化、『ワーキングプア』の現象を犠牲にして実現されている。
すなわち、資本主義の末裔は金持ちと貧乏人という二極分化になるということです。10対90ですか? 20対80ですか?
我々も、この先をまだ経験していないのですが、国として見た場合には、一度栄えた国がやがて衰退する、そして崩壊する。その図式があるように思います。かつて栄えたギリシアやイタリアの現在を見れば分かります。
アメリカはまだ未開の地であり、外から人が入ってきていますから、成熟するにはまだ時間があります。
日本はアメリカ資本主義を取り入れてきた結果、同じような二極分化に向かって進んでいます。20年に五輪があろうが、そこで儲けられるのは大手資本がある会社だけのように思いますね。そこから先は見えません。
やがて不満分子は、暴動を起こし、革命となり国の体制が変わるのでしょうか?それを繰り返してきたのが18世紀以降の欧州ではなかったですかね?
あの時も確か、地主と小作人の関係、王族と庶民の関係があり、革命が起きるなどして、世の中が変わっていったのですが、今と昔とはやや違うようにも思います。
こういう問題、難しいですね。自分で書いていても分からなくなってきます。
売り上げが伸びていない店、不振な店、いろいろあるかと思いますが、たまにお客さんを刺激することは大事です。
「つつく」ということですかね。私の店は1年に2回、こうしたことをやります。2月の開店記念日と11月の寿司の日です。
別に売り上げ困っているわけではありませんが、お客さんへの感謝日として、またお祭りとしてこんな火が1年に1-2回あっても良いわけです。
ビールを12セントで売る店があっても良いではないですか? それが話題になるわけです。アメリカでのビジネス、目立って何ぼの世界です。注目されないといけない、そう思いますけどね。
週間新規失業保険申請件数が33万件と出ていましたが、35万件を割り、1回確か30万件まで行ったのに、またこのレンジで収まっています。
ということは仕事の環境があまり良くない、失業率という数字は改善されているものの、実態は弱いんだということを認識させられます。
この前、面白い記事を読みまして、以下に要約しました。
昨年12月のユーロ圏の失業率は12%と、過去最高を記録し推移している。国別ではギリシャ27.8%、スペイン25.8%と、緊縮財政プログラムの対象となっている国で最も高い。1年間の上昇率が最も高い国は、キプロス(17.5%)、ギリシャ(27.8%)、オランダ(7.0%)、イタリア(12.7%)である。
しかしこれらの数値は失業者数を大幅に過小評価したもので、ユーロスタットの失業率は、前の4週間に積極的に仕事を求めていて、次の2週間以内に就業を開始することが可能である人だけがカウントされており、昨年第3四半期の失業者数を1900万人としている。ユーロスタットの数字に加えて職探しをあきらめたり仕事にすぐに就業できない人も含めた失業者数を、3120万人と算定している。
ユーロ圏第3位の経済国イタリアのケースで推定すれば、420万の失業者が公式の失業統計に含まれていないので、この数字を加えると、イタリアの失業率は24%以上と、ほぼ倍増する。
ワーキングプアという言葉が聞かれるが、東欧、南欧の失業率の数字は壊滅的、「仕事をしていても給料で生活できない」人が東欧、南欧のみならず、現在は英国やドイツなどの西欧中核国でも、失業していなくとも「貧困線」以下に陥る人が増えている。つまり、失業率が「低い」国でも、人々の生活は壊滅的な状況にある。
貧困層の増大の原因は、福祉政策の改悪と低賃金労働者の増加、さらに消費財の価格上昇である。2002年から2012年の間に、消費者物価指数は29%上昇。最大の価格上昇は、光熱費や輸送費、家賃。この10年間で、電気、ガス、その他の光熱コストは140%、水道料金は69%上昇した。
優等生のドイツでさえ同じ傾向にあり、かつてドイツは東と西に二分割されたが、今では貧富によって二分割されている。
2011年に、ドイツ経済は実質ベースで3.9%成長し、失業が低下したが、貧困率は14.5%から15.1%に上昇。経済成長が実質ベースでわずか0.9%の伸びにとどまり、失業率が一定であった2012年に、貧困率はさらに0.1%上昇している。
国が富むのに従い、国内の貧困者が増える、という構造になっている。経済が良くなれば、単純に会社の株が上がり、株価ブームの利益が一部の富裕層や金融機関などのビジネスエリートに入っている間、新規に創出された雇用は低賃金労働であり、経済の好況に伴って搾取と貧困が増加しているということ。
これは低賃金の不安定雇用の増加を示唆し、労働市場政策における統計的な成功は、労働市場のアメリカ化、『ワーキングプア』の現象を犠牲にして実現されている。
すなわち、資本主義の末裔は金持ちと貧乏人という二極分化になるということです。10対90ですか? 20対80ですか?
我々も、この先をまだ経験していないのですが、国として見た場合には、一度栄えた国がやがて衰退する、そして崩壊する。その図式があるように思います。かつて栄えたギリシアやイタリアの現在を見れば分かります。
アメリカはまだ未開の地であり、外から人が入ってきていますから、成熟するにはまだ時間があります。
日本はアメリカ資本主義を取り入れてきた結果、同じような二極分化に向かって進んでいます。20年に五輪があろうが、そこで儲けられるのは大手資本がある会社だけのように思いますね。そこから先は見えません。
やがて不満分子は、暴動を起こし、革命となり国の体制が変わるのでしょうか?それを繰り返してきたのが18世紀以降の欧州ではなかったですかね?
あの時も確か、地主と小作人の関係、王族と庶民の関係があり、革命が起きるなどして、世の中が変わっていったのですが、今と昔とはやや違うようにも思います。
こういう問題、難しいですね。自分で書いていても分からなくなってきます。
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