春子鯛が出始めたらもうすぐ春です!
魚を扱うと季節を感じるものです。
春子鯛(かすごだい)です。
鯛の赤ちゃんです。体長は10センチ程度です。
鯛の旬は一般的に3月から4月ごろと言われていますが、
この時期鯛は水温の上昇にともない産卵のために接岸してきます。
3月のうちは栄養をたくわえ身もよく肥えておりますが、産卵後は栄養をとられ痩せてしまうため
次第に味の方もおちてきます。
新鮮な身は、先ずは刺身で、そして鯛飯に、塩焼きに煮つけも美味ですね。
春子(かすご)鯛とはまさに春の時期に産まれる本鯛の稚魚で、
薄赤く淡い色合いが桜の花びらのごとく奇麗なことから、さくら鯛とも呼ばれます。大きさは直径10cm程度です。
小さい魚ですので、塩焼きや煮つけには向きません。刺身にしても取れる身が無いので、鱗を引き3枚に卸したら、たて塩して措き、酢でしめます。いわゆる小鯛の酢漬けです。
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