今時の日本 独身が増えている!そしてさらに

 ネットからのまとめです。高齢の独身女性は必読かも? 男性もですかね。

2030年ごろ、日本は生涯独身を貫くおひとり様が激増する時代を迎えるという。結婚したくでもできない、家族を作りたくても作れない「家族難民」とも言える人々。

1)IT会社正社員の42歳女性埼玉県出身。神奈川県で一人暮らし
 2カ月前、数年ぶりに彼氏ができました。趣味のダイビング仲間で遠距離恋愛です。今は「できちゃった婚」を狙っています。彼にも思いを伝えました。約20年勤めている会社を寿退社するのが夢です。
 正直、もう疲れました。システムエンジニアの仕事は長く続けたぶん、やりやすくなったけれど「やりがい」はわきません。楽しくもないことをやるために、毎日満員電車にゆられて会社に行き、不健康そうな人がいっぱいいる中で働き、家に帰ればたった一人。いくら正社員として安定した収入はあっても楽しくない。
 仕事を辞めて彼のもとに行くことは不安だけれど、やっぱり家族を持ちたい。夫婦になってお互いとことん向き合って影響し合う関係になりたい。

2)契約社員の41歳女性東京都で一人暮らし
 いま精神的な支えになるのは、何でも相談できる複数の友達ですけど、最終的に頼りになるのはやはり家族のほかにいない。今は親がそう。家族がいるからこそ、仕事も旅行もいろんな冒険ができる。一番怖いのは、自分のことが自分でできなくなったとき、友達がまわりにいなくなったときです。今から心がけているのは身体のメンテナンスをすることです。筋トレをしたり、定期健診や食べ物に気をつけたりです。

「SNEP(スネップ)」
20~59歳と人生の盛りなのに、仕事なし、友達なし、未婚。寂しく、孤独な毎日を過ごす「SNEP(スネップ)」(孤立無業者)と呼ばれる人々の存在が今、注目。SNEP(Solitary Non-Employed Persons)は、ニート研究の第一人者、東京大学社会科学研究所の玄田有史教授が提唱した概念。玄田教授の調査によれば2011年の時点で、SNEPの人口は約162万人。00年代を通して急増し、現在この数は20~59歳の総人口に対して、約2.5%を占める割合となっている。
 教授の著作『孤立無業(SNEP)』には「特に1997年から98年を境に、中高年の男性の間で、就職活動をあきらめた人たちが大きく増え始めた」と記述されている。
 一度職を失った後、いい年をして就職試験に落ち続ければ、どんなに強い人だって自信をなくします。SNEPと聞いて、怠惰な人の自己責任だと思うのは間違いです。今時、SNEPは誰にでも起こりうる問題なのです。
 SNEPがニートと大きく異なる点について、玄田教授は解説する。
「無業者を分類する際の切り口が異なります。無業者のうち、普段、知人や友人との交流がない人がSNEPに該当します。ニートの研究が若年無業者の貧困問題を浮かび上がらせたのに対して、SNEPは『孤立』が焦点です」
「東日本大震災が起きた際、さかんに『絆』という言葉が語られましたが、その輪の中に加われない人たちの存在が気になりました。孤独死や無縁社会というキーワードが語られるようになったタイミングでもありました。日本社会全体が余裕をなくして孤独に向かっている時代では、孤立と無業の問題は切り離せないと思いました」
 SNEPは、年齢、性別、経済状況に関係なく、「今やどのような人でも無業者になれば孤立しやすくなる『孤立の一般化』は広がっている」ともいう。
 この分析は、無業になれば、人と接する場所や機会が奪われてしまうことを示している。地縁や血縁は薄くなり続ける世の中で、人と人とのつながりが「仕事」によるものばかりだという現実は、あまりに寂しい。
 そして、孤独が深まれば深まるほど、社会復帰はますます難しくなる。孤立と無業の負のスパイラルこそが、SNEPの最大の恐怖。

 近年、男女ともに「結婚難」とも言える状況が続いている。男性全体の結婚難には、「適齢期」に男性より女性が少ないことに加え、経済問題がある。2000年代に非正規雇用という労働形態が一般化、非正社員が全雇用者に占める割合は12年には35.2%に達し、平均年収も下がった。雇用者の平均年収は1997年の467万円をピークに11年には409万円になり、年収200万円未満の人も1千万人を超える。
 年収が200万円未満の場合、自身の生活だけで精一杯で、とても結婚どころではない。女性に興味がなく性欲も少ない「絶食系男子」も、この層にいるとされる。
 アンケートでも概ね年収が低いと結婚への意欲は弱く、高くなるにつれ結婚したいという思いは強くなる傾向がある。「一度もセックスしたことがない」「3年以上ない」のも年収の低い層に多い。
 では、高年収層は生活を考慮せず悠々と結婚できる状況にあるか。高年収層は別の問題を抱えている、と指摘するのは『中学受験は親で勝つ』の著書もある精神科医の和田秀樹さん。
「都会の高年収層は、小学校から塾に通い中学受験をした人たちが多い。その人たちが高学歴を手にし高収入を得ている場合がほとんど。結婚して子どもができた際は自分と同じように塾に通わせ、中学受験をさせようとする。そうであれば収入がいくらあっても生活的には厳しくなる」
 現在の高収入独身層だって極端な無駄遣いをしているわけではなく、好きなものを食べたり欲しいものを買っていたりするだけ。でも、中学受験のための塾に子どもを通わせるには、送り迎えも必要。夫婦ともにフルタイムで働いていては不可能だし、仮に有名私立中に進学したら学費がかかる。
「公教育に期待が持てず投資せざるを得ない今、1千万円の年収は昔の600万円くらいなもの」
 高年収層には不要な圧力がかかっている。
「年収が低くて結婚できないという『理由』は分かりやすい。だから年収が低くて結婚できない場合はかわいそう。ある程度の高年収なのに結婚していない状態は理解されにくい。人格的におかしかったり特殊な事情があったりするのではないかといった邪推さえ生む」。

「草食男子」。
昨年の新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれましたが、「20代から団塊ジュニアの30代後半までの、恋愛や消費に欲がない、恋愛や消費にガツガツしたところを他人に見せたくない、人を傷つけたり傷つけられたりすることが苦手な心優しい男子」のこと。
 男女平等の感覚が強すぎて、デートで割り勘は当たり前、男らしさを追求するという姿勢はみじんもなく、なぜ男がスカートをはいちゃいけないのか、なぜレディースデーがあってメンズデーがないのか、大まじめに疑問に感じたりする男子。
 その子たちが結婚したらどうなるのか。夫婦でもなければ親友でもない。「ただの友達」と呼ぶのがぴったりするほど関係の浅いカップルが多い。それで「ただトモ夫婦」です。
 別寝室は珍しくなく、居間で自分が占有するテリトリーを決めている夫婦や、旦那が転勤したわけでもないのに別居婚や週末婚を続けている夫婦もいる。その理由は、実家が居心地がいいからとか、旦那が趣味のガンプラやミリタリーグッズを捨てられず妻の荷物の置き場所がないとか。夫婦別ポケットで、お互いの給料や貯金がいくらか知らない夫婦の割合も高い。会話は「テキストでする」という夫婦もいる。

「精子ドナー求む」
 一部の女性たちの間で話題になっている「卵子凍結」。妊娠しやすい20代のうちに卵子を凍結しておくことで、不妊のリスクを減らす試み。しかし、卵子を保存しても、今度は精子が見つからないという問題もある。
 卵子を凍結した場合も、一般的に自然妊娠がギリギリ可能な45歳までに出産するのが望ましい。それまでに、結婚相手を探す方が難題。10年の第14 回出生動向基本調査によると、交際している異性がいない未婚女性は、30代前半で53%、30代後半では実に68%に。
 妊娠のパートナーを見つけることはかくも難しい。ある選択をしたのは、都内の45歳の独身女性。2年前、43歳の時にこんな募集告知をネットに掲載した。「精子ドナー求む」
 子どもがほしいと真面目に考えていて、その思いを尊重して真剣に協力してくれる男性を探していること、子どもができた際の金銭的義務は全く生じないことを説明。
 相手の経歴などを自己申告してもらい、病歴、学生時代の専攻科目、現在の仕事に満足しているか、人生を楽しんでいるか、子どもができた場合には自分が父親であることを明かしたいかどうか…。
 40人ほどから連絡があり、文面から真面目に協力を考えてくれる男性がいることもわかった。その中から10人弱に連絡をとって、実際に会い話してみて好感が持てた男性に、セックスして精子を提供してもらうことを承諾。
 女性は自分の基礎体温を測り、排卵日検査薬を使って排卵日を予測し、その前後に男性に依頼して、ホテルなどでセックスをした。ホテル代や交通費など実費はほぼ彼女が払った。結果的に4人の男性と試したが、妊娠には至らなかった。

「アシュレイ・マディソン」
 既婚者向けSNS「アシュレイ・マディソン(Ashley Madison)」が昨年6月、日本でサービスを開始。2002年にカナダでサイトを開設してから11年、世界28カ国で1900万人以上が登録(独身者も登録可能)。
 匿名で自分の体形や「出会いたい」異性の条件を登録し、好みの相手が見つかると有料で連絡をかわすことができる仕組み。実際に会わなくてもインターネット上で恋人のようなやりとりができたり、自分の出張先で「出会い」を簡単に探したりと様々なサービスも揃っている。言わずもがな世間からの風当たりは相当強く、スーパーボウルではCM放映を拒否。だが、「不倫王」と罵られる創設者バイダーマン氏に後ろ暗さはない。
「不倫は結婚生活を救います。私はそのために、このSNSを立ち上げた。不倫は不道徳だと言いながら、結局みんなやってしまう行為。不倫でストレスを発散することで、家庭生活をしっかり守ることができる」
 バイダーマン氏は確信する。彼の言う通りなら、場合によっては夫婦間のセックスレス解消につながるかもしれない。
 このサービスの目的は、女性の性的欲求を解放することだという。「女性向けに提供される性的サービスはほとんどなく、AV視聴者の約2割は女性というデータもある。女性の社会進出が進み、男女がお互いに貞節を守り子どもを育てていくという現状の結婚スタイルではストレスがたまり、結婚生活の破綻につながる。」
 不倫は結婚生活を壊す最大の要因だという批判にバイダーマン氏はら異を唱える。男性は一夜限りの女性を求め、女性は継続的につきあいたいという傾向の違いはあるが、「アシュレイ」に登録する女性はロマンスを求めているだけで、結婚生活を破綻させたいと思っている人はいない、とバイダーマン氏。ネット上でのドライな付き合いである分、職場での不倫などと違って泥沼化もしづらいのではないかと分析。ちなみにアメリカでは、お互いに自由恋愛を認めあう「オープンマリッジ」のほうが離婚率が低いというデータもあるという。

いろいろあるんですね。


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