1月29日(水） ジョージア州非常事態宣言

　いやあ、参りましたね。午後2時に店を出て4時間もかかって帰宅。4時間はマシな方だったみたいです。Buckheadを出るだけで2時間かかりました。最後の1マイル、Chamblee Dunwoody Rd.でまたもや足止め。これはI-285につながっているからです。いつも1分のところを30分以上かかりました。そして緩い坂で前の車に激突しました。ブレーキ踏んでも車が止まらなかったんです。
　まあ、時速1マイルなんで、私の車は平気、相手の車は小さな傷でした。へこみなし。それでも修理すると言い張る相手。
　それで運転免許証とか探したが、かばんに入っていない。電話番号と住所、車の登録証を渡して、家に帰ってから携帯で写真を撮ってすべて送りましたけどね。

　今回の災難？を原因追求すると、私の分析ではこうです。
　まず、積雪になることは分かっていた。しかしながら天気予報は外れることがあり、またジョージアの人は雪に慣れていないから、「来てから対処すればいいじゃん」ぐらいにしか思っていなかったんです。
　私もそうです、ランチは営業していました。それで12時ぐらいから軽い雪が降り始め、それが1時間で真っ白になり、2時に閉めてディナーを諦めで帰宅したんですから。
　その時はすでに道路は学校に’子供を迎えにいった親御さんの車、会社から早期退社する人の車でごった返していました。１０ｍ走るのに10分でした。先の信号が見えているのに車がとにかく動かない。交差点でブロックされていることもありました。だから余計進まないのです。
　まあ、何とか4時間で帰宅してベッドで眠れたのは幸いでした。車中で一夜を明かした人、車を捨てて自宅に徒歩で帰った人など、沢山いました。
　さて本題に戻りますと、今回が3年前と違うのは、気温が異常に低かったということです。12時にはすでにマイナスで1時には28度まで下がっていましたから、雪が路上に落ちてそれが車に踏まれると水になりますが、それがどんどん凍っていくわけです。2時以降は25度でしたから、もう仕方ない状態です。
　アトランタは地形が丘陵地帯ですから、坂道が多く、これがまた危険そのものです。路面凍結で坂道を車で走ることを考えてください。滑って当たり前、だから超徐行運転しかできないんです。車間距離もいつもの10倍ぐらい空けて、万一前の車が上り坂なら滑り落ちてくることを想定しないといけない。下り坂も同じで、前の車に激突しないようにしないといけない。それでも私は滑ってしまいましたけどね。
　ハイウェイは逃げ道がないということを今回は思い知らされました。まあ、私のようにハイウェイでも下道でも運転できる人は幸い。郊外から来ている人はハイウェイしか手段がないですからね、仕方ない。

　まあ、市や州政府の対応の遅れもあります。
　学校から生徒を帰すのがもう少し早ければ、少しは渋滞が緩和できた可能性がありました。まあ、すべてが後手、これが行政ですけどね。天候を甘く見ていたのは事実でしょう。3年前もそうでしたからね。今回も同程度の対処は想定していたはずですが、気温までは読んでいなかったということです。

　今、昨日から子供が熱を出している友人のために、３児の母親、ベテランお母さんにLINEを通してアドバイスを送ってもらっています。子供が病気でも病院に行けないのが、今のジョージアです。病院に行けない場合に高熱を下げる方法を伝授してもらっています。

　ビジネスの再開ですが、すべて道路状況しだいです。路面の凍結、ハイウェイに放置された車などが除去されないと動けないですからね。
　まあ、先ほど、近所を歩いた感じでは幹線はマシですが、一歩入ると氷の世界ですから、車をアイススケートリンクの上で運転するようなものです。
　今後は３日間は晴れで気温も上がりますから日中は解けますが、金曜日の朝までは最低気温が低いため、また凍りつきます。

　これが一番厄介です、完全に氷がなくなるには、日曜日以降に雨が降って洗い流してくれることしかありません。

　まあ日向はＯＫとしましょう。問題は日陰です。一番の注意が必要です。皆さん、お気をつけください。
　私は今のところ、早くて木曜日のディナーは開けたいと思っています。従業員が出勤できるかどうかが一番問題です。